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2006年10月13日 (金)

ヤング繋がり

前置きも早々に、

前回の YUNG JOC に引き続いて

今回紹介するのは、

“ヤング繋がり” で、

YOUNG DRO のデビュー作となる、

「BEST THANG SOMKIN’」 です。

200pxbest_thang_smokin   

 

 

 

 

 

 

“YOUNG (YUNG)” だったり、

“LIL'” だったり、

ちょっと多過ぎません?

オリジナリティーとかいう面も含めて、

それって一体どうなのよ?!

 

いきなり本作とは筋違いな話になりますが、

“YOUNG (YUNG)” って付く名前の

HIP HOPアーティスト、

どれだけいるか調べてみました。

ココには全部挙げないケド、

かなりの多いです。

有名どころだけ挙げてみると、

YOUNG DRO

YUNG JOC

YOUNG JEEZY

YOUNG BUCK

YOUNG GUNZ

YUNG WUN

YOUNG BLOODZ

YOUNG ROME

・・・・・

etc、etc。。。

あまりにたくさんいるのですが、

半分以上は今まで名前も見たこともないような

四流、五流の地域限定ラッパーなので、

これ以上は触れないでおきます。。。

 

安直だけど、

こうやって見ると、

“若気” を振りかざすラッパーは上記のごとく、

それこそゴマンといるのですが、

“老獪さ” を自らまとったラッパーは

OL' DIRTY BASTARD だけですね。

そう考えると、

やっぱ彼の存在の奇異さとその特別性が

シーンの中でも浮き立っています。

・・・・・

・・・・

・・・

と、

全然脱線した話をしてきましたが、

このあたりで話を本筋に戻しましょう。

そんな数多くいる “YOUNG” 系の一人、

YOUNG DRO の作品に触れる前に、

まず彼の存在にスポットを当ててみると、

第一に挙げなければならないのは、

彼が南部の新しい王様、

T.I. のクルーのメンバーの一人だということです。

つまり本作は、

T.I. の全面バック・アップの元、

製作された作品になります。

なるほど、

本作中の各楽曲のクオリティーの高さは

製作環境がしっかり整った中で

作られている証拠です。

特に作品全体を通して、

音の立ち方が素晴らしい。

例えば、

JAZZE PHA が製作し、

SLIM THUG がゲスト参加した⑤の

音の込み入ったカンジと、

その中に横たわる

メロディアスなラインの並び方が

耳に上手く引っ掛かる。

SLIM THUG は存在感があるな。

続く⑥の

クレジットにはないが、

T.I. と思しき声の粘りつくようなフックが

劇画的なオケと絶妙に相俟っている点も見逃せない。

本作中、一番熱く滾っている⑨のオケが

これまたカッコイイ。

ゲストの女性ラッパー、

XTACI がなかなか良いラップを聴かせてくれています。

アグレッシブなラップが

ドラスティックなオケによく映えています。

一転して、

続く⑩のトーン・ダウンさせ、

メロディアスでレイド・バックしたオケが対照的で、

定番の RICK JAMES「HOLLYWOOD」 使いが

ピン・ポイントでよく効いています。

。。。。。

さて、

全面バック・アップという点で

先程挙げた T.I. に関してですが、

表面的なところでは、

その名は④と⑧の

二曲だけにしかクレジットされていません。

そのあたり、

T.I. ファンには少し物足りないかも。。。

件の T.I. 以外、

その他のゲストは、

先程挙げた⑤の SLIM THUG と、

⑨の XTACI だけです。

つまり、

本作は T.I. の全面バック・アップというのはあるのですが、

YOUNG DRO の自力が

ハッキリ反映された作品でもあるのです。

伊達にぬるま湯に浸かっているワケではない、、、

というコトです。

そのあたりも含めて、

確かに新人 YOUNG DRO

褒められるべきでしょう。

しかし、

確かに本作は

YOUNG DRO 自身の力で、

及第点にまで押し上げているのですが、

そこから上を目指すとなってくると、

話は別です。

ハッキリ言うと、

本作は確かにクオリティーが高いのですが、

記憶に残るような傑作というのでは

決してありません。

マジックが足りないのです。

・・・・・

まあこれは、

N.Y.贔屓の僕の単なる偏見が生んだ、

偏った感想なだけかもしれませんが。。。

 

とにかく本作は、

出音もいいし、

各楽曲のクオリティーも高く、

全体を通してもタイトにまとまっています。

しかし、

“華がない” と言うと、

言い過ぎかもしれませんが、

特別感情移入して聴く、、、

というのはないようで、

そのあたり、

前回書いた YUNG JOC の作品にも似た、

ある種の当たり障りない

凡庸さが窺えてしまうのは

色んな意味で残念です。

 

オススメ度 7.5

(ラップ:1.5 トラック:1.6 キャラ:1.3 話題性:1.4 構成:1.7)  

 

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