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2007年1月 4日 (木)

昔の面影が懐かしい

一大勢力を誇った CASH MONEY 勢力も

今となっては大将の BABY と、

若頭の LIL WAYNE しか残っていません。

しかしながら、一昨年末の LIL WAYNE

5枚目となるソロ作品を、

レーベルの主柱だったプロデューサー、

MANNIE FRESH を欠いた状態で大成功させ、

未だその勢いは留まる所を知りません。

そして昨年末、

残った2トップでもって新作をドロップしてきました。

今回はその、

BIRDMAN & LIL WAYNE 名義となる、

「LIKE FATHER, LIKE SON」 を紹介します。

200pxlike_father2c_like_son2   

  

 

 

 

 

 

 

個人的には結構 CASH MONEY モノが苦手で、

昔は避けて通ってた時期もあったのですが、

そんなアレルギー症状も現在は表立たなくなり、

ゆっくり耳を傾ける余裕が出てきたのも

僅か3-4年前の話になります。

(でも、JUVE はデビュー時から好きでした)

そんな彼らの隆盛と衰退

(決して衰えきってしまったワケではないが)

を傍目で見ていて、

ようやく本気で関心を持ち始めたのが、

MANNIE FRESH を欠いてからの活動についてなのだから、

自分のコトながら、

相変わらずのヒネクレ具合に溜息が漏れます。

 

 

さて、

本作は BABYWAYNE の連名作品ですが、

やはりリードはラップに存在感のある

WAYNE の方が舵を取っています。

楽曲制作の大半を TMIX が手掛け、

作品全体としての振れ幅は小さくまとまっているというのが

その印象です。

他には DJ NASTY & L.V.M. が②、⑬、⑱の3曲、

珍しい所で SCOTT STORCH が⑥の1曲、

JIM JONSIN というプロデューサーが⑫の1曲を手掛けています。

まず耳に付くのが、

本作からリード・シングルとしてカットされた③になります。

まるで MANNIE FRESH の系譜をそのまま受け継いだかのような、

CASH MONEY 印のキャッチーなオケが

脳の奥に絡みつくように入ってきます。

その後に続く④、⑤と TMIX の作る

同様の CASH MONEY 印のオケが立て続き、

まるで作品自体に

WAYNE「THA CARTER Ⅱ」 で見られた革新性を

見出せないでいるのが残念でなりません。

前述、SCOTT STORCH 制作となる⑥も

ここではその特異性が成りを潜め、

凡庸の域を脱し切れていません。

昨年大ヒットを飛ばしたMIAMIの新人、RICK RO$$

T-PAIN を外部から向かえた⑧は

なかなか耳障りの良い楽曲に仕上がっているが、

やはりインパクトに欠けるところが大きい。

それに比べると、続く⑨は

「THA CARTER Ⅱ」 のマナーが敷かれていて、

逆に耳を惹かれる。

特にこういったオケと WAYNE の相性はバツグンで、

もうすぐドロップされる予定だという 「THA CARTER Ⅲ」

このテの作品を大いに期待してしまう。

軽妙なオケの⑩から、

シックなフックと乱れ打つドラム・ラインが相対的な⑪への流れは

変わり映えこそしないが、

的を得た楽曲の編成で耳に優しい。

そこから⑯まで凡庸な楽曲が続くのだが、

⑰での一転したようなレイドバック感を醸し出すオケは、

それまでの流れをまったく無視したような楽曲が

非常にビビッドに映えて素晴らしい。

⑰でのウェッサイ系のオケに続いて、

SCREWED MIXしたイントロから入る、

完全に南部系のオケで、

DAZKURUPT という

ウェッサイを代表するコンビが登場するのが多少皮肉的なのだが、

ここでの KURUPT のフロウが非常に変態的で

他を圧倒している。

⑲で FAT JOE をゲストに迎え、

これにより東西南に攻め手を見せて、

南部のローカルに留まらない全国区の作品であることを

密かにアピールすることも忘れていない。

 

 

作品としてのクオリティーをハッキリ言ってしまえば、

正直、面白味に欠けると言わざるを得ません。

それは、このレーベルの売りでもあった、

大挙して押し寄せる身内内でのタレントのごった煮感が

最早なくなってしまったことに起因しているのかもしれません。

LIL WAYNE「THA CARTER Ⅱ」

そこから新機軸を打ち立て、

脱却するのに成功していたのですが、

本作では路線が元に戻ってしまったことで、

足りないタレント性が浮かび上がってしまった結果になりました。

MANNIE FRESH のカラーから早く脱却すべきだというのが、

僕の本作を聴いた正直な感想です。

 

オススメ度 7.4

(ラップ:1.4 トラック:1.4 キャラ:1.6 話題性:1.6 構成:1.4)

 

 

 

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