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2007年5月20日 (日)

新境地

今日紹介するのは

ズバリ、

LIL FLIP の新作、

「I NEED MINE $$」 です。

200pxlilflip_ineedmine_1  

 

 

 

 

 

 

 

本作について、

個人的にはもっと早く紹介したかったのですが、

その作品内容の重厚さに、

ココでどう書いたらいいか

正直悩みました。

というのは、

本作の2枚組という構成に対して、

それぞれのクオリティーの高さに思わず閉口してしまい、

どう書いてよいかわからなかったのです。。。

・・・・・

言葉尻から伺い知れるかもしれませんが、

本作はなかなかの傑作になります。

僕以外のメディアでの評価は

あまり良いとはいえませんが、

個人的には、

本作は、

LIL FLIP 自身にとっても、

全国区に名乗りを上げた、

記念すべき作品ではないかと思われます。

 

地元のH-TOWNに密着した形で、

その名を全国区へと轟かせるまでに

勢力を伸ばす LIL' FLIP としては、

どうしても意識せざるを得ないライバルが一人います。

“南部の王座” をかけて舌戦を繰り広げた、

T. I. です。

今となっては頭一つどころか、

完全にメジャーの顔として抜きん出てしまった感のある、

ライバル、T. I. としては、

“南部の王座” 云々以前に、

“HIP HOPシーンの王座” までも奪い取ってしまう、

勢いとオーディエンスの後押しの風を感じていることでしょう。

何せ、JIGGA 自らが、

自身の後継として太鼓判を押したくらいなのだから。

それは LIL’ FLIP にとってはオモシロくない話ですが、

彼が唯の “PLAYER HATER” に終わっていないという事実をこそ、

本作は如実に物語っています。

つまり、

本作はそんな如才ない LIL' FLIP のシーンに対する感覚の鋭さを、

まったくクオリティーを落とすことなく、

2枚組、全37曲という大作に見事に収めきった、

非凡な作品と僕は見ています。

 

2枚組をあえて区別化するなら、

1枚目を彼自身のこれまで辿ってきた延長線上にある、

STREETに密着した作風、

2枚目を T. I. の成功に感化を受けたかのような、

メジャー嗜好の楽曲が、

それぞれに多く並ぶ構成になっています。

もちろん、

一概にそう割り切れる配分になっているワケではないのですが、

そのバランス感覚からすれば、

本当に2枚組としてこれまでドロップされてきた

どんな大物アーティストたちの作品にも劣らない、

非常にクオリティーの高い完成度を本作は誇っています。

 

1枚目、2枚目を

それぞれ簡易に紹介して行きましょう。

 

まず、1枚目、

全20曲を THE SYMPHONY なるプロデューサーが

中心になって作り上げられています。

珍しいところで、

⑬の Z-RO 、

⑮の PAUL & JUICY による製作曲が並んでいますが、

全体としての統一感は、

非常にタイトにまとまっています。

RICK RO$$ 参加の②に続く、

本作の目玉となる③の、

H-TOWNオリジナルでもある

SCREWED & CHOPPED 加工されたフックが

強烈に耳を惹きます。

⑥では CHAMILLIONAIRE が参加し、

キラリと光る才能の片鱗を見せ付けています。

⑦は完全に SCREWED & CHOPPED された楽曲で、

黎明期からH-TOWNのシーンを支えてきた

LIL’ KEKE と BIG POKEY が参加し、

地元に根付いたアンダーグラウンド感を見事に演出しています。

MYA がセクシーなヴォーカルを聞かせる⑧、

メロディアスで耳につき易い⑨に続いて、

またもや完全に SCREWED & CHOPPED された楽曲⑩にて、

今、一番アクの強いMCingを武器にしている、

MIKE JONES が参加し、

作品を盛り上げています。

⑪は南部作品らしく、

広大で豊かに広がる地平線やフリーウェイなどの情景を

非常に視覚的に訴えかけてくるような楽曲に仕上がっています。

続く⑫はメジャー・コードながらにメランコリックな楽曲。

こういう構成ができるようになったあたりに、

LIL’ FLIP の成長の跡がうかがえます。

⑭では MJG が参加しているのですが、

ここでの MJG のズル剥けっぷりが非常に素晴らしい。

8BALL & MJG の新作でも、

彼のズル剥けっぷりは異常に耳についたのですが、

ココ最近の彼のアガり方は、

本当に異常なほどステキです。

前述、PAUL & JUICY 製作による⑮の、

堂々たるメジャー感は言わずもがな、

⑰の Z-RO がフックとヴァースを担当するこの楽曲構成の安定感は

本当に本作の一番の魅力といっても過言ではないでしょう。

⑱の狂った SCREWED & CHOPPED 感も

非常に病み付きになっていて、

この SCREWED & CHOPPED という作風に

耳慣れない初心者にも、

きっととっつき易い構成になっているというのが素晴らしい。

本作中、一番珍しいゲストとなっているのが、

⑲でヴォーカルを披露する NATE DOGG ですが、

その⑲でのレイド・バック感をそのままに、

1枚目の最終曲となる⑳での、

さらにユル~いレイド・バックしたオケで、

一先ず幕を下ろします。

 

・・・・・

 

長くなり過ぎました。

2枚目については、

次の記事に続きます。

。。。。。

。。。。

。。。

 

 

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