無料ブログはココログ

リンク

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月30日 (木)

祝!一周年

祝!一周年。。。

自分で祝うのもナニですが、

昨年の11月の30日、

このブログを書き始めてから丸一年が経ちました。

不定期ながら、

何とか更新を続けてここまでこれたので、

一年を迎えることが出来てまずは一安心といったところです。

それから、

二週間ほど前の話しになるのですが、

総ヒット数も2万件を超えていたようで、

(後日気付いたのですが)

それも合わせて、

何か特別な企画モノでも用意すればよかったのですが、

今は毎日の生活が忙し過ぎて、

とてもそんな余裕がありません。

そんな企画モノより、

先に新譜を紹介してしまわないと、

どんどん新しい作品がドロップされ続けているので

追い付かなくなっちゃいます。

とりあえず、

当面は新譜のレビューに

できる限り労力を割いていきたいと考えています。

 

ところで、

THREE 6 MAFIA

「MOST KNOWN UNKNOWN」 から

このブログは

始まったワケですが、

調べてみると、

これまで当ブログで扱ったCDアルバム作品数は

計 72 タイトル。

その内訳は、

EAST COAST作品 : 30 タイトル、

WEST COAST作品 : 14 タイトル、

SOUTH作品 : 17 タイトル、

MID WEST、NORTH作品 : 9 タイトル、

地区判別不可能作品 : 2 タイトル、

でした。

こうして見ると、

EAST の 30 タイトルというのは、

できるだけ偏りをなくそうとは心掛けているものの、

やはり個人的な嗜好が顕著に現れていますね。

その他に、

企画モノとして書いたのが、

「WU 特集」

「2005年ランキング」

「3 KINGS 説」

「‘98 新人MC四天王」

「ジャケット品評会」

「人体実験体験記」

「恐怖!百物語之会」

「期待の新人MC」

でした。

特に、

新譜のネタがなかったときに書いた 「WU 特集」 や、

「人体実験体験記」 は冗長になりすぎましたが、

それだけに、

書いた本人としては印象深い記事でもあります。

今年中に書く企画モノの予定としては、

「2006年ランキング」 が精々だとは思いますが、

今から皆さんもそれぞれランキングを作って、

当ブログのランキングと照らし合わせてみてはいかがでしょうか?

「2006年ランキング」

12月の最後の三日間に渡って書くつもりで、

大晦日に完結させる予定です)

 

 

とりあえず、

今後もHIP HOPを中心にして、

ブログを続けていくつもりなので、

更新は滞りがちになるかもしれませんが、

至らない文章にこれからもお付き合いください。

 

 

 

 

2006年11月28日 (火)

2周目こそ真価が問われる

今回紹介するのは

G-UNIT 勢の若頭、

LLOYD BANKS の2ND作、

「ROTTEN APPLE」 です。

200pxra_lloydb  

 

 

 

 

 

 

 

様々なニュースを振り撒きながら、

いよいよ G-UNIT 勢の活動も

それぞれ2周目に入ってきました。

御大 50 CENT 全盛の力を借りてだった1順目は

その話題性だけで人気を勝ち取るという

力技が有効だったワケですが、

2周目はそうはいかない。

LLOYD BANKS の真価が今こそ試されます。

さて、お手並み拝見。。。

  

幕開けの①から気合が入っているところを見せてくれていて、

MOBB DEEPHAVOC が製作し、

その片割れの PRODIGY と、

大将 50 がいきなり参戦して煽っています。

この曲の雰囲気やアルバム・タイトルを配している辺り、 

G-UNIT 作にしては珍しくN.Y.色の強い、

地域性に括った楽曲なのが目に付きます。

③は乱れ打つドラム・ラインに圧迫感のあるウワモノ、

そこに鬼気迫る LLOYD BANKS のラップの絡みが

なかなかにカッコイイ一曲です。

④は 50 が参加した曲ですが、

彼の参加いかんはともかく、

楽曲の構成が実に興味深いです。

プロデューサーは 10 というそうですが、

僕の勉強不足か、始めて見る名前です。

クリエイティビティーを感じさせてくれえるプロデューサーなので、 

今後の彼の活躍に期待大です。

楽曲の構成でいえば、

KERI HILSON なる女性シンガーを配した⑦も

なかなかにおもしろい楽曲でしょう。

CO-PRODUCEに SHA MONEY XL の名前が

効いていますね。

NEEDLZ 製作のいかにも G-UNIT 印なオケ上で

これまたいかにも小慣れたようにマイクを回すのは

ゲストの MOBB DEEP の二人。

まあ、50LLOYD もQUEENS出身なだけに、

上の二人と似通った性質を持っているのかもしれませんが、

やはり、古くからの MOBB DEEP ファンとしては、

その辺りどうにもやりきれない所があったりします。

⑪は LLOYD の篭った声の魅力が

十二分に活かされたフックがかなりカッコイイ曲です。

その物憂げな呟きは

静かなピアノ・ループの曲調によく映えています。

本作中、最も耳を惹くのは、

LITTLE BROTHER9TH WONDER 製作の⑭でしょう。

G-UNIT9TH WONDER の組み合わせは

実に新鮮です。

やはり構成力の高い 9TH WONDER の作る楽曲は

聴く者の耳を一瞬で捉える強烈な世界観を

その音の一つ一つに凝縮されています。

⑮はクルーの南部支部長 YOUNG BUCK が主導を取り、

南部の御大二人、SCARFACE8 BALL が参加していて、

逆に LLOYD が外様な曲となっています。

ところで、50DIDDY

あまり関係が良くなかったと思うのですが、

ここに 8 BALL が参加していても良いのでしょうかね?

確か、DIDDY の新作中に

HAVOC 製作の楽曲があったのですが、

そのことで早くも

50MOBB DEEP の不仲説が流れていたようですが。。。

 

このブログの中で何度か言ってきたことですが、

僕は個人的には 50 CENT は嫌いですが、

G-UNIT 関連の作品は

音の立ち方が素晴らしいので結構楽しみにしています。

その点では本作も充分満足できる仕上がりでした。

ただ、発売から一ヶ月以上過ぎて、

世間からの本作の評価について、

予想以上に低い結果が出てきていることを思えば、

ここが G-UNIT としての正念場なのかもしれません。

確かに本作中には飛び抜けた楽曲はなかったのですが、

しかし、

じっくり聴き込めば聴き込むほどに

味わいの深くなる秀作だと僕は思っています。

 

オススメ度 8.0

(ラップ:1.5 トラック:1.7 キャラ:1.5 話題性:1.6 構成:1.7) 

 

 

 

2006年11月26日 (日)

いよいよシーズン到来?!

クリスマスを一ヵ月後に控え、

まあ、クリスチャンじゃない僕にとっては

まったくどうだって良い話なのですが、

シーンにとっては、

その商戦シーズンに目掛けて

いよいよビッグ・ネームの作品群が

一挙にドロップされ始めました。

毎年、このシーズンになると、

新譜にかけるお金の問題もさることながら、

買い漁った新譜たちを聴きかじる時間の余裕がない!

それが僕にとっては痛し痒しといったところで、

毎年、頭を抱えています。

個人的な情報処理能力の問題なのですが。。。

 

さて、

そのシーズンの片鱗として、

昨日 タワレコ で漁ってきた新譜君たちを

ここでちょっと紹介。

JAY-Z

THE GAME

SNOOP

FAT JOE

BIRDMAN & LIL' WAYNE

JIM JONES

TRAE

OUT KASTBIG BOI が運営するレーベル、

PURPLE RIBBON のコンピ、

と、

新譜ばかりではないのですが、

8枚ほど購入してまいりました。

 

最近、どうにもこうにも

毎日のスケジュールがタイト過ぎて、

ブログの更新が滞りがちですが、

このシーズンだからこそ

できる限り情報の鮮度を落とさないように

最近買った作品から紹介していこうと考えています。

 

お楽しみに!

 

 

P.S.

そういえば、

昨日、久々にゆっくりと タワレコ 内の

HIP HOPのコーナーを眺めていたのですが、

古い名前の淘汰されるペースが

いかに早いのかというのを

その目で再確認しました。

僕は確か、

GRAND PUBA の新譜を探していたのですが、

彼の名前どころか、

BRAND NUBIAN の名前もコーナーからなくなっていて、

驚いてしまいました。

彼らだけでなく、

僕の大好きだった‘90年代のステキなアーティスト達の名作が

コーナーから排斥されているのを見ると

ものすごく寂しい気持ちになり、

また、

今のヘッズ達が可愛そうに思えてなりませんでした。

確かにレコ屋の敷地が限られている以上、

コーナーのブースも限られているワケで、

次から次へとドロップされる新譜を並べていくと、

古いモノが淘汰されていくというのは

この資本主義社会の上では

至極当然の話なのですが、

アンチ体制イズムを真骨頂とした

HIP HOPの精神性が

そこに流されているのをこうやって実際的に目の当たりにすると

非常に残念に思えてなりませんでした。

よくよく考えてみると、

僕もこの音楽にのめりこみ始めて

早、15年以上が経つことになります。

時の流れは無情です。。。

 

 

2006年11月25日 (土)

BAD BOY はラッパーの墓場?!  2

前回、

BAD BOY に関する記事を書いたついで、、、

というのもナニですが、

せっかくなので今回はこの人の新譜を取り上げてみましょう。

BAD BOY の総帥、

P. DIDDY の通算枚目となる新作、

「PRESS PLAY」 です。

200px1541728557a2017418923b888299533l  

 

 

 

 

 

 

 

芸能人 (特にラッパー) たるもの、

ある種の厚顔無恥を根底に兼ね備えていないと、

到底、人前で自身のエゴを晒せるものではないのでしょうが、

彼ほどにその性質の顕著な芸能人はいないでしょう。

DIDDY 曰く、

「今回はかなり歌詞を書いた。

実は今までの作品では書いていなかったんだ」

・・・・・

まあ、彼の作品中のリリックに関しては、

デビュー時から “ゴースト・ライター説” が、

声高に語られていたので、

今更驚くまでもないのですが、

それにしても、今更、

“今回はかなり歌詞を書いた”

・・・だなんて、

よくもまあイケシャアシャアと

そんなコトを自慢げにアピールできるものだと、

そのツラの皮の厚さに思わず感服してしまいます。

・・・・・

当然、唯一無二の厚顔無恥たる DIDDY にしてみれば、

そういう類の外野の声に耳を傾けるワケでもなく、

我が道を貫いているのですが、

彼の目指す所はきっと

二度と彼の手元には戻ってこないでしょう。 

それは断言できます。

 

彼の目指す所とは何か?

 

彼は成功を目指しています。

彼ほどに飽くなき成功の探求者は

他になかなかいないでしょう。

そして残念なコトに、

彼の理想とする成功とは

自身の1STアルバムのそれに他ならないのです。

しかしながら、

よくよく考えてみると、

あの作品の素晴らしさは

DIDDY の出しゃばりではなく、

それこそ “BAD BOY FAMILY”

錚々たるメンツのおかげというモノでしょう。

それこそ BIGGIE を始め、

MA$ETHE LOXBLACK ROB 達が

脇をガッチリ固めていた。

そのお蔭で、

自身で今までライムを書いてこなかったハズの

DIDDY のその未熟さも消し飛ぶほどに、

アノ作品は売れたのです。

そういう観点から見ると、

彼の新作となる本作では、

ラップの共演として、

彼のレーベル、BAD BOY からの参加は

一人もいません。

これが全てを物語っているようです。。。

 

本作について結論から言うなれば、

まったく BAD BOY らしからぬ、

掴みどころのない作品というのが、

第一聴から繰り返し聴いた今までの感想です。

というより、

音の立ち方があまりに綺麗過ぎて、

これはもうHIP HOP作品の音ではないように聴こえてくる。

例えば、

イントロの①や、続く②、③、

R&Bライクな⑥、

OUTKASTBIG BOI とそのファミリーの SCAR

歌姫 CIARA ら参加の⑧、

続く、SHAWNNATWISTATIMBALAND

錚々たるメンツを揃えた⑨、

なんとインタールード扱いで AVANT の参加する⑩、

BLACK EYED PEASWILL. I. AM 製作、

ワケの分からないようなアグレッシヴさを醸し出す⑫、

それこそ OUTKAST あたりであっても不思議でないような⑭、

MARIO WINANS のボーカルと切ないウワモノが郷愁を誘う⑮、

BPMは早いのに何故かアガらない、

BRANDY 参加の⑯、

KEYSHA COLE が完全に場を喰った⑰、

MARY J. とのコラボレーションが完璧過ぎる⑱、

まあこれは当然として、

NEP のオケに JAMIE FOXX のボーカルの乗った

終幕の⑲。。。

と、

この作品の音はあまりに軽過ぎる。

大げさな話、

それこそこんな軽い音の上でライムするのも野暮なんじゃない?!

ってくらい音が立ちすぎていて、

なんだか面白味がないんですケド。。。

中には、

MOBB DEEPHAVOC の作った④や、

ポップ・アイコンの CHRISTINA AGUILERA の参加がありながら、

そのループのあくまでロウな、

JUST BLAZE 製作曲の⑦、

KANYE WEST 製作、

NASCEE-LO がゲスト参加した、

なんとも豪華な⑪あたり、

HIP HOPのそれらしい

太いビートも耳にすることは出来るのだが。。。

 

本作について

今更、DIDDY のラップ云々について

どうこう言うのも野暮な話なのだが、

それにしても、

連帯感のない、

外部からの豪華ゲストを寄せ集めただけのバックアップは

彼のスキルを前にして

あまりにも心もとないように思われる。

特にラップ・アクトに関して

その曲間には希薄な熱情をしか感じ得ないのです。

 

復帰ニュースが入って以降、

音沙汰のない CRAIG MACK

G-UNIT に引き抜かれた MA$E

ケンカ別れした LOX

ムショ入りしてしまった BLACK ROB

同じく刑期服役中の SHYNE

デビュー作がコケて業界を引退してしまった G-DEP

そして何より BIGGIE の存在。。。

これだけの有能な才能を失ってなお、

肥大し続ける BAD BOY のイメージとは

一体何であろう?

 

そして誰もいなくなり、

DIDDY だけが残った。。。

 

オススメ度 8.0

(ラップ:1.2 トラック:1.7 キャラ:1.8 話題性:1.8 構成:1.5)

 

 

上記の オススメ度 でいくと

結構高い点数を付けていますが、

僕個人としての本作の作品評価は

あまり高いといえないのが正直な所ではあります。

 

 

 

2006年11月21日 (火)

BAD BOY はラッパーの墓場?!

さて、久々に新譜を紹介するのですが、

これだけ更新が滞っていると

流通の回転率の早い昨今では、

最早、純粋な “新譜” として紹介するのも

何かおこがましいように思われてしまいます。

そんな自己の不信も

とりあえずそっちのけで今回紹介するのが、

LOON の新作、

「NO FRIENDS」 です。

4_2  

 

 

 

 

 

 

 

BAD BOY から

MA$E の後釜的な役割を担ってデビューし、

それなりに注目を集めていた彼ではありますが、

やはり DIDDY のイメージ・コントロールに苦しんだのか、

デビュー作の成功後に

あっさりと同レーベルを退団したあたり、

幸か不幸か、

まんま MA$E と同じ道を辿っているように見えました。

しかしながら、

当の MA$E に対して敵意剥き出しだったり、

まったく、

「NO FRIENDS」 というタイトルも満更ではなさそうです。。。

 

本作、あるいは LOON を語る上で、

どうしても外せないのが MA$E の存在になるのですが、

かつてのボスだった MA$E に噛み付いてこそ、

本作 「NO FRIENDS」

成立していると思うのです。

それはつまり、

BAD BOY に対する反発心も現しています。

“マッチョなヤサ男” 的なイメージを

BAD BOY に徹底的に植え付けられた LOON としては、

そこに生まれたジレンマと戦う為に

BAD BOY

強いては DIDDY の影響力から抜け出す以外、

道はなかったと思います。

そういった意味において、

本作がマイナー調を基調とした

アングラ指向な作品に仕上がっているというのは、

かつての彼のファン、

特に女性ファンにとっては、

少なからずショックだったと思います。

思えば、

MA$E のそれも同様に、

マイナー基調が本質的にシックリと似合っている、、、

そう感じたモノでした。

そういう点では

LOON は紛れもなく師匠譲りの性質を発露しています。

まず、

イントロ明けの②からしてどマイナー調がヒドい。

これがまた LOON によく合っているのです。

鬱屈した彼の不満や悲嘆ぶりが

冒頭からして見事に展開されています。

④は疾走感溢れる負の感情を

タイトにまとめ上げた曲です。

コレは本作中で僕が一番好きな曲でもあります。

そのやり場のない焦燥感が

実にカッコよく描き出されています。

⑦は大業なオケが悲壮感を煽り立てています。

痛み、怒りの綯い交ぜになった感情が、

続く、銃声より始まる⑧で

ついに爆発するような、

そういった展開をこの楽曲構成の中に見出せそうです。

⑪は本作中、唯一のクラブ・バンガーたる一曲。

オリエンタルな上モノに

攻め込んでくるビートが良く絡んでいます。

そして、

極論から言えば、

僕の中ではこの作品は、

次の⑫で完結しているのです。

マイナー調、ペイン、負の感情・・・

それらの完結はここで見ます。

この構成は、

ある意味では完全に偏っているのですが、

アンチ・メジャー作品としての完成度は非常に高いと言えるでしょう。

MA$E をディスリまくった⑭はボーナス・トラック、

ホントにオマケみたいなもんです。

 

総評としては、

本作は僕の偏った価値観の中では、

非常に評価の高い作品になります。

それこそ、

BAD BOY 時代を払拭するかのように、

極端な一方向へ敢然とベクトルを向けられた

本作のその主旨に対して、

僕は感嘆の声を上げて絶賛せずにはいられません。

全方位的な伺いを立てる生温いメジャー作品では。

ここまで力強いメッセージ性は持ち得なかったでしょう。

本作は、

LOON の執念というモノを感じることの出来る

素晴らしい力作です。

 

オススメ度 7.9

(ラップ:1.5 トラック:1.8 キャラ:1.5 話題性:1.2 構成:1.9)

 

 

  

2006年11月19日 (日)

そこに山があるから.。。。

この週末、

所用があって実家に帰っていました。

実家に帰る。。。

といっても、

電車や車で30分とかからない距離なのですが。。。

 

この月に入ってから

スポーツ・ジムに欠かさず通っていました。

結構熱心に通っていて、

毎日、2時間、ミッチリと体を動かすようにしていました。

僕は自分で言うのも何なんですが、

精神的に結構屈折しているので、

日々、忙しい仕事のストレスも含めて、

健康的に解消する為にジムに通い始めたのです。

“健全な精神は健全な身体に宿る”

とはよく言ったもので、

確かに毎日のスケジュールは非常にタイトになり、

ゆっくりする時間が減ってしまったのですが、

生活習慣はかなり健康的に改善されたと自負しています。

 

 

・・・・・

で、

そういった健全な生活習慣が

ある種の強迫観念めいた形で

僕に身体を動かせることを強要してくるのか、

実家に帰っていたこの週末、

何をトチ狂ったか、

急に地元の山登りをしようと思い立ったワケです。

・・・・・

アホや。。。

 

 

そんなカンジで、

昨日、土曜、

朝も早くから強烈な意志の葛藤を経て布団から抜け出し、

(もうその時点から

意志の弱さが頭をもたげ、

唐突な思いつきを否定して、

山登りの計画を頓挫させようとする自分と

戦わなくてはならなかったのです。。。)

勢いでジャージに着替え、

軽く朝食を摂って出発しました。

ほんと、勢いです。

じゃないと、意思がくじけちゃう。

 

僕の地元には 笠形山 という

小さな山があります。

地元での別称は “播磨富士” といい、

まあこの辺りでは簡易なハイキング的登山客を

そこそこに集めている山です。

僕も中学生の頃まで、

何度か遠足で登った記憶があるのですが、

それこそそれから15年来、

まさか自分が何の強制もなしに

この山に一人で登りにこようとは

まったく想像もできませんでした。

ほんと、酔狂にも程がある!

 

この山の標高は939.4m。

登山口にある看板によると、

頂上までの登頂時間は

おおよそ2時間かかるらしい。

って言うか、

その登山口となる大鳥居に辿り着くまで、

駐車場から200m弱くらいの距離の坂道を歩くのだが、

そこ行き着くまでに早くも息が上がり始める。

し・・・しんどいんですケド。。。

帰って良いでしょうか?

・・・・・

早くも挫折モード全開の自分を

気付かないフリをしてスルー。

 

駐車場に据え付けてあった竹の杖を借りて、

勢い良く(?)鳥居を潜り抜けて登山を開始した。

天候は生憎の曇り空。

灰色の厚い雲が低く垂れ込めている。

でも気にしない。

僕の両耳には強烈なN.Y.スタイルのHIP HOP。

GANG STARRWU-TANGBIGGIE ・・・

まったく、

健康的なのか不健全なのか、

ワケが分からない。

時々、イヤフォンを外して耳を済ますと、

登山道の傍らを流れる小川のせせらぎと

杉の木立を吹き抜ける秋風の音が

心に染み入るように辺りをひっそりと包んでいる。

それからまたHIP HOP。

時計を持ってきていなかったので、

きちんとしたペースは分からないのだが、

大体、30分くらいで

中腹にある笠形神社に到着。

ココまでくるのにかなりバテバテ状態。

ここで折り返し、

帰ってしまおうかと何度思ったことか。

この神社は結構山深くにあるのだが、

なかなかしっかりした作りで、

周囲の慄然と聳える杉の木に囲まれているその雰囲気は

神々しく、荘厳である。

ココには御神木があって、

昔、姫路城の改修工事の際、

その御神木姫路城天守閣心柱に用いたと聞いている。

それが僕達地元民には

ちょっとした誇りとなっていたりする。

今ある御神木もなかなか立派なものだ。

そこで10分ほど休憩し、

再び頂上に向けて出発する。

ここからの道は細く険しくなり、

本格的な登山道となる。

しかしながら、

それまで引き返すことばかり考えていたのに、

神社から頂上までの道程は

不思議と、

まったく挫折することを考えなかった。

しばらく険しい道を登り続けると、

いきなり視界が拡がる場所に出る。

それまで周囲を覆っていた木立がなくなり、

辺りが遠くまで見渡せるのだ。

コレがかなり絶景で、

俄然テンションが上がり、

歩を進める足も勢いづく。

しかも、BGMは BIGGIE

「GOING BACK TO CALI」

コイツは僕にとって思い出深い曲なのです。

 

少し話は逸れるが、

僕がこういう風に身体を動かすようになったのは

ある女性とのデートがきっかけでした。

それは留学から帰国してしばらく経ち、

友人の結婚式で再び渡米した時のコトです。

結婚式の前日にデートの約束をしていたのですが、

ハイキングをしようということで、

僕は軽い気持ちでその日に臨んでいました。

彼女と数年ぶりに再会し、

そのまま一緒に出かけたのがHOLLYWOODのハイキング・コース。

アノHOLLYWOODの立て看板の付近まで登ろうというのです。

まあ、その話は今回の記事からすれば余談なので、

ここでは詳しくは書きませんが、

とにかくバテバテでした。

憧れの女性とのデートだったのですが、

彼女の前でこそやせ我慢して見せていたのですが、

足は吊りそうだし、

息は上がってヘロヘロだし、

やせ我慢していても

その状態がバレバレでした。

日頃の運動不足をこんなに後悔したことはありません。

彼女の方はというと、

日頃からジムで鍛えてらっしゃったようですし、

よくそのハイキング・コースを

歩いてらっしゃったということで、

全然余裕の様子でした。

でも、不思議と、

バテバテながらに久々に身体を酷使して

こうやって運動することの清々しい気分を

その時、衝撃的に味わったというのが、

今でも鮮明に思い出せるほど新鮮でした。

HOLLYWOODの立て看板を

間近に見れたという感動もあったし、

その高い山並みの上から望み見る

L.A.の街並みの景観の素晴らしさも

やはり強く胸を打ちました。

なんて健全なデートなんだ!

その感動もひとしおでした。

そんなこんなで

僕はそれ以来、

できる限り身体を動かすようにしていたのです。

ちなみに、

そのHOLLYWOODハイキングの帰り、

僕のレンタカーのステレオで流れていたのが

持ち込んでいたCD-Rの中の

BIGGIE「GOING BACK TO CALI」 です。

。。。。。

。。。。

。。。

さて、話を戻しましょう。

BIGGIE と一緒に大きな声でフックを歌いながら

調子に乗って歩くペースを速めました。

時々、息も絶え絶えに

フリー・スタイルでライムしたりしながら歩いていると、

すごく足が軽くなったように思えてきて、

“ランナーズ・ハイがあるのなら、

ウォーカーズ・ハイもあるのではないか?

そして今がその状態なのではないだろうか?”

などと考えながら、

前を歩く登山客を二組ほど抜いて歩いていると、

早くも9合目に達してしまいました。

頂上も目の前に見えます。

“ウォーカーズ・ハイ” の勢いを借り、

いよいよ調子付いてペースを速めて歩いていると、

一瞬、足場を踏み外してしまいました。

踏ん張って体勢を立て直した時です、

両足の裏筋がピキッと音を立てるようにして伸びたのです。

危ない所で両足を攣ってしまいそうになったのですが、

何とかそれは免れました。

しかし、頂上まであと少しというところで

僕の両足は今にも攣りそうな爆弾を抱え、

一歩一歩がその恐怖との戦いになりました。

歩くペースもメチャクチャ遅くなり、

それこそ先程追い抜いた中年の登山客グループに

再び追い付かれそうなほどです。

アキレス腱を伸ばしたり、

一歩一歩を慎重に踏みしめながら

何とか登頂に成功。

しかし、冷や汗モノでした。

 

頂上からの眺望は、

曇っているにもかかわらず、

空気が澄んでいるおかげか、

遠くまで見渡せます。

明石大橋淡路島小豆島はもちろん、

大阪の泉佐野あたりまで見渡せるほどです。

ガスが付近にないのも幸いでした。

本当に360度パノラマで見渡せる辺りの景観は

正に絶景でした。

デジカメも携帯も忘れてきていたので、

その景観を収められなかったことが大変悔やまれます。

そのあたりは他の登山客の登山記を参考にしてください。

頂上には他に20人~30人くらいの登山客がいて、

弁当を食べたりしながら

その絶景を楽しんでいました。

僕はお茶を飲み、

ストレッチをして、

すぐに下山に取り掛かりました。

登山の他にも予定が詰まっていたので、

ゆっくりできなかったのです。

まあ、低い山なのですが、

弱い、今にも消え入りそうな意志を焚き付けて、

登山に成功したこと自体で

僕は大きな満足感を味わっていたのです。

 

帰りは軽い駆け足で下っていきました。

すれ違う登山客に挨拶を交わすと、

何だか自分がいかにも爽やかな人間のように思えてきます。

でも、BGMは “FUCK!FUCK!” 言っていますが。。。

下山し、

車に戻ると、

ちょうど3時間が経過していました。

 

地元だからというのではないのですが、

笠形山は手軽な登山に適した山で、

山道の立て看板や案内など、

それに道の整備も結構しっかりしているので、

お近くの方は

ぜひ登山されることをお勧めします。

僕も帰郷する際は、

また次回も登ってみようと考えています。

 

あ~、

身体を動かすってなんてステキなんだろ!?

オレの右足君、左足君、

ご苦労様!

 

 

 

2006年11月13日 (月)

というワケで・・・

というワケで・・・

といっても何のことだかサッパリ分からないでしょうが、

前回の記事で少し触れた

“まだメジャーでソロ・デビューしていない期待の新人君”

について、

話題が出たついでなので、

今回はその特集を組んでみたいと思います。 

 

ところで、

いきなりお詫びと訂正なのですが、

前回記事で TRAE について、

 

“早くソロ作が出ないものかと

期待していた人物の一人です。”

 

と書きましたが、

その後チョコチョコ調べていると、

何と彼、

今年の6月に RAP-A-LOT から

ソロ・デビュー作をドロップしているじゃないですか?!

勉強不足で申し訳ありませんでした。

今度、レコ屋行った時に

必ずチェックしておきます。

 

 

さて、

まだメジャー・デビューを果たしていない

個性的なラッパーについて紹介していきましょう。

 

まず一番初めに紹介するのは、

PEEDI PEEDI です。

ご存知の方も多いと思いますが、

彼はフィリー出身で、

地元の雄、BEANIE SIGEL にフックアップされ、

彼のクルー STATE PROPERTY の一員として

参加しております。

(実質的には、

STATE PROPERTY の1STには参加しておらず、

後から加入したメンバーと思われます)

僕が特に彼に注目したのは、

BEANIE SIGEL の3RD作内の

「GOTTA HAVE IT」 という曲がきっかけです。

TWISTA と一緒に PEEDI が参加していたのですが、

ここでの彼のズルムケっぷりがあまりに見事だったので、

思わず惹き込まれてしまいました。

PEEDI はそのラップの語感からも分かるように、

スパニッシュも操れるようです。

高音域の声がビートに突っ掛かるように絡んでいくのが

彼のラップの特徴で、

その濃厚なライミングが病み付きになります。

ご存知の方も多いと思いますが、

彼は現在、THE ROOTS と契約を交わし、

そのサブ・メンバーとしての地位を確立しております。

ROC-A-FELLA のゴタゴタに乗じたってワケではないのだけど、

なかなか世渡りの上手いヤツで、

この先の活躍が期待できそうです。 

 

 

続いてのお勧め新人君は、

BARS & HOOKS という二人組みです。

彼らは MOBB DEEP 一派に属していると思われます。

彼らの名前を唯一確認できるのが、

MOBB DEEPPRODIGY のソロ作品、

「H・N・I・C」 内に収められている、

「DIAMOND」 という曲です。

どっちが BARS で、

どっちが HOOKS か?

ハッキリ言及することは出来ないのですが、

多分、 BARS と思しき1ST VERSEをキックする方、

彼のぶっきらぼうで投げやりな、

言葉の吐き捨て方が異常にカッコイイ。

コレが MOBB DEEP 色と非常に相性が良くて、

そのテのマイナー調のオケに良く映えるのです。

その後、まったく彼らの名を目にする機会がなかったので、

もしかして業界からフェイド・アウトしてしまったのか?

と訝っていたのですが、

調べてみるとインディー・レベルながら、

活動を続けているようなので、

ホっとしました。

それこそインディーからアルバムも出しているようなので、

今度、取り寄せてみようと思います。

(多分、日本では買えないだろうな。。。)

 

 

続いては、

メジャーのディールを結び、

デビューまであと一歩のところまで漕ぎ着けておきながら、

いよいよというところで事件を起こし、

全てをご破算にした男を紹介しましょう。

彼の名は MYSONNE

当時、その活躍が最も期待されていた

新進気鋭のラッパーでした。

当時の “新世代” を代表した

MA$ETHE LOXDMXCAM'RONBIG PUN

CANIBUS CAPONE-N-NOREAGE

LORD TALIQ & PETER GUNZ らと共に、

華々しくデビューを飾るはずだった MYSONNE

それこそ、

当時、全盛の勢いを誇っていたマネージメント会社、

VIOLATOR の秘蔵っ子として

かなりしっかりしたプロモーションを受けていたのですが、

事件でデビューがポシャって、

その後、彼の名前を目にすることはなくなってしまいました。

今回、この記事を書くにあたって調べてみると、

なんと今年の6月に7年の刑期を終えて

出所したとありましたが、

果たして、

旬を逃した彼は

上手くメジャー復帰でデビューを飾ることが出来るのでしょうか?

新しい曲を聴いてみましたが、

明らかに力量の衰えを感じずにはいられませんでした。

それこそ、

当時の彼の特徴でもあった、

吐き捨てるような語彙と、

篭ったような声質が

耳にこびりつくような印象を与えていました。

モソモソしたようなフロウのクセに、

やけに切り口の鮮やかなライミングで、

そのギャップが彼の大きな魅力でもあったのです。

今考えると本当に残念な話です。

 

 

さて、

最後に紹介するのは、

今回の記事の主旨とは異なってくるのですが、

ぜひ応援したいというラッパーを紹介します。

実は彼はきちんとメジャー・デビューを果たし、

作品も残しているのですが、

レーベルのプロモーション不足などがあって、

不幸にも業界を引退してしまったという経歴から、

ぜひともカムバックを望んでいる人物なのです。

彼の名は G-DEP

ご存知の方も多いと思いますが、

彼は BAD BOY 所属のアーティストでした。

しかし、運悪く、

BAD BOY が配給先を移転する時期に

デビューすることになってしまい、

彼のデビュー作はほとんど脚光を浴びずに終わってしまいました。

そして業界から引退してしまったというのです。

実は彼は、

BAD BOY と契約する前、

GANGSTARR 一派に属していたことがあって、

GANGSTARR の作品でラップしてもいるのです。

今から思うと、

自身のコトにしか力を入れなくなった

BAD BOY なんかからデビューするよりは、

GANGSTARR FOUNDATION として

活動し続けていた方が、

彼の為になったのではないかと思うのです。

それこそ PRIMO が認め、

当時、同業者の多くが彼のスキルに唸っていたほどの、

正に唯一無二の逸材だったのに。。。

ビートの独得の解釈法により、

他人に真似できないような

変態的なフロウを、

しかもカッコよく聴かせるというのが

彼のスキルで、

彼以来、

未だにあんなフロウは聴いたことがありません。

DIDDY はなんてことをしたんだ!!

せっかくのタレントをムダに磨耗させやがって!

ほんとに恨めしいです。

ぜひとも、

彼には復活してもらいたいのですが。。。

 

 

 

と、まあ、そんなこんなで

ちょっと歪んだ僕の “MC観” を含んだ

期待の新人ラッパーを

今回は取り上げてみました。

しかしながら、

ひねくれ者の僕のコトなので、

さすがに今後、

まともに活躍を期待できるのは

既にデビュー済みの TRAE を含めたとしても、

PEEDI PEEDI と二人ぐらいが精々で、

半分以上はメジャーに出てきそうにないアクトばかりです。

これまたヒドいはなしだなあ。。。

これじゃあ、

“期待” もヘッタクレもあったモンじゃない。

 

・・・・・

・・・・

・・・

 

 

 

 

2006年11月11日 (土)

起死回生の一撃

全国5千億万人の当ブログ読者の皆様、

あるいはその5千億万分の1の読者の皆様、

更新遅くなってゴメンナサイ。

この一週間、

スケジュールがタイト過ぎて、

P.C.の前にゆっくり座る時間どころか、

新譜に耳を傾ける時間も持てませんでした。

とりあえず、今日、久々に

ブログ更新をする時間の余裕がありそうなので、

さっそく新譜の紹介記事を書いていきたいと思います。。。

 

 

今日紹介するのは、

シャバに戻ってきての復帰作となる、

PIMP C のソロ2作目、

「PIMPALATION」 です。

200pxpimpalation   

 

 

 

 

 

 

 

言わずと知れた、

H-TOWNの生ける伝説、

U.G.K. の片割れでもある PIMP C

彼のソロ・デビュー作に関して、

かなりヤクザな構成に

あまり良い印象を持たなかった為か、

本作に対して、

ほとんど期待していなかったというのが

正直なところです。

しかしながら、

蓋を開けてみると、

本作の素晴らしさに思わず感動してしまった!

期待がなかった分、

PIMP C の底力を驚異を伴って感じる程でした。

 

まず、何が良いって、

作品を通して全曲的に粒が立っている。

イントロ明けの②からして、

前作とは違った音の立ち方をしていて、

いきなり耳を惹き付けられるのです。

シャバに戻った自由感を

想いっきり満喫している様子を

疑似体験できそうなほど

清々しく爽やかなオケが、

今までの PIMP C

あるいは U.G.K. のイメージとは

かけ離れているので、

そのギャップが逆にオモシロイ。

続く③からの流れも秀逸で、

全然曲調の違う曲が並んでいるというのに、

通して聴いていて、

バランスの取れた協調性を

この構成の中に感じるのだから、

やはりその辺りにベテランとしての

PIMP C の自力を改めて発見せずにはいられません。

 

その他にも、

本作のすごい所は、

まず、ゲスト陣の豪華な点と、

オマケの “CHOPPED & SCREWED” DISCが

入っている点でしょう。

 

まず、ゲスト陣に関しては、

③の LIL’ KEKE

④の SCARFACE と相棒 BUN B

⑤の MIKE JONESBUN B

⑥の JAZZE PHA

⑨の SLIM THUG

⑩の 8 BALL M.J.G.

⑪の LIL' BOOSIE

⑫の MANNIE FRESH

⑭の CHAMILLIONAIRE

⑮の JAGGED EDGE

⑯の Z-RO 、、、他、

有名どころだけを挙げてみましたが、

とにかくかなり豪華な顔ぶれを揃えています。

中でも、本作内でのH-TOWN勢の活躍には

目を見張るものがあります。

昨年はリリース量からしても

完全に “H-TOWN YEAR” だったのですが、

その団結力と勢いは

今年も衰えを見せていません。

特に⑤の MIKE JONES

⑭の CHAMILLIONAIRE

それに同じく⑭の TRAE が素晴らしい!

それぞれ独自の世界観を一瞬で構築する能力があるので、

ちょっとした客演でも

圧倒的な存在感を放つことができるのです。

この中でも僕が一番気に入っているのは、

TRAE です。

ちょっと本筋とは話が外れますが、

TRAE 君について、

彼は Z-RO の作品で初めて知ったラッパーなのですが、

その時から存在感はバツグンで、

早くソロ作が出ないものかと

期待していた人物の一人です。

実は

“まだメジャーでソロ・デビューしていない期待の新人君”

なる記事の企画を以前から考えていたのですが、

この TRAE 君はこの企画の第一候補として挙げていました。

先程も書きましたように、

PIMP C 大先生を前にしても、

彼はここでもしっかり結果を残しております。

こうして見ると、

ホント、ヒューストンは層が厚いなあ。

かつての DRE 率いるL.A.勢並に

タレントが揃っております。

それに団結力も素晴らしい。

 

ボーナス・ディスクに関していえば、

僕はDJはしないので、

わざわざ購入してまで

“CHOPPED & SCREWED” モノは聴かないのですが、

こうしてオマケで付いていると嬉しいですね。

ガッツリと聴き込むというより、

BGMで流すには

“CHOPPED & SCREWED” モノは

結構重宝しています。

 

総体的な感想としては、

前作と同じようなヤクザな作りなのに、

絶対的に完成度が違っていて、

とにかく驚かされた、、、

というのが正直なトコロです。

それだけにHIP HOPマジックの掛かった仕上がりで、

お勤めを終えてシャバに戻ってきた PIMP C にとっては、

正に “起死回生の一撃” たる作品であると

言えるのではないでしょうか?

 

オススメ度 8.3

(ラップ:1.6 トラック:1.8 キャラ:1.6 話題性:1.4 構成:1.9) 

 

 

2006年11月 5日 (日)

のろ口ラップの帝王

元ギネス男の TWSITA や、

初期の JAY-ZEMINEM

ロング・ブレスの

KOOL G RAPPHAROAHE MONCH

BIG PUN らを称して、

世に “早口ラップ” という言葉があるのだから、

逆に “のろ口ラップ” があってもいいと思うのは、、、

きっと僕以外誰もいないでしょう。。。

・・・・・

もし、、、

もしそんな “のろ口ラップの帝王” を決定するなら、

皆さんは誰を推しますか??

CAM'RON とか、

彼の舎弟の JUELZ SANTANA とか、

なかなか良い線いってるんですけど、

やはりこの男にはかなわないでしょう。

。。。。。

というワケで今回は、

WU-TANG CLAN 一軍メンバーの中でも

一番地味な存在である

MASTA KILLA の2ND作、

「MADE IN BROOKLYN」

紹介したいと思います。

200pxmadeinbrooklyn   

 

 

 

 

 

 

 

WU-TANG デビュー後、

10年経ってようやく自身のソロ作品を

ドロップさせたこの男。

2NDはさらに10年後だろうな、、、

なんてタカを括っていたら、

なんと短いスパンで本作をドロップしてくるのだから、

ほんと、ワケわかんないです。

まあ、そのワケの分からなさが

WU-TANG の魅力でもあるのですが、

当メンバー内でも、

一番謎に包まれた男である彼、

MASTA KILLA. 。

というより、

個性豊か (というか、個性が爆発しすぎた) な

他の WU メンバー内にあっては、

彼の存在がメディアに取り上げられるのも

限られてくるワケです。

 

さて、

冒頭で取り上げた “のろ口ラップ” について、

彼の纏わり付くような言い回しや、

もたついたフロウは、

一種独特で、

個性豊かな WU メンバーにあっても

引けをとらない妙味があります。

僕は U-GOD とか彼とか、

結構好きです。

イヤ、天邪鬼な僕は

むしろ彼らを多め (?!) に応援しているくらいです。

そんなワケで、

少し贔屓目で

MASTA KILLA の2ND作となる本作を

傾聴していってみましょう。

 

まず、本作で目が行ったのは、

RZA の製作曲が一曲もないところです。

変わりにといっては何ですが、

M.F. DOOM や、

PETE ROCK の製作曲があるというのは、

皆さんの興味を俄然惹くトピックスとなるでしょう。

その問題の、

M.F. DOOM 製作による②は、

さすがというか何というか、、、

かなりキテます。

すげーな、M.F. DOOM

ちょっと尋常じゃないですね、このオケは。

こんなBPMの遅い曲は、

正に “のろ口ラップの帝王” の為に

用意されたかのようです。 

⑥は WU から U-GODRZAMETH

参加した曲になるのですが、

この曲の面白い点は、

主役であるハズの MASTA KILLA 以外の

全メンバーのキレ方が

非常に素晴らしいという所です。

特に RZA は素晴らしい!

ってか、MASTA KILLA

頑張りなよ。。。

⑦は本作の中でもハイライトとなる曲でしょう。

珍しくアグレッシヴなオケ中に

ガッチリ組み合った MASTA KILLA

もたつくようなラップは

聴き応えがあります。

続く⑧は、

前述の PETE ROCK 製作曲になるのですが、

これは特筆するほどの仕上がり具合ではありません。

⑨は無感情なラップの MASTA KILLA には珍しい、

ドラマティックなオケに、

シンガーまでもが参加した曲になります。

ってか、この曲、

MASTA KILLA いらんやん!

彼抜きでも充分成立するような曲なのが

微笑ましく、可笑しいです。

他にも、

④で RAEKWONGHOSTFACE が、

⑩で INSPECTA DECK GZA が、

WU 本隊から参加していて、

色の薄い主役の脇をガッチリ固めています。

 

作品全体を通じて、

BPMが遅めなので、

まあその辺り、

彼のキャラクターと併せて

ゆっくり楽しむことが出来るのではないでしょうか?

インディーからドロップされた作品で、

そういった点では

作品全体にダイナミズムを感じられないのですが、

それも込みで、

MASTA KILLA という男のカラーが

よく現れている作品に思えます。

 

オススメ度 6.7

(ラップ:1.5 トラック:1.4 キャラ:1.3 話題性:1.2 構成:1.3) 

 

 

 

 

2006年11月 3日 (金)

パンチのないのが武器?!

様々な外的トピックをまとわせ、

シーンから注目を浴びながらデビューを果たした

シカゴからの新人、

LUPE FIASCO

彼のデビュー盤、

「FOOD & LIQUOR」

今日は紹介したいと思います。

200pxfoodandliquor  

 

 

 

 

 

 

 

いわゆる “ニュー・タイプ” ってカンジで、

まあ、平たく言や、

“オタク系” です。

THE NEPTUNES らの N.A.R.D.

KANYE WEST あたりが

現行シーンでその道を切り開いているのですが、

もっと遡れば、

NEW SCHOOL 期の NATIVE TONGUES

その流れの原初と言えるでしょう。

元々、自己顕示欲から発生し、

バトルの流れを汲むラップの歴史において、

マチズモ的な色が濃くなることは

ある種の必然性がありました。

だからこそ、

この音楽が拡大し、成長を続けていく中で、

そのマチズモに対するカウンターとして、

いわゆる “オタク系” が

確実に機能するということが、

歴史的に実証されているのです。

それこそ DE LA SOUL

1STのジャケットに鏤められたひなげしの花は

そういった象徴であります。

 

さて、

次世代を担う (予定の) 彼、

LUPE 君。

シカゴ出身の新人ということで、

以前、このブログで絶賛を以って紹介させていただいた

RHYMEFEST と比較されることがよくあるようです。

確かに、

RHYMEFEST のスタイルも

GANGSTA BANGIN' なカンジから離れたところにあって、

彼の場合は “BLUE COLLER” 視線から描かれた、

等身大の米黒人社会の生活を

鋭く切り取ったモノでした。

そういった社会性からは

多少かけ離れてはいますが、

今回の LUPE 君も

よくある GANGSTA SHIT とは

一味も二味も違ったスタイルを

堂に入って披露してくれています。

そのスタイルの特徴はというと、

正に今回のブログの表題のとーリ、

“パンチのないのが武器?!”

という点に集約されていると思えます。

それほどスキルフルというでもなし、

特徴的な声質というでもなし、、、

その癖、耳への引っ掛かり方が、

やはり他のよくあるような

マチズモ的なラップとは一線を画しているようで、

確かに違って聴こえてきます。

リリックにさらっと目を通してみましたが、

日常を取り上げながら、

そこに毒々しさというか、

生々しさはなく、

まるで夢見心地な世界を垣間見る思いでした。

そういった彼の独得の世界観を

上手く包み込んでいるのが、

本作の優れた楽曲群になります。

本作を大々的に取り上げている各メディアが、

まず一番に注目して書き立てているのが、

本作のトータル・プロデュースに

DEF JAM 総帥の JAY-Z

その名を連ねている点にあります。

ちなみに、

本作はその DEF JAM からの作品ではなく、

ATLANTIC からのドロップになるのですが、

それだから余計に、

JAY-Z のお墨付き” という話題が

先走りした感も拭えなくもありません。

しかも、

その他に、NEPKANYE

楽曲製作で参加しているという点も、

本作に華を添える話題となっていますが、

話題が先行しすぎたという感も

無きにしも非ずだと思います。

結論から先に言えば、

本作はメジャー会社であるハズの

ATLANTIC が製作したワリに、

どうもアングラ的な安っぽさを

作品全体に感じてならないのです。

ジャケ写やブックレットの作りの安っぽさもさることながら、

作品の全体的な構成が、

あまりに振れ幅が狭すぎて、

抑揚に欠ける仕上がりに留まっているのです。

先ほども書きましたが、

楽曲はそれぞれとても素晴らしい出来です。

それは前述した、

⑤の NEP 製作曲、

⑩の KANYE 製作曲だけに留まらず、

中堅どころで活躍を見せる

⑪の NEEDLZ

それに本作の大半の曲を手掛けている

SOUNDTRAKKPROLYFIC らの活躍にも

目を見張るモノがありました。

情感溢れるドラマティックな展開の曲が

本作内にはひしめき合っていて、

いかにもシカゴ流儀な装いを感じさせます。

僕もこのテのオケは嫌いではないので、

本作はけっこう多めにリピートして聴いているくらいです。

なのに作品全体の感想は、、、

例えば、

それこそ振れ幅の狭い所で、

同じような楽曲が並んでいることに対する

作品全体の展開のつまらなさを感じてしまう。

仕上がった作品を唯々、

並べていったような仕上がりに思えてしまうのです。

このあたり、

JAY-Z はともかくとして、

ATLANTIC はどうにかしようとしなかったのでしょうか?

メジャー作品にしては

お粗末に過ぎる仕事ではないかと

不満に思っています。

 

ちょっと辛口な批評にはなりましたが、

これは実際は LUPE 君に対しての酷評ではなくて、

メジャー・レーベルである

ATLANTIC への不満です。

でも、本作はメロディアスで、

とても聴きやすい曲がたくさん入っているので、

HIP HOPファンじゃない人でも

手に取りやすい作品ではあると思います。

 

非常に惜しい!!

 

 

ところで、

最後のシャウト・アウト、

やりすぎじゃない??

 

オススメ度 8.1

(ラップ:1.4 トラック:1.9 キャラ:1.7 話題性:1.9 構成:1.2)

 

 

 

2006年11月 1日 (水)

聴く暇もないクセに

昨日、タワレコ に行ってきました。

新譜が適量に出ていたので、

それらを手にとっていったら、

結局7枚分購入することになってしまった。。。

昨日は10月最後の日だったのですが、

この月の頭頃に10枚新譜を購入していたので、

今月は17枚買ったことになる。。。

・・・・・

・・・・

・・・

ヒドイ話だ。

最近、忙しくて、

ゆっくり音楽を聴く時間がないので、

前回に購入した10枚分も

まだ通しで3、4回くらいしか聴けていません。

(レビューを書いた作品に関しては、

さすがにその程度ではまともな感想も得られないので、

集中的にリピートで流しているのですが。。。)

 

i Pod のような物を利用すればいいのでしょうが、

実は、

引っ越し祝いに知人から戴いた

そのテの音楽再生ツール、

4G分の容量は、

全て僕の好きな‘90年代の作品で埋め込まれていて、

もう新たに新譜を取り込む余地がないのです。

 

しかも、

実は昨日、スポーツ・ジムに入会してきたばかりで、

今日から通い始めたので、

益々時間がなくなってくる。。。

っていうか、

ジムで体を動かしている間に

音楽を聴けばいいのだから、

・・・やはり、

もう一台、新譜用に

音楽再生ツールを購入すべきだろうか?

 

。。。。。

 

ちなみに、

今日買った作品は、

P. DIDDY

LLOYD BANKS

HI-TEK

PITBULL

XZIBIT

それに、

コレは新譜かどうか分からないですが、

多分新譜となるハズの

CL SMOOTH の初ソロ、

それkら、

コレは多分新譜ではないと思いますが、

LUDAD.T.P. から出ていた

FIELD MOB の作品、

の計7枚になります。

 

まだ前回買った新譜分のレビューが

5枚分残っているので、

できる限り早急に記事を仕上げて

更新していきたいと思っています。

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・・・・

・・・

・・・・

・・

っつーか、

この記事がムダじゃない?!

こんなの書いてる暇あったら、

レビュー書いとけよ!

と自分でツッコんでみる。。。

 

 

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

最近のトラックバック

2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31