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2008年11月14日 (金)

YOUNG JEEZY

鳴り物入りでシーンに登場し、

強烈なインパクトを与えた YOUNG JEEZY

新作 「THE RECESSION」 で気付けば早3作目となる。

200pxyoung_jeezy__the_recession  

 

 

 

 

 

 

 

個人的な感想としては、

毎作、楽曲単位で強烈なインパクトを受けるかというと、

そうでもないのに、

作品としての完成度の高さに舌を巻く思いだった

YOUNG JEEZY だったのだが、

今作も果たして、そのクオリティーは非常に高く、

彼の勢いの衰えを全くに見せない。

楽曲製作には DJ TOOMP 、MIDNIGHT BLACK 、

DRUMMA BOY 、SHAWTY REDD 、DON CANNON 、

それに J.U.S.T.I.C.E. と、

昨今の南部メジャーシーンに必ずと言ってよい程、

名を連ねているメンツが揃っている。

それこそ上記の製作陣は、

前回にも紹介した LIL WAYNE や T.I. の作品にも

当然のごとくその名を連ねている。

正に現在シーンにおけるトップのヒットメーカーを抱え込み、

大量消費社会に対し

大量消費を要求するような形の作品とも捉えられるのだが、

そういった意味で

オリジナリティーが損なわれているのかというと、

そうではないのだから面白い。

楽曲的に言えば、

作品として総体的に捉えどころのないオリジナリティーがあって、

それはむしろ LIL WAYNE や T.I. の新作と比較しても、

確固たる個性として顕れているように感じられる。

その点について更に言及するなら、

今回の主役、YOUNG JEEZY を筆頭に、

マイアミの RICK RO$$ 、ヒューストンの CHAMILLIONAIRE 、

この三者の作品に主立って見られる、

“FOOK と VERSE の融合” にこそ、

現在のシーンにおける新しいスタイルが

提唱されているのではないかと僕は捉えている。

語尾に粘り付くような引っ掛かりを持たせる、

独特のフロウを展開する YOUNG JEEZY は、

FOOKとVERSEの境目を超越した独特のグルーヴを確立し、

一聴して彼の存在を際立たせる。

三作目ともなるもうお馴染みのこのスタイルは、

未だ色褪せることを知らず、

フレッシュなインパクトを本作でも与え続けている。

行軍マーチのような勇ましい様相を称えた③や、

協奏曲を髣髴とさせるような④、

レクイエムを想起させる⑦など、

作品前半はゲストを配せず自身の味を存分に発揮している。

病的なまでに粘り気のある YOUNG JEEZY のラップは、

まず⑧で一度目の沸点を迎える。

針の振れ切れたかのようなアッパーな⑩、

PVカットされている妙味に溢れた⑫を経て、

ようやく⑬あたりからゲスト参加曲が並び始める。

⑬の ANTHONY HAMILTON と LIL BOOSIE 、

⑭のTREY SONGZ 、

⑯の KANYE WEST 、

⑱の NAS と、

実に抜け目ない人選が本作のクオリティーを代弁している。

個人的なお勧め曲は、

③、⑫、⑯が非常にタイトにまとまっていてカッコイイ。

 

本作に限らず、

YOUNG JEEZY の作品はこれまで、

知らぬ間に耳を惹き付けられてしまうという

彼特有のマジックに魅了されてきた。

本作も違わぬ出来栄えに大満足で、

聴けば聴くほど味の深みに驚かされる作品である。

 

 

オススメ度 8.5

(ラップ:1.6 トラック:1.8 キャラ:1.7 話題性:1.6 構成:1.8)

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