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2006年11月25日 (土)

BAD BOY はラッパーの墓場?!  2

前回、

BAD BOY に関する記事を書いたついで、、、

というのもナニですが、

せっかくなので今回はこの人の新譜を取り上げてみましょう。

BAD BOY の総帥、

P. DIDDY の通算枚目となる新作、

「PRESS PLAY」 です。

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芸能人 (特にラッパー) たるもの、

ある種の厚顔無恥を根底に兼ね備えていないと、

到底、人前で自身のエゴを晒せるものではないのでしょうが、

彼ほどにその性質の顕著な芸能人はいないでしょう。

DIDDY 曰く、

「今回はかなり歌詞を書いた。

実は今までの作品では書いていなかったんだ」

・・・・・

まあ、彼の作品中のリリックに関しては、

デビュー時から “ゴースト・ライター説” が、

声高に語られていたので、

今更驚くまでもないのですが、

それにしても、今更、

“今回はかなり歌詞を書いた”

・・・だなんて、

よくもまあイケシャアシャアと

そんなコトを自慢げにアピールできるものだと、

そのツラの皮の厚さに思わず感服してしまいます。

・・・・・

当然、唯一無二の厚顔無恥たる DIDDY にしてみれば、

そういう類の外野の声に耳を傾けるワケでもなく、

我が道を貫いているのですが、

彼の目指す所はきっと

二度と彼の手元には戻ってこないでしょう。 

それは断言できます。

 

彼の目指す所とは何か?

 

彼は成功を目指しています。

彼ほどに飽くなき成功の探求者は

他になかなかいないでしょう。

そして残念なコトに、

彼の理想とする成功とは

自身の1STアルバムのそれに他ならないのです。

しかしながら、

よくよく考えてみると、

あの作品の素晴らしさは

DIDDY の出しゃばりではなく、

それこそ “BAD BOY FAMILY”

錚々たるメンツのおかげというモノでしょう。

それこそ BIGGIE を始め、

MA$ETHE LOXBLACK ROB 達が

脇をガッチリ固めていた。

そのお蔭で、

自身で今までライムを書いてこなかったハズの

DIDDY のその未熟さも消し飛ぶほどに、

アノ作品は売れたのです。

そういう観点から見ると、

彼の新作となる本作では、

ラップの共演として、

彼のレーベル、BAD BOY からの参加は

一人もいません。

これが全てを物語っているようです。。。

 

本作について結論から言うなれば、

まったく BAD BOY らしからぬ、

掴みどころのない作品というのが、

第一聴から繰り返し聴いた今までの感想です。

というより、

音の立ち方があまりに綺麗過ぎて、

これはもうHIP HOP作品の音ではないように聴こえてくる。

例えば、

イントロの①や、続く②、③、

R&Bライクな⑥、

OUTKASTBIG BOI とそのファミリーの SCAR

歌姫 CIARA ら参加の⑧、

続く、SHAWNNATWISTATIMBALAND

錚々たるメンツを揃えた⑨、

なんとインタールード扱いで AVANT の参加する⑩、

BLACK EYED PEASWILL. I. AM 製作、

ワケの分からないようなアグレッシヴさを醸し出す⑫、

それこそ OUTKAST あたりであっても不思議でないような⑭、

MARIO WINANS のボーカルと切ないウワモノが郷愁を誘う⑮、

BPMは早いのに何故かアガらない、

BRANDY 参加の⑯、

KEYSHA COLE が完全に場を喰った⑰、

MARY J. とのコラボレーションが完璧過ぎる⑱、

まあこれは当然として、

NEP のオケに JAMIE FOXX のボーカルの乗った

終幕の⑲。。。

と、

この作品の音はあまりに軽過ぎる。

大げさな話、

それこそこんな軽い音の上でライムするのも野暮なんじゃない?!

ってくらい音が立ちすぎていて、

なんだか面白味がないんですケド。。。

中には、

MOBB DEEPHAVOC の作った④や、

ポップ・アイコンの CHRISTINA AGUILERA の参加がありながら、

そのループのあくまでロウな、

JUST BLAZE 製作曲の⑦、

KANYE WEST 製作、

NASCEE-LO がゲスト参加した、

なんとも豪華な⑪あたり、

HIP HOPのそれらしい

太いビートも耳にすることは出来るのだが。。。

 

本作について

今更、DIDDY のラップ云々について

どうこう言うのも野暮な話なのだが、

それにしても、

連帯感のない、

外部からの豪華ゲストを寄せ集めただけのバックアップは

彼のスキルを前にして

あまりにも心もとないように思われる。

特にラップ・アクトに関して

その曲間には希薄な熱情をしか感じ得ないのです。

 

復帰ニュースが入って以降、

音沙汰のない CRAIG MACK

G-UNIT に引き抜かれた MA$E

ケンカ別れした LOX

ムショ入りしてしまった BLACK ROB

同じく刑期服役中の SHYNE

デビュー作がコケて業界を引退してしまった G-DEP

そして何より BIGGIE の存在。。。

これだけの有能な才能を失ってなお、

肥大し続ける BAD BOY のイメージとは

一体何であろう?

 

そして誰もいなくなり、

DIDDY だけが残った。。。

 

オススメ度 8.0

(ラップ:1.2 トラック:1.7 キャラ:1.8 話題性:1.8 構成:1.5)

 

 

上記の オススメ度 でいくと

結構高い点数を付けていますが、

僕個人としての本作の作品評価は

あまり高いといえないのが正直な所ではあります。

 

 

 

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