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2006年10月 7日 (土)

この中ではどうしても色が薄い。。。

実力はあると思う。。。

だけど、、、

この中に入ると

どうしても色が薄くなってしまう。

生半可なキャラの強さじゃ

到底勝ち残れない!

だからこそ、

彼は暗中模索しながら、

足掻き藻掻き、

悩める等身大の姿を、

幸か不幸か、

自身で認識しないままに

作品の中に投影させてしまっているのかもしれない。。。

 

今日紹介するのはそんな作品です。

アクトは

OBIE TRICE

彼の二作目、

「SECOND LOUND’S ON ME」 です。

200pxsecond_rounds_on_me  

 

 

 

 

 

  

コレは大げさな話でもなんでもなく、

OBIE TRICE

ある種の大きなカルマに捕らえられている。

良きにつけ、悪しきにつけ、

EMINEM の完全バックアップを受け、

彼のレーベルからデビューする。

しかも、

レーベル・メイトは

EMINEM に負けず劣らずのヒット・メイカーとなった

50 CENT が並んでいるのだ。

キャラが強く、

アクの強い彼らと肩を並べようとするなら、

ちょっとやそっとの才能では

お話にならない惨めな結果に終わってしまう。

ハッキリいって、

そこまでキャラの強くない OBIE

どんな風にして作品に取り組み、

彼を取り巻くこのカルマに立ち向かっているか?

その辺りを中心に

本作を聴き進めていきます。

 

まず言えることは、

前作と比較して、

格段に OBIE のラップが

上手くなっているというコト!

彼がここまでスキルフルなラッパーだったとは

前作の時点では気付かなかった。

リリックのトピックスが

垢抜けていない点は別にして、

発声法も、

フロウのフレキシブルさも、

前作とは見違えるほどに進化しています。

それこそ垢抜けていないのが特徴の

EMINEM 製作楽曲が多く並ぶ中で、

そういった彼のラップの純粋な魅力が

充分に引き立って見えます。

そのあたり、

EMINEM が製作曲した⑥などで、

OBIE TRICE の素晴らしいスキルを

思う存分堪能できるだろう。

AKON が製作し、

自身がゲストとして参加してフックを歌い上げる

ソウルフルな⑥は

本作中、ビビッドなハイライトとなっているが、

そこでの OBIE のハマリ具合も

文句のつけようのない素晴らしさだ。

キレたようなBPM早めのソリッドな⑪で見せる

ビートの乗りこなし方も、

堂に入っている。

 

ビート製作陣に関しては、

全18曲中、

8曲を EMINEM が手掛けており、

彼特有の陰鬱に篭ったようなビートが

様々な角度からアプローチされているのを

楽しむことができるだろう。

その他には、

JONATHAN “J.R.” ROTEM という

最近よくその名を見かけるプロデューサーが

4曲手掛けている。

総体的に見て、

各楽曲の方向性は

同じベクトルに向かっているので、

作品自体ののまとまり方は非常にタイトだ。

ゲストには、

前述の AKON の他に、

⑫の NATE

⑬、⑮の TREY SONGZ

⑭の 大将 EMINEM

⑰の 50 CENT が参加しているが、

このあたりは少し面白味に欠ける部分でもある。

 

作品自体のクオリティーは

決して低くないと思います。

それどころか、

なかなか良くできた作品だといっても

過言ではないでしょう。

しかし、

先程も書いたように、

彼を取り巻くカルマを前にして、

やはりどうしても地味な印象を拭えないのは、

非常に残念な所だ。

EMINEM がどうこうではなくて、

この作品はぜひ

“スキルフルなラップが好き” という人に

偏見の耳を待たずに

聴いてもらいたい作品です。

 

オススメ度 8.2

(ラップ:1.9 トラック:1.6 キャラ:1.5 話題性:1.5 構成:1.7) 

 

 

そういえば最近、

この OBIE TRICE 然り、

RHYMEFEST 然り、

OBIE と同郷で EMINEM の旧友でもある

ROYCE DA 5’9” (最近捕まったらしいが) 然り、、、

スキルフルなラップを聴かせるラッパーが

N.Y.よりMID WESTから

多くデビューしている傾向にあるように思える。

時代の流れは未だ

明らかにMID WESTとSOUTHにあるようで、

N.Y.とL.A.の復権を鳴らすような

新たな力には未だ出会えていないなあ。。。

 

 

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コメント

11曲目のアウト・オブ・ステイト のトラックが最高です。

OBIEの声にすこしパワーがないところがぐっときません・・・。もしJay-Zだったらなぁと意味のない想像をしてしまいます。

スキルはあるんですが、声にインパクトがないのが気になります。

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