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2007年3月 6日 (火)

何故今になって?!

久々に紹介する作品は

新譜でも何でもありません。

買ったのは昨年の8月頃。

で、半年以上の間、

1、2回くらいしか通して聞いてなかったのですが、

半年以上経って、

何故か急にハマり始めたというのが、

今回紹介する作品の特徴です。

さて、皆さん、何だかわかります?

・・・・・

・・・・ 

・・・

それは、何と、

時代遅れも錯誤的なレゲトン作品。

元 NOREAGE こと、

N.O.R.E. の

「Y LA FAMILIA... YA TU SABE」 です。

200pxy_la_familia_ya_tu_sabe  

 

 

 

 

 

 

 

何故、今、半年以上も前の作品が?!

しかも、何故、今、レゲトン?!!

・・・・・

皆さんの疑問もよ~くわかります。

自分でもワケがわからん。

先にも書きましたが、

僕は本作を購入して半年以上、

この1月くらいまでほとんど聴いた覚えがありません。

一度だけ耳を通して、

あとはこの1月、2月あたりにあるであろう

新譜のブランク時期に合わせてのネタ用にとっておこう。。。

正直、そういう腹積もりでいました。

ところが、、、

車を運転しながら聴く本作の印象が

極めて素晴らしいのに遅まきながら気付いたワケです。

というより、

冷静に考えると、

ある影響をモロに受けての

今の N.O.R.E. のマイ・ブームがあるのかもしれません。

それはこのブログ内の1月頃の記事でも紹介した、

「BUENA VISTA SOCIAL CLUB」

という映画作品です。

この映画はキューバ・ミュージックのレジェンドたちの姿を追った、

音楽ドキュメンタリ作品なのですが、

この作品によって、

元々JAZZ嗜好者だった僕の血が、

ラテン・ミュージックに改めて目覚めてしまった・・・

そう考えてもおかしくはないでしょう。

 

映画の話はともかく、

音楽的にそれほど高尚とは言えないまでも、

ラテン・ミュージックの下世話な醍醐味というモノを

N.O.R.E. のこの本作では

十分に味わうことが可能でしょう。

ちょっとおバカな①も興味深いのですが、

何と言っても思いっきりアゲアゲな③などはその典型で、

ハッキリ言ってしまえば、

僕はこの曲があるからこそ

本作にのめりこんだと言っても過言ではないです。

FAT JOE 参加のこの曲は、

彼の活躍もさることながら、

N.O.R.E. と NINA SKY のブチキレ方が実に素晴らしい。

“dejala que puye que puye que puye ...”

思わずいきみながら口ずさんでしまいます。

メッチャかっこいい!

ラテンの血が騒ぐというのは正にこのコトでしょう。

そういう点では続く④も良い線いってます。

この畳み掛けるようなアゲ方は、

この音楽の単純ながらに絶対的に確立された、

何よりの魅力と言えるでしょう。

⑤による、

どこにでも顔を出そうとする DIDDY の節操のなさには

少なからずゲンナリさせられるのですが、

スキットを挟んで続く⑦での、

底抜けにおバカなカンジの丸出しなのが大好きです。

この曲で、

“実年齢は結構いってそうなのにムリしてロリ声作っている”

感じの満点な女性ゲストが

実に良い味を出しています。

アゲ方でいえば⑧や⑩、⑫の構成も

通常のHIP HOPマナーではありえないモノですが、

このムチャ振りが痛快ですね。

それにしても⑫のゲスト・ヴォーカルのフロウって

何だか SEAN PAUL のそれに似てません?

比較的に音楽性の高い⑨や⑪は

この音楽のもう一つの楽しみとも言うべき、

ラテン・ボーカルの醍醐味を味わうのにも

最適の曲といえるでしょう。

哀愁漂うメロディーに乗せられたその語感は、

スパニッシュをほとんど理解しない僕の耳に

力強い生命力を純粋に届けてくれます。

半分意味を解するような英語でないのがミソですね。

スパニッシュの耳心地の新しいヴォーカルが

抑揚の激しいラインに乗って歌い上げられるのを、

ただのバック・コーラスとして聴き流すだけでは非常に惜しい。

ぜひ皆さんにも耳を傾けてもらいたいです。

⑭では久々に耳にする JA RULE のライムがちょっと新鮮です。

続く⑮のイントロ部からの N.O.R.E. の畳み掛けるようなラインは、

レゲトン云々ではなくて、

元来から備えていた彼の本質的なラップの魅力が詰まっています。

彼が客演王として一躍シーンのトップに躍り出たのも、

その息巻く波状的な勢いがあったればこそ。

その鼻息荒いフロウを、

DADDY YANKEE 、NINA SKY らを従えて披露している、

この曲の豪華さにも注目したいです。

そして、最終曲となる⑰では、

本作中唯一ド真ん中のHIP HOPのオケで

締められているというのも興味深いです。

せっかくの攻撃的なビートなのだから、

こういう曲でこそ先ほど書いた

彼の持ち味となる攻撃的に畳み掛けるフロウを期待したかった。

少々残念ではあります。

 

とまあ、こんなカンジの作品で、

普通のHIP HOPファンにはなかなか手の出しにくい

雰囲気があるのもいなめません。

増してや、今更レゲトンだなんて。。。

そんな流行がどうとか屁でもない、

“音楽” が好きな人のために、

ぜひ本作をお勧めしたいです。

音楽的に決して高尚な作品ではないのだけど、

コレはコレで素晴らしいと思います。

 

オススメ度 7.3

(ラップ:1.4 トラック:1.7 キャラ:1.5 話題性:1.3 構成:1.4) 

 

 

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