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2007年4月28日 (土)

GGGGG...

今日から9日間に渡って、

ゴールデン・ウィークなる連休があるので、

せっかくだからこの前購入した新譜のレビューを

一気に書いていこうと思います。

ちなみに、

僕は今日はフル・タイムで仕事ですし、

来週の1、2日も仕事がありますが。。。

・・・ドンマイ!

 

というワケで、

今日は、

YOUNG BUCK の新作、

「BUCK THE WORLD」 を紹介します。

200pxbuck_the_world  

 

 

 

 

 

 

 

最近の売り上げ不調に輪を掛けて、

色んなトコからバッシングを受けている G-UNIT ですが、

その内部でもあまり穏やかではない噂が持ち上がっています。

それが当の YOUNG BUCK

G-UNIT 離脱説です。

その元は、

YOUNG BUCK が元レーベル・メイトで、

現在は一番の敵とさえ看做されている、

THE GAME に向かって、

ビーフを解消しようと間接的に持ちかけたのを端に発します。

これに怒った大将の 50 は、

大人気なくもこの発言に目くじらを立て、

YOUNG BUCKG-UNIT 追放を

口の端に乗せたということらしいです。

。。。。。

コレって似てません?

THE GAME 追放の際の経緯と。

まあ、所詮、

西海岸出身の THE GAME にしても、

南部出身の YOUNG BUCK にしても、

G-UNIT には後付で加わったメンバーだから、

50 の彼らに対する愛情も、

彼らの 50 に対する忠誠心も、

大したことはないといったところでしょうか?

 

さて、

本作について語る前に、

彼のデビューを巡るアレコレと、

デビュー作品について語るなら、

早くからその才能に磨きをかけ、

一時は、

飛ぶ鳥を落とす勢いだった当時の CASH MONEY

契約するまでに漕ぎ着けていた YOUNG BUCK の、

その実力を推し量ると、

余程のモノがあったのだろうということが

窺い知れます。

現に、

彼のスタイルは、

オーソドックスで、

目立たないかもしれませんが、

素晴らしい輝きを放っていると、

僕は評価しています。

その最たる現れが、

彼のデビュー作、

つまり、

G-UNIT とジョインして作成された、

デビュー作内に収められている

「THOU SHALL」 です。

個人的には、

彼の前作内で一番ヒットした曲になります。

魂からの叫びを全身全霊をかけてぶつけるかのように、

感情を露にしてスピットするこの曲は、

正に心の琴線に触れる名曲に仕上がっています。

ラップのスキル云々より以上に

響いてくるものがあります。

コレは何だろうな・・・

所謂、“啼きの美学” とでもいおうか、

このテのタイプのラッパーはなかなかいないですね。

・・・・・

とはいうものの、

前作での彼の印象は

その 「THOU SHALL」 一曲のみに尽きてしまい、

作品としてのインパクトは

あまり強くなかったというのも正直なところです。

その辺りに重点を置きながら新作を聴き進めて行くと、

YOUNG BUCK 自身の成長の跡が

本作にハッキリと刻まれているのが認められるでしょう。

本作の特徴は、

まず、何といっても、

G-UNIT 本隊とは一線を画した、

バラエティー豊かな作品構成に見られます。

特に、

自身のレペゼンする南部色を基調としながら、

やはり全国区として攻めている、

そのスタンスが音の端々に現れているのがわかります。

例えば、

HI-TEK が製作し、

SNOOPTRICK DADDY の参加した④での、

SNOOP 独壇場となる見せ方や、

DRE 製作、50 参加となる、

モロに G-UNIT 色を前面に押し出した⑧、

KOKANE の酔いどれのボーカルが味まくりな⑩、

DRE 製作、LATOYA WILLIAMS 参加の⑪など、

これらの南部以外のプロデューサーやゲストを迎えた楽曲は

もちろんだが、

8 BALL & MJGBUN B を招いた、

南部をゴリ押しするような②においてさえ、

土臭いアクのない、

スタイリッシュな楽曲に仕上がっていて、

非HIP HOPファンへの間口を広げる作用が

目に見えないところで働いているのを感じます。

かといって、

それがワックに聴こえないところが本作の素晴らしい点で、

もちろん、

上記に挙げたようなスキルフルな重鎮連中を

ゲストに迎えているというのも

上手く作用しているようです。

タイトで、且つスタイリッシュなオケというのが、

南部出身の新人アーティストの成功に見られる

昨今のトレンドらしく、

本作中、⑨と⑮に参加している YOUNG JEEZY や、

RICK RO$$ の作品に顕著に見られた、

洗練された音楽性が、

本作の根底に流れるコンセプトとして

感じることができるでしょう。

まあ、そのテの音楽は

G-UNIT の十八番といっても過言ではない、

お家芸的なウリでもあったのだし。

本作中では特に、

⑥、⑦を基点とした作品中盤に

その流れが強く組み込まれていて、

構成を盛り上げています。

 

プロデューサー陣は、

先に挙げた他に、

⑨の DJ TOOMP

⑫の LIL JON

⑮、⑯の JAZZE PHA

最終曲⑰の EMINEM と、

豪華な面子が並んでいる点に、

シーンの最前線を伺うことができるでしょう。

 

 

作品として、

前作よりまとまりがあって、

しかもバラエティーに富んだ構成を楽しめるというのは、

トータル・プロデュースを施した

50 によるところも大きいでしょうが、

やはり YOUNG BUCK 自身の成長も

大きな要因となっているでしょう。

しかも、

作品の方向性としては、

決して G-UNIT のみに手綱を任せていない、

南部のアーティストとしてのカラー配分を強めに敷くことで、

翳りの見え始めた G-UNIT に依存しきっていない、

YOUNG BUCK の自立性も見せていて、

この男、案外、喰えないな。。。

 

オススメ度 7.5

(ラップ:1.5 トラック:1.6 キャラ:1.3 話題性:1.5 構成:1.6)

 

  

 

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