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2006年10月25日 (水)

メジャーでパックされたDAZの力

今回は表題のとーり、

DAZ の新作、

「SO SO GANGSTA」 についての紹介を

したいと思います。

220pxso_so_gangsta   

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、

DAZ について、

彼がコレまでドロップし続けていた作品群は

そのほとんどがインディーからの

ひどくヤクザな作品ばかりでした。

こう書くと、

コレまでの彼の作品が

まるで貶められたようにヒドイ、

下劣な仕上がりのように聞こえるかもしれませんが、

実はまったく逆です。

彼のそういった諸作品群の出来は、

そういったヤクザな作りも含めた上で、

頗る素晴らしく、

一種のスタイルとして成立させる

才能を煌かせていました。

それこそ下降線の一途を辿った

当時の DEATH ROW 所属時代も含めて、

彼は確かに

西海岸の裏番を張っていたと言えるでしょう。

そんな彼が久々に表舞台 (メジャー) に

帰ってくるという。

しかも、

唯の表舞台 (メジャー) じゃない。

それは全米を跨ぐ形で、

JERMAINE DUPRI が舵取りをする

南部の最重要レーベルの一つ、

SO SO DEF からなのである。

西海岸の裏番と南部の裏番が遭遇?!

HIP HOP好きなら

コレだけで三杯は飯が喰えるでしょう!!

・・・・・

・・・・

・・・

スミマセン、

つい興奮してしまいました。。。

ド頭の①から

ドラマティックなオケで勢い付けた DAZ

相変わらずの無骨でぶっきらぼうで、

それだけにイナタくイナセで、

噛み付く猛犬のごとき

独得のフロウが冴えまくっています。

プロデュースはシカゴの重鎮、

KANYE の師匠でもある NO I.D. なのだが、

彼の所属も SO SO DEF になっているって所に

とても驚かされた。

②はこの夏大ヒットを飛ばしたばかりの

マイアミの新人、

RICK RO$$ が参加している。

TIMBO 風のトリッキーな作りのオケは

御大 JERMAINE DUPRI 製作によるもの。

コレはドップリと南部流儀に染められた曲だ。

そして、

いつもの彼の作品に見られる

ドラスティックで抑揚の強い③は、

もちろん DAZ 本人の手による楽曲である。

またこういう曲に自分の声が

良く映えるのを分かってらっしゃる。

従来の DAZ ファンも、

この曲を聴けば文句は出なくなるだろう。

逆に、DAZ の声の勢いを殺さんばかりの

J.D. が作った④は、

それこそ DAZ 的には面白味に欠ける曲なのだが、

しかしこのネタ感の強い構成が

僕としては非常に好ましく思われる。

さすがというか、

上手いんですよ、このあたり。

自身が製作したスロウ・ダウンさせた曲調に、

SNOOPSOOPAFLY が参加する⑤は、

要するに D.P.G. 賛歌。

かなりユル~い作りで、

ここでは主役は SNOOP が頭一つ出ている。

続くネタ感の強い曲は

またまた J.D. 作のモノで、

これまたカッコイイのです。

ぜんぜん DAZ が目立っていないってのが

ミソとなっていて、

それでキチンと成立している不可思議さが

このアルバムの魅力の一端にもなっている。

仲直りして再びガッチリ組み合った、

盟友 KURUPT も、

⑦で当然のように参加していて、

SCOTT STORCH 製作曲の上で

そのコンビネーションの妙味を披露してくれています。

雑な作りだなーと思わせる⑧は

やはり DAZ 製作によるものだったが、

これが味となり、

武器となっているのだから、

DAZ のヤサグレ具合も

一種の職人芸の域です。

ICE CUBE の絡み方が

また非常にスバラシイです。

続く⑨の作りも、

前曲に劣らず粗い。

こちらもまた DAZ の手による曲となります。

そして、

作り込まれたネタ感の強い⑩はといえば、

やはり J.D. の手による曲となるのですが、

この曲は比較的に DAZ によくマッチしている。

続く JAGGED EDGE がフックを歌い上げる⑪も

J.D. によるモノで、

ハッキリ言って、

今までの DAZ 作品では見られなかったような

彼の未知だった新しい側面を引き出している。

素直にカッコイイです。

そして、最終曲となる

DAZ 製作の⑫で本作は幕を閉じています。

全12曲とボリュームは少ないのですが、

だからといって、

全編飽きさせない構成が敷き詰められていて、

僕個人としては

非常に楽しめる作品に仕上がっています。

それこそ J.D. の抜かりない目が、

作品の至る所に光っているのを

実感を伴って感じられる力作です。

DAZ の従来のスタイルを踏襲しつつも、

全国レベルへ押し上げる為に、

様々な仕掛けが仕組まれていて、

新たなファン獲得に

目敏くベクトルを向けられていますが、

それがイヤラシくないってのが、

J.D. のすごい所なのでしょう。

。。。。。

ココで比較するのもアレなんですが、

批判が多かった MOBB DEEP

G-UNIT からの作品と比べると、

DAZ の本作は

全然イケてると思います。

っていうか、

大成功だったのじゃないかと。。。

 

僕、この作品大好きです。

 

オススメ度 8.7

(ラップ:1.6 トラック:1.8 キャラ:1.7 話題性:1.7 構成:1.9) 

 

 

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