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2007年7月22日 (日)

BROOKLYN STYLE

今日紹介するのは、

FABOLOUS の新作、

「FROM NOTHIN' TO SMOETHIN'」 です。

 

 

まず注目したいのは、

DJ CLUE 率いる DESERT STORM が

DEF JAM 傘下に加入したことにより、

本作が DEF JAM 印で製作されている点です。

まあ、この FABOLOUS のアーティスト・イメージは

元々、DEF JAM のカラーに近いモノがありましたから、

それ程違和感があるってのじゃないですけど、

確かに気合の入り方がこれまでと違ってたりして、

そのあたり、ヒシヒシと感じさせられます。

どのあたりに彼の気合を感じるかというと、

まず、ちょっと頑張り過ぎじゃないか?!と思えそうなくらいの、

大作的な楽曲を必要以上に並べている点に伺えます。

それに伴い、

レイドバックした雰囲気が御馴染みの FABO のラップも

若干前のめり気味になっていたりして、

らしくないアグレッシヴさに満ち溢れていたりします。

特にその現象が顕著に顕れているのが、

AKON 製作、自らもゲスト参加した③、

JERMAINE DUPRI 製作、T-PAIN 参加の④、

JUST BLAZE 製作、SWIZZ がフックで煽りまくる⑤の

この流れの中に集約されています。

2007年7月16日 (月)

先生!先生!!

今日紹介するのは、

歴史的な一枚と呼べなくもない。

何せアノ KRS-ONE と MARLEY MARL が手を組んだ、

OLD SCHOOL最強の組み合わせによる一枚、

「HIP HOP LIVES」 ですから!

 

表題が表すのは、

もちろん昨年末に発表された NAS の新作、

「HIP HOP IS DEAD」 に対するアンサー的なモノを意味しています。

 

最近買った作品で

じっくりとリリックに耳を傾けて、

その意味を把握しようと努めたのって、、、

ほとんどないなあ。

ほとんど流すような状態で聴いているから、

ラッパーたちのスピットしているライムも

音の一つとして捉えているだけでした。

それが本作ときたら、

メッセージの一つ一つ、

パンチラインの一つ一つが、

ストンストンと耳に入ってきて、

KRS が次に何を言うか?!

興味を惹かれて仕方ない。

かつてこの音楽にのめりこんだ当時の

アノ情熱が再び焚きつけられたかのような作品です。

熱い!

とにかく熱い!!

何が熱いかって、

まず KRS と MARLEY のガチンコのぶつかり合いが

今更ながらに生々しいのです。

先生は怒っています。

この怒りという感情は、

ことこの音楽に関して言えば、

必要不可欠な詩情を生み出す一番の要素となります。

感情はやがて冷め行くもので、

そこに引き摺られる詩は、

惰性かそうでないか、

ハッキリと印象付けてくれるものです。

天性の詩人であった NAS にしても、

EMINEM にしても、

1ST作ほどに彼らの名声を決定付けることができなくなったのは、

1ST作の成功により得た地位や名声により、

彼らの生々しい怒りの感情が萎えてしまったからに他なりません。

・・・・・

話が外れてしまいましたが、

とにかく本作で先生は怒っています。

“HIP HOPが死んだ” と言われたことについて。

そうではなくて、

“HIP HOPが死んだ” と言われてもおかしくないような

現在の個性の発露を見失った、

現在のシーンについて、

彼は鼻息荒く、本気で怒りまくっています。

 

ループのオーソドックスな使われ方は、

昨今の流行なんぞまったく気にするそぶりも見せず、

まんまのスタイルで貫徹されているのが、

さすが生ける伝説、MAREY MARL 。

シンプルな②から KRS のキャノンが音に絡みつきます。

これぞキャノンの真骨頂とも言うべき、

小賢しいヒネりのないどストレートなリリックの④や⑥は、

歴史的なゴシップもふんだんで、

その分、先生のHIP HOPへの愛情の大きさを感じさせます。

2007年7月14日 (土)

NICE MUSIC

今日紹介するのはすごくナイスな作品です。

GANGSTARR のフロント・マン、

GURU が長年続けている別プロジェクト、

シリーズ第4弾となる、

「JAZZ MATAZZ VOL. 4」 です。

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このシリーズの素晴らしさは、

JAZZミュージシャンを多くゲストに迎えての

音楽的な要素の高さもさることながら、

毎作ごとにかなりしっかりしたコンセプトが打ち立てられた、

構成力の高さも大きな魅力と言えます。

ちなみに第4弾となる本作は、

JAZZ色の濃厚な第1弾の雰囲気に、

シンガー勢を多く取り入れた第3弾を

足して2で割ったような構成に仕上がっております。

 

昨今のメインストリーム色に侵されていない、

音の立ち方に丸みを帯びた奥ゆかしさを感じられる本作楽曲群。

製作総指揮を執るのは、

GURU ソロ作品関連でも御馴染みの SOLAR です。

太いベース・ラインのループがロウな、

SLUM VILLAGE 参加の①に始まり、

GURU とゲスト参加の COMMON のヴォーカルの

音との絡み具合が絶妙な②、

メジャー・コードに

ラガ・マフィン系のゲスト・ヴォーカルが映える③と、

展開はスロー・スターターながらに、

説得力のある展開で幕を開けていきます。

⑥、⑦のゲスト・シンガーをフックに迎えた楽曲もさることながら、

更に突き抜けた形で表現されたドラスティックな

BOBBY VALENTINO との⑧は、

なかなか昨今のHIP HOPと銘打つ作品群では聴かれない、

独特の味を出しまくっています。

イヤ、ホント、こんなの作れるのって、  

多分、この GURU の 「JAZZ MATAZZ」 か、

D.P.G. の DAZ の作品くらいなモンですよ。

トランペットのソロのブルージーなオケが映えた⑬に続く、

⑭ではBAY AREAの奇才ユニット、BLACKALICIOUS が参加し、

軽やかな口技を披露。

意外なほどにシックな⑮、

そして、現在のJAZZ SAXOPHONISTとしてはもちろん、

JAZZ界にとってもトップに君臨するアーティストとして有名な

DAVID SANBORN の参加する⑯で本作は幕を閉じる。

 

どこまでもロウで洒落ぬいた本作の構成は、

これまでのシリーズ作品と比べても

より大人味の増した、

芳醇な仕上がりを見せています。

 

オススメ度 7.9

(ラップ:1.5 トラック:1.7 キャラ:1.5 話題性:1.5 構成:1.7)

2007年7月 9日 (月)

少数精鋭

先の週末、

久々にタワレコに行って漁ってきました。

狙っていた PHAROAHE MONCH の新作と

KRS と MARLEY MARL の合作をゲット!

ついでに T.I. の新作もゲット!!

収穫はこの3枚だけだったのですが、

これだけでもう充分腹が膨れるってなぐらいの、

個人的には大満足な買い物でした。

2007年7月 7日 (土)

H-TOWNマナー

今日紹介するのは、

DEVIN THE DUDE の作品、

「TO THA X-TREAM」 です。

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RAP-A-LOT 印の DEVIN THE DUDE は

H-TOWNを拠点に活動している

新進気鋭のラッパーなのですが、

本作自体はそれほどに

“H-TOWNマナー” を髣髴させるものではなく、

それはSOUTH云々のカテゴライズからも超越した、

彼自身の独特の世界観が描かれています。

音の世界はシックで、

80年代後期から90年代初期に至る、

ミドル・マナーを踏襲したような構成で、

流行にかぶれていないところが逆に新鮮で好感が持てます。

まあ、

本作自体が2004年に制作されたもので、

今年ドロップされた新作と間違って購入したという、

個人的な経緯もあるのですが、

コレが思った以上に良い出来だったので、

とりあえず満足してます。

(ちなみに今年ドロップされた新作は

まだ購入できていません。。。)

 

前述したように、

本作の魅力は何といっても

流行に左右されていないシックな楽曲群の構成にあります。

音数も少なめなシンプルなオケの中に、

地味といっても過言ではない

DAVIN のラップの重なる妙味というものは、

昨今のギラギラしたマス・アピールに食傷しているリスナーの耳にも

馴染みがよいのではないかと思います。

③の入り方や、

ギターのフレーズが立っている⑥、

昔の G-FUNK を髣髴とさせる⑨、

ループの際立った⑫など、

他の楽曲もかなり完成度が高いです。

ラップが主張しているのではなくて、

音に寄り添う要素として在しているというのが

非常に好感が持てます。

 

H-TOWNはやっぱり潜在能力が高いな。

 

オススメ度 6.7

(ラップ:1.4 トラック:1.7 キャラ:1.2 話題性:0.8 構成:1.6)

 

 

  

2007年7月 2日 (月)

イナセだね。。。

どーも、、、

3週間前に購入した6枚分の作品の内、

まだ未だに1枚しか開封していない YOU です。

今日こそはちゃんとMP3に落として、

聴くように努めてみます。。。

 

そんなワケで、

今日紹介するのは、

CAM 他、DIPSET 勢の作品でもお馴染みの

プロダクション・チーム、

THE HEATMAKERZ の新作、

「THE RUSH」 です。

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いわゆる狂ったビートが独創的な、

現在のN.Y.シーンの最先端といっても過言でない、

プロデューサー・チームの THE HEATMAKERZ 。

彼ら共々、

DIPSET 勢としての初陣の頃の衝撃は

未だに生々しく思い出されます。

よくもまあこんなイカレたビートに、

更にイカレたようなビート解釈をしたフロウを乗せれたものだ!!

 

本作では革新的とまでは言えませんが、

彼らなりに充分に狂ったビートが用意されていて、

そこそこに楽しめます。

今となっては懐かしい45回転ネタ使いとか、

結構、郷愁を突いてくる楽曲群が多いです。

そのくせ、ビートがエグい。。。

③とかなんて、

いかにも彼らの代名詞的なブチギレ方です。

こういうの、嫌いじゃありません。

⑩や⑭の楽曲としてのひしゃげ方も

非常にステキです。

逆に残念なのが、

参加しているアーティストが力量不足な点。

御馴染みの DIPSET からは、

②の J.R. WRITER 、

⑫の JIM JONES のみ。

この他、

⑥での PEEDI CRAKK は、

彼の最近の好調ぶりを充分に感じさせられるのですが、

その他は新進気鋭の若手が並ぶのみで、

少し面白味にかけてしまいます。

 

THE HEATMAKERZ の創り出す楽曲の魅力って、

やはりその変態的なオケに対するカウンターとしての、

変態的なフロウに相応するところが大きいのではないかと、、、

本作を以って改めて認識させられました。

 

オススメ度 6.5

(ラップ:1.2 トラック:1.6 キャラ:1.1 話題性:1.1 構成:1.5)  

 

 

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