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2007年4月21日 (土)

ハゲタカ

今回紹介するのは久々に書籍です。

JAKE BROWN 著、

「READY TO DIE -THE STORY OB BIGGIE SMALLS-」

TRANSWORLD JAPAN出版) です。

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大体からして、

このテの書籍で、

この程度のカバーで、

中を開いて認められる文字数を見れば、

1ページ読まずとも、

ソレが駄作だってことは

容易に判別がつく。

本作がまさにその典型で、

なら、

何故ここで紹介するのか?ってえと、

“エマージェンシー!エマージェンシー!!

コイツは駄作だから、

皆、気を付けろ!”

っていうメッセージを込めているのです。

 

その文章は、

最初から最後まで生温い、

有体なHIP HOPへの愛情に乗っかる形で書かれたモノで、

ハッキリ言って、

読み進める程に腹が立ってきます。

この筆者はこれまでに、

同様にHIP HOPアーティストを題在に扱った著作を

3作品出しているそうです。

2PAC50 CENTJAY-Z 。。。

BIGGIE について書かれた本作は、

シリーズとしては4作目にあたるということらしいです。

僕は本作以外のシリーズを読んだワケではないのですが、

どう好意的に考えても、

前の3作品まで書いたところで、

自身の作品に対する愛情の熱が冷めてしまい、

本作が惰性で書かれた。。。

と思うのが精々なトコロです。

どう好意的に考えても!

 

既成の、

そこら中のメディアで語り尽くされてきた

BIGGIE の物語を、

それこそ、

そこら中のメディアから引っ張り出してきたかのような、

既成のインタビューを貼り付けていくその構成には、

当然ながら何の面白味もありません。

決してセンセーショナルなだけが面白いのではない。

やはり文章というのは、

著者の書く対象に対する愛情というものが

必然的に滲み出ているのだが、

要はそういうコトです。

・・・・・

なら、ココに書く以前に、

お前は何故一目見て駄作と判別がつく本作を

最後まで読んだのだ?!

と問われると、、、

答えは一つしかありません。

それは BIGGIE についての作品だったからですよ。

僕の永遠のラップ・アイドル、

BIGGIE について書かれた作品なら、

それが駄作とわかっていようと、

買わずにはおけないでしょう。

例えば、

BIGGIE 亡き後、

いかにも適当に体裁を取り繕ってドロップされた、

彼名義の作品、

「BORN AGAIN」

「DUETS -THE FINAL CHAPTER-」

駄作とわかっていながら

買わずにはおけなかったように。。。

 

 

 

2006年10月17日 (火)

おフランスざんす。。。2

以前、

フランス文学について

最近ハマっていると書きましたが、

そのマイ・ブームは今も続いています。

その中で、

先週末、

この一ヶ月をかけて読み続けていた

ヴィクトル・ユゴー の大作、

「レ・ミゼラブル」 をようやく読了しました。

この作品は実にオモシロかった。

それこそ、

今までの僕のフランス文学に対する偏見が

まるでバカみたいです。。。

 

この作品を読むにあたって、

実はその読書中の90%以上の時間を

風呂に入って半身浴しながら読んでいました。

僕は元々風呂嫌いで、

これまで、

いわゆる “カラスの行水” 的な

入浴しかしませんでしたが、

湯船に浸かりながら本を読むと

結構集中できるということを

今更ながらに発見しました。

一日100ページ、

一時間風呂に入って読みます。

時間の都合上、

毎日続けるというワケにはいきませんが、

これはなかなか習慣めいて、

僕の生活に適度な規則性を与えてくれました。

今ではすっかり、

「レ・ミゼラブル」 の記憶は

湯船のそれと共にあります。。。

 

ちなみに、

この ユゴー の大作以外にも、

風呂上りに

モリエール の戯曲のいくつかや、

サガン

バルザック らの作品も読んでいます。

正にフランス文学づくし!

それ以外には、

アメリカ文学の ジャック・ロンドン

ウクライナの作家 ゴーゴリ ,

日本文学の 三島由紀夫 らを読みました。

今は フォークナー「八月の光」 を読んでいます。

ちなみに、

次から風呂で読むのは

キェルケゴール「死に至る病」 です。

 

 

2006年7月23日 (日)

おフランスざんす。。。

今日は

最近僕がハマってるモノについて書こうと思います。

僕がこの二、三ヶ月の間、

ハマりだしたのは フランス文学 です。

。。。。。

なんて書くと、

なんだかインテリっぽく聞こえてカッコイイかな?

まあ、実際のところはかじり始めたばかりで、

その題材について

専門的にどうこう言う程の知識も教養も

全然ないんですケド。。。

 

学生時代、

スタンダール「赤と黒」 や、

詩人 ボードレール「悪の華」

アルチュール・ランボー の詩集など、

フランス文学に触れる機会があったのですが、

特に スタンダール の作品に見られる

その冗長な文体と妄執的なテーマが気に入らず、

これがフランス文学か。。。と慄然としてしまいました。

なんてオモシロく ないんだ・・・!!!

 

まあ、偏にフランス人作家の作品全てを

“フランス文学” の一つで括ってしまい、

それを以って毛嫌いする理由としていた

そのこと自体、大きな過失ではあるんですけど。。。

でも、そのテの作品って宗教色が強いし、

冗長な描写がハナについて、

どうしても好きになれなかったんですね。 

同じような理由から、

ドイツ文学もあまり好きじゃないのだけど、

更にクソ長ったらしい文章が特徴となる

ロシア文学は何故か大好きなんです。

その辺りの自分の中での基準が

自身でもあまりよくわかっていないのですが、

とにかくフランス文学に対して、

その失望をこの十年間程引き摺り続け、

そのテの作品は最近まで完全に遠退けていました。

。。。。。

それが、、、

数ヶ月前に カミュ の作品を読んで

イメージが変わってきました。

(厳密には、カミュ はフランス領アルジェリア人作家ですが。。。)

カミュ「異邦人」「ペスト」

読んで楽しんでいたのですが、

その内に、

“もしかすると、

これまで毛嫌いして遠避けていたフランス文学は、

ただの食わず嫌いだっただけで、

実際はメチャクチャオモシロいのではないだろうか?”

なんて考えるようになりだし、

それで最近、

そのテの作品を読み出したというワケです。。。

 

最近読んだのは

ジッド「背徳者」

ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」

今は エミール・ゾラ「居酒屋」 を読んでいます。

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本当にオモシロいかどうかで言えば、

正直、全部が全部、オモシロいというのは

まあありえないとして、、、

まあ、でもそれなりに楽しみながら読めています。

その冗長な文章も

こうやって楽しめるようになったというのは、

僕が十年分歳を取って、

その間に培われた文章に対する耐久性が

増したっていう証拠なのかな・・・???

 

 

2006年4月27日 (木)

立ち読みで過ごす午後 3

いよいよこのタイトルもシリーズ化してしまいましたが、

こう立ち読みばかりしていると、

僕もつくづくヒマ人なんだなあと、

我ながら改めて深い感慨を受けたりなんかしちゃいます。

 

というコトで、今日もいつもの大型書店で

正午から3時間ばかり立ち読みしてきました。

今回は珍しく時事問題に乗っかってみようと思って、

“チェルノブイリ” 関連の本を読もうと考えていました。

若い人は知らないかもしれませんが、

ウクライナがまだソビエト連邦領とされていた頃、

現在のウクライナの首都キエフから

北に100kmほどの所にある都市チェルノブイリ近郊に

設営された原子力発電所が爆発事故を起こしました。

それがちょうど20年前の4月26日だったということで、

最近、その事件についての記事を

新聞やネットでちょこちょこ見かけていて、

気になっていたのです。

20年前、僕が小学生の時、

そう言えば、雨が降った時はあまり外に出ないように!とか、

そういうことを親や先生に言われたの

なんとなく覚えています。

小学生の知識程度に、

チェルノブイリの原発事故のコトも耳にしたのを覚えています。

しかし、そこは小学生ですから、

放射能汚染された雨よりも

休み時間のドッジボールや、

給食の大嫌いなメニューについてや、

夕食後に見るテレビ番組の方に

余程大きな関心を示しているようなガキだったので、

僕の “チェルノブイリ” に関する記憶は

前述した程度に止まります。

というワケで、良い機会なので

改めてきちんと勉強しようと思って

今日の立ち読みを計画していたのです。

。。。

しかし、

どれだけ探しても関連書籍は一冊も見当たりません。

歴史書コーナー、時事コーナー、国際政治コーナー、

地理・紀行コーナー、外国人作家コーナーから、

果ては生物学コーナー、医学書コーナーに至るまで

探して回ったのだけれど、

まったく、1冊も、関連書籍が見当たらなかったのです。

あるいは、それは

僕が見当ハズレの場所を探していただけかもしれませんが、

見つけられなかったのは結構ショックでした。

それとも、もしかすると、

それほどにこの話題ってタブーなんでしょうかね?

。。。。。

で、結局、今回僕が読んだのは、

“世界中に起こった、あるいは継続中の紛争”

についてのレポートと、

ポール・ゴーギャン (PAUL GAUGUIN) の画集でした。

紛争についてのレポートは

近代史以降の支配戦争から、革命戦争、テロ、内戦、

宗教対立、民族対立、国家間の領有地を争う紛争にいたるまで、

なかなかわかり易く分類され、

それぞれについて歴史的背景や現状などの詳細が

簡易にまとめられていました。

非常に興味深い読み物でした。

 

ゴーギャンの方は

最近読んだ サマセット・モーム (SOMERSET MAUGHAM)

小説 「月と6ペンス」 (原題「THE MOON AND SIX PENCE」)

影響からです。

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この小説は天才画家ゴーギャンをモティーフに

描いていることで有名ですが、

単純な僕は早速この小説に影響されて、

久々にゴーギャンの絵画を鑑賞してみたくなったのです。

そして、更に単純な僕は

いつの日かタヒチを旅することを今から夢見ているのです。。。

 

帰りにタワ・レコに寄り、

新譜を2枚だけ買って、

更に古本屋に寄り、

ペーパー・バックの小説を2冊買いました。

最近、モームの他に、アルベール・カミュ (ALBERT CAMUS)

トルーマン・カポーティ (TRUMAN CAPOTE)

スコット・フィッツジェラルド (SCOTT FITZGERALD) の小説を

よく読んでいるのですが、

特にカミュ「異邦人」 (原題「L’ETRANGER」)

気に入っていて、

それと合わせてフィッツジェラルド

「グレート・ギャッツビー」(「THE GREAT GATSBY」)

それぞれ100円で売ってたので、

買って帰ったのです。

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先に挙げた作家たちはそれぞれ出身国が違いますが

モームは英国、カミュはアルジェリア、

カポーティフィッツジェラルドは米国)、

僕は個人的にこの時代の作家が好きでよく読んでいます。

アメリカ文壇で言うところの、

いわゆる “ロスト・ジェネレーション” です。

特にアメリカ文学とロシア文学が好きなのですが、

それだけに括らず、

世界の名作たる彼らの作品が100円で手に入れられるなんて

なんて素敵なことでしょう!

  

さて、今から “チェルノブイリ” について

ネットで調べて勉強しようと思いますが、

ネット内に溢れる情報の取捨選択がイマイチ上手くできなくて

(情報が多くて、すぐに脱線していってしまうのです)、

個人的にネットを活用した勉強法が確立できてない状況です。

良い勉強法はないもんでしょうか?!

 

2006年4月20日 (木)

究極のカリズマ

一昨日の夜だったか、

深夜に放送されてた映画を録画してたので

それを見ました。

「アリ/栄光への軌跡」 (元題 「Ali : An American Hero」)

という映画で、

その題名からもわかるように、

アメリカの伝説的なボクサー、

モハメド・アリ (MUHAMMAD ALI)

半生を描いた作品になります。

彼を描いた作品では WILL SMITH が主演した 「ALI」

記憶に新しく有名ですが、

個人的な感想からすれば、

どちらも少し迫力に欠ける気がします。

今回見た作品は、

青年 カシアス・クレイ (CASSIUS CLAY) のボクサーとしての成長を

チャンピオンに至るまで駆け足でなぞり、

マルコム・X (MALCOLM X) との接触から改名へ至る

ムスリムとの関係が平行して語られています。

ベトナム戦争への徴兵を拒否することで

チャンピオンの座を剥奪されながら、

自身の声をマスコミを使い主張する彼の姿が

この映画のハイライトとなっていて、

ジョージ・フォアマン (GEORGE FOREMAN) との

コンゴ首都キンシャサで行なわれたタイトル・マッチにより

下馬評を覆す奇跡的な王座奪還劇はあまりにも有名であるが、

そこでこの映画は幕を閉じている。

 

先にも書いたように、

この映画、どうも迫力に欠ける。

それは アリ の人生の波乱にスポットを当てた構成から

ボクシングの試合の模様があまりにそっけなく、

味気ないのである。

2時間弱の時間枠に捉われた作品構成の功罪とでも言おうか。。。

 

で、今回書きたかったのは、

実は映画のことではなく

(だとすすれば、あまりに長い前置きになってしまうのだが) 、

モハメド・アリ について書かれた書籍を紹介したかったのです。

「モハメド・アリ その闘いのすべて」

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著者は デイビッド・レムニック (DAVID REMNICK)

この本がかなり素晴らしい出来映えに仕上がっている。

この作品では アリ が初めて王座を制するに際して、

その周囲にいた人物たち

(例えば、アリ のトレーナーや関係者、彼を追う新聞記者たち) の

赤裸々なインタビューが数多く取り入れられ、

アリ と彼を取り巻く社会とが熱狂の坩堝に突入していく様を

迫真に迫った文章で読ませていきます。

特に ソニー・リストン(SONNY LISTON) との

タイトル・マッチに関するくだりは

そのダイナミズムたるや、

リアル・タイムで経験していない僕にでも

当時の熱狂を余すことなく伝えてくる程です。

 

これまでたくさんのノン・フィクション作品を読んできてますが、

この作品ほど人物が生き生きと描かれ、

且つエンターテイメント性に優れた著作は

なかなか日本ではお目にかかれないと思います。

まあ、それもそのハズ。

この作品の著者 デイビッド・レムニック

ジャーナリズムの栄誉でもある

ピュリッツァー賞” を受賞している作家なのです。

彼は元々、雑誌 「THE NEW YORKER」 の編集者で、

「WASHINGTON POST」 紙の記者でもありました。

最近、アメリカのジャーナリズム論についての本を

何冊か読んだのですが、

向こうのその世界では日本のジャーナリズム界とは

決定的に異なる部分があります。

それは、

アメリカでは各新聞社の名前と同じくらい記者の名前が表に立って

ニュースを報道しているという点にあります。

抱える記者の名前によって

新聞の売り上げが変わってくることもあるくらいだとか。

それは偏に、広大な国土からなる地方分権による制度や

移民社会から成り立つ多民族国家として

アメリカに根付いたコミュニティーが幾多の方向性を含んでいる、

その表れとして育まれた結果だとされています。

つまりアメリカ・ジャーナリズム界では

各マス・メディア社はもちろんのこと、

編集者、記者の一人ひとりに至るまで

論調がそれぞれ大きく異なり、

しかもその違いを色濃くすることによって

それぞれの観点の違いを明確化し、

論調の区別化を図っているということです。

日本の新聞業界をみると

全国紙が通例とされている業界の中で

各新聞社とも扱うトピックスに大きな差異はなく、

多少、論調の差異はあれ、

それほど大きな区別化がされてはいないとみなされている。

増して、編集者や記者の名前が

新聞社の看板を超えて表立つということは

ほとんどないというのがその現状である。

。。。。。

話が大きく逸れてきたので元に戻すと、

要は、言いたかったのは、

アメリカのそういうジャーナリズムのシステムが

多くの優れた物書きを生み出しているという事実についてです。

アメリカに伝記映画やノン・フィクション映画や

ドキュメンタリー映画が多く、

またそれが持て囃されているのは

偏にそういったジャーナリズムの背景があるからだ。

その最たる作家、及び作品として

デイビッド・レムニック と彼の書いた本作を

僕はぜひお勧めしたいと思います。

 

実はこの作品、

数年前に一度読んだだけのものなのですが、

そのクオリティーのインパクトがあまりに鮮烈に過ぎて、

その後目にする アリ 関連の映像作品が

どうしても物足りなく感じてしまうのは

その為ではないかと自己分析しています。

とにかく、

モハメド・アリ に関して言えば、

1960年代から‘70年代にかけて

ベトナム戦争や黒人解放運動といったアメリカ社会背景上、

欠かすことのできない歴史的最重要人物であり、

特に南部出身の彼が辿った人種偏見との戦いは

HIP HOP的見地から見ても

非常に関連深い人物でもあるので、

ぜひチェックしてみられてはと思います。 

彼ほど美しい肉体を以って大衆を魅了し、

雄弁に物語って社会に一大旋風を巻き起こした人物は

存在しないでしょう。

まさにカリズマの中のカリズマ! 

 

ちなみに、

アリ の栄光の軌跡を辿った写真集

数年前に発売されたそうですが、

重量:34kg、大きさ:50x50センチ (広げると幅1メートルほど)、

総ページ数:800ページ になるというその写真集、

値段がなんと 45万円 (しかも税別) !!

す、すごい。。。

さらに特注 “チャンプ・エディション” は

150万円!!!!

・・・まじっすか?!

 

さすがチャンプ。。。

参りました!

 

日本への入荷は50冊 (高い方は5冊) 限定なんだって。。。

買った人いるのかな?

超プレミアモノです。

 

1031_muhammad_ali (写真集とは関係ありませんが、

 この写真は僕が一番好きな

 アリ の写真で、

 リストン 戦のモノです)

 

2006年4月18日 (火)

立ち読みで過ごす午後 2

以前にも立ち読みの話を書きましたが

今日も午後から2時間ほど、

本屋に行って立ち読みしてきました。

最近、ドイツ哲学のショウペンハウエル (ショーペンハウアー)

ドップリとハマっていて、

その著作をずっと読んでたのですが、

きっちり基礎から勉強したくなったので

全集を探しに行ってきたのです。

しかし、コレが売っていない。

それどころか、

カントヘーゲルのモノはけっこう置いてあったのですが、

ショウペンハウエルに関しての著書が思った以上に少ない。

生前、ショウペンハウエルの哲学は

学会から爪弾きにされていたきらいがあったそうですが、

ここの本屋のバイヤーも

そういった偏見を抱えているのではなかろうか?と

いぶかしんだほどです。

 

というワケで、今日は違う本を読みました。

ICE-T

「THE ICE OPINION」

(邦題:「アイスTの語るLAジャングルの掟 オレの色は死だ」

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ICE-T といえば

“元祖 ギャングスタ・ラッパー” である。

彼は音楽活動の他にも、

映画俳優やレーベル運営者、

それに様々なコミュニティーに参加し、

幾多のチャリティーや文化活動に携わった人物としても有名である。

そんな彼の著書がふと目に付いたので

手にとって読んでみたのですが、

300ページ弱の作品にしては

なかなかしっかり書き込まれています。

内容は、

ICE-T の実経験に基づく

“アフロ・アメリカンのサバイバル哲学”

とでも言えばよいでしょうか。。。

L.A.における黒人に対する人種差別の現状、

ギャングについての考察、

米法制度と刑務所制度についての考察、

セックスについての考察、

1パーセント・ネイションズなどの宗教倫理などが、

白人至上主義に対する痛烈な批判とともに展開されている。

その哲学は多少安直で、

世界観として狭量にすぎるきらいはあるが、

ICE-T の明確なビジョンを反映し、

真に迫った圧倒的な迫力を生み出している。

伝説の曲となった彼の 「COP KILLER」

ドロップされた当時のあらましなどについてや、

幾多の映画出演に際してのあらましなど、

彼を取り巻いたかつてのゴシップなども書かれていたりして、

非常に興味深かった。

 

ちなみに、今回読んだのは日本語訳されてある方です。

僕は英文を読むのが遅く、

本一冊を読むのにとても二時間で読みきることはできません。

日本語文を読むのも遅いくらいだけど。。。

 

 

その帰り、タワレコに寄って、

久々、新譜を漁ってきたのですが、、、

期待どーり、大量に抱えてレジに並んだところ、

なんとクレジット・カードが使えなくなってる!!!?

し・・・しもた・・・・・!!

振込みするの忘れてた!

し・か・も!

財布の中の現金は、

なんと、たった58円だけ!

。。。。。

。。。。

。。。

・・・ありえへん!

とりあえずレジを離れ、

銀行で現金を下ろしてきて

またレコ屋に行きましたが、

気分はもうゲンナリです。。。

結局、6枚持ってレジに並んでたのですが、

今日買うことにしたのは4枚だけに留めておきました。

・・・

ご利用は計画的に。。。

 

後日、追って紹介していきたいと思います。

 

2006年2月23日 (木)

日常生活の冒険

ショック!

何がショックかって、

せっかく仕上げにかかってたブログの記事を

クリックを間違えて消しちゃった。。。。。

2時間近く掛けてせっかく書いたのに

悲し過ぎます。。。。。。。。。。。。。

。。。

。。。。。。

同じミスを何度もやってるのに

ぜんぜん学習してねえし!

 

気を取り直して、、

新しい記事を書くことにします。

 

今回紹介するのは小説です。

ノーベル文学賞の受賞作家で知られる

大江健三郎 氏 の 「日常生活の冒険」 という

いわゆる青春小説です。

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この作品は大江氏の初期の作品の一つで、

氏の独特の湿り気を帯びた灰色の文体が非常に瑞々しい。

舞台背景は1950年代後半から

‘60年代前半にかけての物語なのだが、

今読んでも一向に色褪せたところのない

HIP HOPでいうまさに“クラシック”作品である。

(といっても、

よくある古典文学といったような類ではないが)

ストーリーは主人公とその精力的な活動家でもある友人の

日常生活における冒険を描いたもので、

この主人公と活動家の友人は

大江氏と彼の友人であり義弟でもある故 伊丹十三 氏を

モティーフにした物語だそうだ。

大江氏と伊丹氏は学生時代からの友人で、

大江氏は伊丹氏の妹と結婚している)

 

作品の詳しい内容はともかく、

この中で繰り返し訴えかけてくるのは

“自己欺瞞を放逐せよ!” ということだ。

このメッセージは強く僕に響いた。

 

僕はHIP HOPをファッションとは捉えていない。

アメリカの都市部のプロジェクトで

生まれ育ったワケでも ない 僕が

他人にHIP HOPをどうこう言う資格はないと思うが、

僕個人にとってはそれは “道” なのだ。

(このブログを読む若い読者に伝わればいいのだが・・・

“カッコイイから好き” でぜんぜん構わない。

ただ、それだけで思考を閉ざしちゃうのではなくて、

何故カッコイイと思えるのか?

それを考えるだけで全然HIP HOPと自分の繋がり方が

より密接になって、それまでとは違ってくるだろう) 

 

で、なんでこんな暑苦しいこと言うかというと、

先に紹介したこの 「日常生活の冒険」 という作品は

そういった精神的な意味で、

非常に研ぎ澄まされたようなHIP HOP的価値観

(ブリングって意味ではなく) を

描き出してると僕は捉えたのである。

だから、ここでぜひHIP HOPファンに紹介したかった。

 

大江氏の文体は長ったらしく、

慣れてない人には最初のうちは

かなり読み辛いかもしれませんが、

慣れてくると病み付きになるハズです。

ノーベル文学賞や芥川賞などの肩書きが持つ

堅苦しいイメージの固定観念が付きまとっているかもしれませんが、

氏の作品、特に本作は

非常にエンターテイメント性の高い小説で、

充分に楽しんで読めると思います。

ネットで、しかも手頃な値段で

文庫を取り寄せることができるので、

ぜひ読んでみてください。

 

さ~て、

明日あたり、久々新譜でも漁りに行こうかな。

 

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