無料ブログはココログ

リンク

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月27日 (水)

只今引越し中 。。。

実は、

先週末の土曜日に

引っ越すことになりました。

といっても、

ごく近くに引っ越すので、

あまり手間はかからないのですが。。。

 

今まで実家に帰省して、

そのまま住み着いてたのですが、

数年ぶりに一人暮らしに戻る事になって、

今更ながらワクワクしています。

僕が純粋な意味での一人暮らしをしていたのは、

大学生の頃の4年間だけでした。

その後、

彼女と同棲したりしてたし、

留学してた時も、

正確にはホーム・ステイだったので、

こうやって改めて一人暮らしをできるだなんて

すごく楽しみです。

 

・・・・・

というワケで、

今回の文章は

実は9月の22日(金)に書いているものなのですが、

引越し先のネットの環境が整うのが

10月に入ってからになりそうなので、

とりあえず、

前回の INS の記事と今回の記事を

場繋ぎとして、

時間をずらして掲載するようにしておきました。

なので、

次回の更新は10月に入ってからになります。

 

 

2006年9月24日 (日)

もしかすると一番上手い?!

僕はスキルフルなラッパーが大好き。

特にEAST COAST辺りの

リリックに独特のセンスを忍ばせたようなラッパー。

BIGGIE はその中でも群を抜いて大好きなんだけど、

僕は彼のどのラインを聴いていても、

そのスキルの高さに一々

感嘆の唸りを漏らせてしまいます。

僕はこれまで

何百というラッパーの作品を聴いてきていますが、

BIGGIE が一番上手いと

頑なに信じ続けています。。。

・・・・・

で、

今回書こうとしているのは、

実はその BIGGIE とは全然関係なくて、

前回の記事で書いた

METHOD MAN からの WU 繋がりで、

INS について書こうと思います。

 

というワケで、今回は

INSPECTAH DECK

通算3枚目となる新作、

「THE RESIDENT PATIENT」 を紹介します。

Theresidentpatient  

 

 

 

 

 

まず、

最近の記事は

際限なくダラダラ書いていたので、

今回はできる限りタイトにまとめたいと思います。

 

で、

今回、僕がこの作品の

何に注目して聞いているかというと、

ズバリ、

INS の “ラップ力” そのものについてです。

長かった BIGGIE 云々の前置きも、

実はそこに掛かってくるワケです。

 

繰り返しになりますが、

確かに、

僕は大の BIGGIE 好きで、

彼こそがNo.1ラッパーだと信じて疑いませんが、

しかし、

冷静に突き詰めていくと、

こと “ラップ力” のみに限って考えていくと、

実はこの INSPECTAH DECK なる男、

もしかすると

彼こそ一番ラップが上手いと

思えなくもないです。

特に彼の若かりし頃は、

第一声目の発し方、

いきなりの切り込み方の切れ味の鋭さに

思わず聴き惚れてしまい、

そのフロウに漂う緊張感にシビレてしまうほどでした。

彼が PRIMOPETE ROCK といったような

一流の職人系プロデューサーに見初められたのも

充分に頷ける話です。

そういったあたりに重点を置いて

本作を聴き進めていくと、

良く言えば “円熟味” 、

悪く言えば “エッジのなくなった” 、

INS のライムが浮かび上がってきます。

もっと手厳しく言えば、

声に張りがなく、

切り込み方に勢いの感じられない、、、

というのが正直な感想です。

その為に、

唯一無二だった彼の独特の緊張感が

撓んでしまっている。

例えば、

決してオケとの相性は悪くはない、

自身の製作曲④などでは、

ビート上を転がるような躍動感が持ち味だった

彼のフロウが、

ビート上にベッタリと貼り付けられたかのような、

なんとも平坦的な印象を強く受けます。

本作中、

最もドラスティックで切れ味の鋭いビートの⑨でも、

ここでの INS のラップは

凡庸の域を超えていません。

続く、本作中唯一の RZA 製作曲、

⑩の素晴らしく “LOW” なオケの上での INS のラップは

彼本来の揺るぎない確信めいたモノとは

明らかに掛け離れているように思えます。

 

ビートに関して言えば、

珍しい所で BEATNUTSPSYCHO LES

いかにもらしいオケを提供しています。

かつての LOUD つながりですね。

久々に BEATNUTS

ガッツリ聴きたくなるような曲です。

 

こんなカンジで、

“もしかすると、

ある意味、一番ラップの上手い”

と思える INSPECTAH DECK も、

本作中ではその実力を

十二分に発揮できたとは言えないようです。

 

オススメ度 7.2

(ラップ:1.6 トラック:1.3 キャラ:1.6 話題性:1.4 構成:1.3)

 

 

2006年9月21日 (木)

もっとLOWできてくれ

前置きもなく、

今日紹介するのは

METHOD MAN

通算4枚目となる新作、

「4:21...THE DAY AFTER」 です。

200px421thedayafter  

 

 

 

 

 

  

ちなみにこの表題にある

“4:21” とは “4月21日” を指しています。

彼曰く、

“ナショナル・ウィード・スモーキング・デイは

4月20日なので、

このアルバムに

「4:21...THE DAY AFTER」 と名付けた”・・・

だそうです。

・・・・・

う~むむむ。。。

相変わらずですなぁ。

 

さて、

かつては WU-TANG CLAN のリードとしてだけでなく、

DEF JAM の看板ラッパーとしても

シーンを賑やかした MEF

しかしながら、

WU メンバーのソロ・プロジェクトが

RZA の手を離れたことで、

明らかにシーンに対する希求心を失っていき、

彼をはじめ、

各メンバーの戸惑い様が

昨今の作品に如実に表れているのを

感じずにはいられません。

特に MEF に関しては、

DEF JAM の打ち出す路線との

板挟みに合っているような

そんな雰囲気が、

昨今の作品に滲み出ているような気がします。

そんな中で、

本作を聴き進めていく上で、

僕が一体、

彼に何を求めているのか?!

ソイツを自分自身に明確化しながら、

その理想と現実のギャップについて

今回は検証していきたいと思います。

 

まず、

僕が MEF に求める姿は

とにかく “LOW” なコト。

コレに尽きます。

キャラが立った彼のコトだから、

どんなビートにも適応できるだろうけど、

だからこそ

彼にあっては “LOW” でいてもらいたいのです。

キャッチーなものはいらない。

流行も無視すればいい。

ハイ・ファイなんてもってのほか。

とにかく “LOW” であってほしいのです。

その点で、

本作の幕開けをなす

イントロの①はスバラシイ!

僕が MEF に、

延いては WU に、

求めるズバリそのものが

この曲に集約されています。

さすが RZA が製作したとあって、

ツボを心得ています。

続く SCOTT STORCH 製作の②は、

悪くないのですが、

①に比べると音がまとまり過ぎている。

WUMEF 独特の

混沌とした世界観が

こうしたまとまりのある音の中で

萎縮しているような気がしてしまいます。

③はいかにも ERICK SERMON 印な

ファンクネス溢れるオケが

なかなかイナセでカッコイイ。

垢抜けてない所が良いです。

続く④は、

これもいかにも HAVOC 印な

ループ使いが特徴のオケです。

しかし、

こちらは僕が MEF に求める姿からは

少しかけ離れています。

賛成しかねる楽曲です。

⑥は恐ろしくLOWです。

KWAME 製作とあるのですが、

アノ KWAME でしょうかね?

例の水玉の??

全然色気がないところが大好きです。

⑦は O.D.B. のボーカルを

ERICK SERMONMATHEMATICS が絡んで作った

コミカルなオケの上に乗せた楽曲です。

こういうのはあまりにベタすぎるので、

あまり感心しません。

論外な⑧をとばして、

D-12MR. PORTER が製作し、

GINUWINE が爽やかなボーカルを乗せた⑨は、

曲自体の完成度が非常に高いです。

僕が MEF に求める理想像から

一番離れたような楽曲といえるでしょう。

しかしながら、

コレはコレでアリだと、

逆に説得させられるほど

きちんと自己完結した曲に仕上がっています。

でも、これだと、

別に MEF じゃなくてもいいような気もしてきますが。。。

RAEKWON らが参加する⑩は、

RZA が作ったにしては

深みが足りない曲です。

クレジットされていない U-GOD の扱いは

充分 “LOW” なんだけど。。。

ERICK SERMON 製作の⑫は

いかにも安直なループ使いがいただけません。

他の五万といるような凡庸なラッパーならいざ知らず、

MEF に対してこんな軽いビートを用意しては、、

彼の良さを自ずと打ち消しているようなものです。

⑬は、

コレはもう、本当にいけない!

ERICK SERMON が作った曲なのですが、

こんなに朗らかで、

こんなにヌケてる曲を

今の MEF がやっちゃうと

もうとりとめもなくなってしまいます。

続く⑭は確かに無骨といえば無骨なのですが、

ちょっと狙いすぎなオケが

あまり気に喰わないです。

ゲストは FAT JOELOXSTYLES が参加。

なんでか知らないケド、

FAT JOE LOX を並べてゲストに迎えると、

N.Y.色が230%増すそうです。。。

そしてヒドいのが⑮.

タイトルが 「KONICHIWA BITCHES」 とくる。。。

参ってしまいます。

MATHEMATICS の作る⑯は

それらに対する口直しとしては

充分機能している

LOWな曲に仕上がっています。

INS の切れ味が悪いのが

気に掛かりはするのですけど、

MEF の弟分、STREETLIFE

ここでは気張ったラップを聴かせてくれます。

ギターのリフを使った明瞭なオケの⑰は、

それだけだとあまり感心できないのだけど、

ここでは盟友 REDMAN が参加しているので、

この二人で暴れるなら

ちょうどコレくらいの方が響きが良いです。

⑲は入り方からして

いかにもな SHAOLIN STYLE で、

RZA の産み出すホラー・コアなビートに

RAEKWONRZA 自身がボーカルを乗せています。

コレです、コレ!

こういうのが MEF の咳いた

おどろおどろしい声質を

十二分に活かせるビートなのです。

と、

ここで終わってりゃよかったのに、

最終⑳にもってきたのが、

先程も名の挙がった KWAME 製作曲。

これで台無しです。

実際、僕のこの作品に対する総体的な感想は、

この最終曲の配置の悪さに大きく影響を受け、

あまり芳しいものとなっていません。

一体どの方向へベクトルを向けようとしているのか?

作品全体にチグハグな印象をしか与えないのです。

 

僕が求める METHOD MAN の在り方。

それは何度も述べてきたように、

“LOW” であることです。

WU の不振が続く中、

各メンバーは核心から離れた所で四苦八苦し、

かつての自らの幻影に翻弄されているように見えますが、

その中でも MEF

更にその印象が強いです。

そこで、

僕は考えたのですが、

WU への希求心を改めて高める為にも、

各ソロ・プロジェクトに関して、

全て RZA 指導で行い、

全曲を彼に任せた方が良いのではないかと思います。

その方が、

メンバーが活きるハズです。

 

オススメ度 7.2

(ラップ:1.6 トラック:1.3 キャラ:1.6 話題性:1.4 構成:1.3)  

 

 

2006年9月18日 (月)

ヤワなのは嫌いなんだ! 2

ブログで長文を書く人は

一度や二度、

経験があるハズ。。。

 

サーバーのエラーやら、

クリックの間違いやらで、

数時間かけて書いてた文章を

一瞬にして消してしまうという

例のヤツ。。。

 

ヌオォォオおォ・・・・・・!!!?!

性懲りもなく、

オレをまたまた苦しめやがって!

 

そんなこんなで書き直す文面。

今回のタイトル、

“ヤワなのは嫌いなんだ! 2” 

から果たして、

前回の THE NEPTUNES

PHARRELL のデビュー作に続いて、

“ヤワ” と冠される作品、

皆さん、どのアーティストの作品だと

推察されますか??

正解は・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

・・・・・

・・・・

・・・

OUTKAST

通算6枚目となる新作、

「IDLEWILD」 です。

Outkast_4   

 

 

 

 

 

 

言わずと知れた、

アトランタ、南部、全米は元より、

今や全世界的にその名を馳せる、

最強のラップ・デュオ。

そんな彼らを称して

“ヤワ” だなんて切って捨てようとしているのだから、

僕自身、狂気の沙汰だと

充分承知しているのですが、

この、

あくまで独断と偏見に基づいたブログを

全うし、貫徹すべく、

世間一般の思惑に逆らって、

真正面から突っ込んでいきたいと思います。

 

 

まず、

本作について書き進める上で、

どうしても外せないのが

彼らの前作

「SPEAKERBOXXX / THE LOVE BELOW」

についてです。

全世界で1100万枚の売り上げを記録した前作。

その構成は

BIG BOIANDRE 3000 それぞれのソロ作品を

二枚組として一つにまとめたものでしたが、

その売れ行きからも分かるように、

HIP HOPシーンの枠を超えて

大絶賛されていました。

特に ANDRE 3000「THE LOVE BELOW」

ほとんどラップを排除した作りで、

シングル 「HEY YA!」 を筆頭にして

記録尽くめのブームを作ったほどでした。

そのラップを排除した構成からも分かるように、

ANDRE はラップに対する

情熱、モチベーションの低下を

公言して憚りません。

超絶的なスキルを持ちながら、

その片鱗をさえ自ら封印している彼の姿は、

こういう言い方は過激すぎるかもしれませんが、

HIP HOPに対する背徳的なモノとして

僕の目に映りました。

だから逆に、

ラップ道を邁進している

BIG BOI「SPEAKERBOXXX」 ばかり

聴いていたような思い出があります。

世間では

ANDRE の方にばかり関心がいっていたようですが、

実際的な僕個人の評価としては、

断然、BIG BOI の方が高かったです。

とにかく、

僕に言わせるなら、

“ラップを聴かせろ!” ってコトです。

あれから3年経過して、

この最強と呼ばれるラップ・デュオが

どんな作品を作ってきたのか?

僕の基準はあくまでラップに重点を置いたまま、

本作を聴き進めていくことになります。

。。。。。

 

イントロ明け、

旧友 ORGANIZED NOIZE の製作した②、③で、

幕が開きますが、

これらのビートのファンクネスは

なかなかツボを押さえています。

②では、やはり ANDRE のラップが

弱いのが気に掛かります。

③は BIG BOI が奮闘し、

一人、気の吐いたラップを聴かせてくれています。

④は ANDRE 製作、

彼が一人で歌い上げた作品。

1930年代のKANSAS JAZZ辺りの

香りが漂うオケは、

確かに味があるのですが、

僕に言わせれば、

コレは論外です。

インタールードを挟んでの⑥では、

再び ORGANIZED NOIZE 製作曲に

BIG BOI がスキルフルなラップを披露しています。

同じ DUNGEON FAMILY から

GOODIE MOBKHUJO GOODIE

ボーカル参加しています。

続く⑦は ANDRE 製作、

二人が揃ってラップを披露する他、

BIG BOI が指揮を執る

PURPLE RIBBON から

お馴染みの SLEEPY BROWNSCAR

活躍を見せています。

⑧は ANDRE 製作曲。

短いですが、

彼が珍しく気合の入ったラップを聴かせてくれます。

やっぱ上手いじゃん。

だから余計にもったいなく感じてしまいます。

⑨はメジャー・コードが広がりを見せるオケ上を

BIG BOI のラップが軽やかに転がっていきます。

前述のコンビ、

SLEEPY BROWNSCAR の爽やかなボーカルが

ここでも味を出しています。

続く⑩は ANDRE 製作、

彼の歌モノの曲。

こうしてみると、

前作の流れをそのまま引き継いだかのように、

二人が揃ったモノは少なく、

それぞれのソロを

一枚の中に並べた作りであることが分かってきます。

再びインタールードを挟み、

⑫では、

ANDRE 製作曲の上で、

外部から LIL' WAYNESNOOP を招いて、

四つ巴でラップを披露しているのですが、

本作の中では異色に思えるほど、

この曲が一番HIP HOPのそれらしい

楽曲に仕上がっています。

不思議に揺れるループ上での

四者四様のラップは

聴き応え充分です。

本作の中ではこの曲が一番好き。

⑭では BIG BOI のソロなのですが、

PURPLE RIBBON より

シンガー JANELLE MONAE

MOTOWN JAZZ 然とした歌声を披露し、

完全に主役を喰っています。

まあこれは、

JANELLE 嬢のお披露目曲なのでしょう。

確か、BIG BOI の子供だったと思う

BAMBOOCROSS のたどたどしいスキットを挟み、

⑯では、

久々にストレートなラップ曲が聴かれる。

もちろん、

この曲は BIG BOI のみの参加。

続く⑰は ANDRE のソロ曲。

イコライザーか、BPMを変換して

声質を変えたボーカルを乗せた曲になっていますが、

僕としてはまったく興味ナシ。

なぜこんな曲を作るのだろう?と、

理解に苦しむほどです。

続く⑱はしかし、

ORGANIZED NOIZE が産み出す、

疾走間の溢れるビート上に BIG BOI

OUTKAST の一番弟子となる

KILLER MIKE のラップが冴えまくっています。

⑭で類稀なる才能を披露した JANELLE 嬢が

ここでも大活躍しています。

こうしてみると、

PURPLE RIBBON の層は

かなり厚いですね。

本作には参加していませんが、

このレーベルには他にも

BUBBA SPARXXX がいたりして、

本当にタレント揃いです。

⑲も ANDRE が製作し、

完全に歌い上げた曲。

少しだけ入った BIG BOI のラップが

なんだか寂しげに聴こえてくるから、

僕も相当トチ狂ってきているのでしょう。。。

頼むからラップ聴かせてくれ!

⑳は WHILD PEACH が製作し、

自らボーカル参加した、

まあいわば、

WHILD PEACH の為の楽曲。

不思議な浮遊感の漂うオケに

PEACH のボーカルが切なく響きます。

続く21は ANDRE 製作、

MACY GRAY が参加した曲になります。

ここまでくると、

さすがに僕の望むような楽曲が聴けるとは

ハナから思っていないので、

ズバッと切って捨ててしまいましょう。

ここから最終曲まで

同じような調子で、

ANDRE が好き放題やっています。

もちろん、

僕が好みそうな曲はありません。

ラップがないから。

。。。。。

。。。。

。。。

元々、HIP HOPという概念は

既成事実に捉われないことを

第一義にしているのでしょうが、

だからといって、

ANDRE が提唱する音楽を

HIP HOPとして捉えるのは、

今の僕にはとてもムリな話です。

僕はとてつもなくラップが好きなので、

こうした楽曲を並べて聴くことができません。

それは、

音楽として、

決して悪いモノではないし、

ともすると、

非常にクリエイティビティーの高い作品と

捉えることもできるのでしょうが、

それはあくまで

ジャンルを問わない音楽としてです。

そうなってくると、

本作に対する僕の評価が

コトの外低くなることも否めないワケでして、

きっと世間では

またまた大々的に受け入れられるのでしょうが、

僕は真っ向から反対意見を述べるに

至ってしまうのでしょう。

 

“ラップが全てじゃない”・・・??

。。。。。

いえ、

僕にとっては

ラップが全てなのです。

 

オススメ度 7.8 

(ラップ:1.3 トラック:1.5 キャラ:1.8 話題性:1.7 構成:1.5) 

  

 

2006年9月16日 (土)

2chデビュー?!

昨日、このブログのアクセス解析を見てたら、

エライもんを見つけてしまった?!

・・・って、

イヤ、

まあそんな大した事じゃないんだろうケド、

2ch WU の掲示板のところで

このブログのコトが載ってたのを

知ることになりました。

 

“そんなあなたに↓WU初心者必見ブログ”

 

ということで、

WU の初心者にお勧めのブログとして

紹介されてたのですが、

正直、驚きました。

まさか自分のブログが

こういう形で 2ch に紹介されるなんて!

どなたか知りませんが、

当ブログをプッシュしてくださって

ありがとうございます。

そう言えば、

先週のアクセス解析を見ると、

やたらと WU 関連の記事に

アクセスが集中していたので、

不思議に思っていたのですが、

こういうコトだったのか。。。

これからも

ささやかながらに

皆さんのHIP HOP知識の脇を固めるのに

役立てられるような記事を

書いていきたいと思っています。

 

 

2006年9月14日 (木)

THE ROOTS のルーツを辿る。。。

“音楽的な求道” についていうなら、

彼らほどにストイックなHIP HOPグループは

他にないだろう。

それが今回、

新作 「GAME THEORY」 を紹介する、

THE ROOTS である。

180pxgametheorycover  

 

 

 

 

 

 

ここニ作分の THE ROOTS の作品に対して、

決して好ましい感想を持っていなかったので、

正直、あまり期待はしていませんでした。

しかも、

DEF JAM からのドロップです!

どうなることやら。。。

 

そもそも、

MTV 主催による、

JAY-Z のアンプラグド・ライブに

THE ROOTS がバック・バンドとして

参加したことにより、

二組の関係が急速に近づいていったワケなのですが、

JAY-ZDEF JAM のトップに

就任すると時を同じくして、

同レーベルが電撃的に

THE ROOTS と契約したニュースは

色んな意味で衝撃的でした。

そのあたりの事情が先行して

大きな話題を呼んでの作品が

本作となります。

 

で、

実際のトコロ、

どうなの???

・・・・・

・・・・

・・・

良いんです!

コレが思った以上に良い出来映えなんです。

いきなり総括して言うなら、

本作は、

彼ら THE ROOTS

これまで辿ってきた道程を

全て復習っていったような作品になっています。

それこそ、

デビュー当時のジャズ・バンド然とした

1ST、2ND作から、

よりドラマティックに、

よりドラスティックに情感を湛えた音楽を標榜する

3RD、4TH作を経て、

個人的にはあまり好きではなかったが、

ロックに傾倒した

5TH、6TH作に至った彼らの軌跡を、

7作目となる本作で

丸ごと一枚に収めてしまったような作品だ。

(ちなみに、

僕が好きなのは、

彼らの2ND、3RD、4TH作で、

それらは本当に擦り切れるくらい

何度も何度も繰り返して聴いていました。。。)

 

まず、作品冒頭、

無骨なビートがたまらない②は

彼らの昔の姿をそのまま髣髴させてくれるだろう。

そして、

それに続く情感タップリの③、④への流れ。。。

もうコレだけで、

僕は満足です。

作品は真ん中辺りから、

僕の好みの範疇から外れる楽曲も

並んでいるのですが、

先にも言ったように、

僕はもう、

②、③、④、

この並びだけでいいのです。

そう、

これだけでいいとか言っていながら、

更に嬉しいことに、

作品の終盤にきて、

また好ましい楽曲が並んでいる!

⑪も彼らの初期を思い起こさせるような

流麗な音楽を堪能できるし、

それより何より、

⑬ですよ!!!

この楽曲のオケは、

今年2月に亡くなった J. DILLA (a.k.a. JAY DEE)

追悼のインスト作品中にあった楽曲になるのですが、

その時点でこの曲は

僕の耳を惹きまくっていました。

それがボーカル入りで聴けるなんて

すごく嬉しい。

BLACK THOUGHT のラップが

これまたよく映えているのです!

この曲だけで、

本作は

僕の “2006年ベスト・アルバム・ランキング” の

トップ10内に余裕で入り込んでくることでしょう。

・・・・・

イヤ~、

ホントに偏屈で偏狭な偏り方をした

HIP HOP観ではありますが。。。

 

それだけにとどまらず、

昔からの彼らのファンとしては、

サイドMCにチョコチョコと顔を見せている

MALIK B. の名前が

これまた嬉しいではないですか?!

僕としては、

ホントに原点回帰を希望していて、

MALIK B. だけでなく、

RHAZELSCRATCH

復帰してもらいたいんだよね。

そして、

昔の彼ら特有の

遊び心タップリの作品を待ってるんだけどな。。。

 

THE ROOTS に関して、

今、話題となっているのは、

本作でも客演で参加している

PEEDI PEEDI こと PEEDI CRAKK

正式メンバーとして登用されるというウワサだ。

PEEDI CRAKK は  ROC-A-FELLA の元、

BEANIE SIGEL が地元仲間を集めたグループ、

STATE PROPERTY の一員だっただけに、

JAY-Z 、あるいは DEF JAM 繋がりでもあり、

THE ROOTS と地元PHILLY繋がりでもあることから、

なかなか太い話のようだ。

 

ところで、

そういえば本作は

DEF JAM からドロップされたと

先にも書いたのだが、

その辺りの音楽性に与えた影響というものは

あまり感じられなかった。

これは良い兆候だと捉えている。

 

うん、

とにかく良い出来で安心しました。

“THE ROOTS のルーツを辿る。。。”

なんて、

どうしようもないタイトルから入りましたが、

本作はあながち、

そういった作品だったと僕は思います。

 

⑬、

とにかく良いので

ぜひ聴いてみてください!

 

オススメ度 8.8 

(ラップ:1.5 トラック:1.9 キャラ:1.6 話題性:1.8 構成:2.0) 

 

 

 

話は全然関係ないけど、

あ~あ、、、

とうとうやっちゃいましたね、

JAY-Z の完全復活宣言?!

色んな意味で、

ヒドい話ですよ。。。

 

 

 

2006年9月11日 (月)

ヤワなのは嫌いなんだ!

HIP HOPをこよなく愛していますが、

R&Bにはほとんど興味が沸きません。

HIP HOPの中でも

ラップをこよなく愛していますが、

ポップ・ミュージックでよくあるような

ラップもどきに対しては唾棄しています。

ヤワなのは好きではありません。

ガッツリとクロ~いバイブスに溢れた、

ストレートなHIP HOPをこよなく愛しています。

。。。。。

。。。。

。。。

で、

冒頭からトチ狂ったようなコトを言ってますが、

要は、

何を書こうとしているかいうと、

PHARRELL 名義での初ソロ作となる、

「IN MY MIND」 の紹介をしようかな、、、と。

200pxpharrellinmymind  

 

 

 

 

 

 

言わずと知れた、

業界のトップに君臨する

スーパー・プロデューサー・グループ、

THE NEPTUNES の片割れであり、

自ら手掛けた楽曲で

独特のファルセットを奮って

客演アーティストとしての地位も確立した、

PHARRELL くん。

延び延びになっていた

自身名義の初ソロ作品が

ようやく店頭に並んだのはいいケド、

先程も書いたように、

僕は “ヤワなのは嫌い” なんです。

ハッキリ言って、

これまでにドロップされている

N.E.R.D. 名義の作品ニ作には失望していたので、

PHARRELL のソロ・プロジェクトに関しても、

ほとんど絶望的なまでに無関心でした。

 

“どうせギャル受け狙った

オシャレ志向の強い作品なんでしょ?!

こちとら、重度のHIP HOPジャンキーやぞ、コラ!”

 

・・・なんて、

意味不明だけどほとんどケンカ腰ですよ。

そのクセ、

ちゃんと律儀に買ってるのだから、

僕のコレクター性癖も困ったモノです。

。。。。。

とかなんとか、

まったく期待値ゼロで聴いてたんだけど、

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・

・・

・・・・・

ナニ、コレ?!

すごいカッコイイんですけど。。。

 

R&Bはまったく興味ないし、

PHARRELL のファルセットにも 

同じくらい興味はない。

彼の稚拙なラップには

更にまったく興味ない。。。

なのに、

この作品、すごくハマってしまう。

それはとにかく、

偏にビートの完成度の高さに

この作品の素晴らしさが集約されているからだと

密かに分析しています。

ネプ の音というより、

今回の PHARRELL の作った音の特徴って、

“ブレのなさ” にあると思います。

全15曲を彼一人で作ったようですが、

どの楽曲を取り上げてみても、

音色の一つ一つが確信的で、

良い意味で没個性的、

中性的な世界を作り上げていて、

それが逆に彼の個性となり、

彼のセックス・アピールに

繋がっているのではないでしょうか?

 

僕の好きな

泥臭い、

あるいは、

煙に巻かれたような、

ごった煮のスープのように混沌めいた、

そういう “超硬派” なグルーヴ。。。

それとはかけ離れたような

PHARRELL の織り成す、

洒落抜いていて、

婦女子をトロかしちゃうような

洗練されたビートを前にして、

悔しいけれど、

コレも好きだと認めざるを得ないです。

 

疾走感のある②や、

ループの心地よさが極限まで引き出された③、

H-TOWN期待の大物候補、

SLIM THUG が参加する⑥では、

チープなウワモノが耳にこびり付いて離れない。

NELLY とのコラボが見事にハマった⑫、

逆に KANYE WEST とのコラボが

どこかぎごちなさを伺わせる⑭など。

このあたり、

妙に気に入ってます。

他にも、

帝王 JAY-ZSNOOP

CLIPSEPUSHA T や、

NO DOUBTGWEN STEFANI らが参加し、

作品に華を添えていますし、

ゲストのあるなしに関わらず、

どの曲も非常に耳心地が良く、

素晴らしい出来映えです。

PHARRELL のファルセットや、

アクのない稚拙なラップが

ビートと相俟って、

一つの音楽を構成しているとでもいいましょうか、、、

自然体なカンジが

聴いていて疲れないのです。

今更だけど、

やっぱ上手いなあ。。。

 

ヤワなのは嫌いなんだ! 

・・・だけど、

今回は僕の完敗です。 

確かにこの作品カッコイイですから。

 

 

 

ちなみに、

本作のこうした個人的な高評価の影には、

本作のドロップされた時期が

発売の延期に次ぐ延期を伴って、

どうやら時宜を失したのか、

それ程バカ売れしてないっていう事実も

多少、この高評価に影響を与えているのですが。。。

天邪鬼の僕のことですから、

もしこの作品が爆発的なヒットをしてたというなら、

それ程高い評価も与えなかったでしょうね、、、

きっと!

 

オススメ度 8.5 

(ラップ:1.2 トラック:2.0 キャラ:1.8 話題性:1.6 構成:1.9)  

 

 

 

2006年9月 9日 (土)

今年は戌年!?

今年が戌年だったかどうか、、、

それどころか、

今年が平成何年だか分からないでいます。。。

しかし、

今年が例え戌年であろうと、

そうでなかろうと、

彼に言わせれば、

“戌年、再び!” だそうです。。。

 

というワケで、

今日紹介するのは、

DMX の久々の新譜、

「YEAR OF THE DOG ... AGAIN」 です。

200pxdmxyearofthedog   

 

 

 

 

 

 

ここ数年、

ラッパー引退をチラつかせていた DMX

一時は本気で宗教の道を志そうと考えたそうですが、

しかし、

旧友で、色んな意味での先輩でもある

MA$E のアドバイスにより、

音楽界に晴れて復帰を決意したということです。

そして、

古巣、DEF JAM を離れ、

新天地 SONY URBAN MUSIC に移籍し、

心機一転したパワフルな作品をドロップしてきました。

結論から言えば、

その題名と、

作品全体の構成から

彼自身が一番輝いていた

3RD作あたりのイメージを

そのまま現行シーンにはめ込んで、

立ち起こしたような作品に仕上がっています。

。。。。。

 

ではここから、

本作の内容に沿って各楽曲に触れながら、

作品紹介をしていきましょう。

 

まず、イントロの①で

軽くジャブを放つようにスピットを噛ましながら、

続く②でいきなりトップ・ギアに入れる、

いかにも DMX らしいこのヤリ方!

SWIZZ とのコンビネーションは

悪かろうハズもなく、

まるでお祭り騒ぎのごとく

血中濃度をアゲまくっていきます。

続く③も SWIZZ 製作曲で、

アッパーな DMX のフックが研ぎ澄まされて

ビートに映えています。

コイツはかなりキテるぞ。。。

単純ににカッコイイです。

更に続く SWIZZ 攻勢。。。

SWIZZ お得意の鳴り物使いと

重めに引き摺るループの④に

ゲストの BUSTA RHYMES も奮起しています。

この単調なビート聴いてると、、、

 

“きっとこの曲、

ものの十分、二十分で作ったモンなんだろうな。。。

ケド、きっとコレだけで SWIZZ

数万ドル稼いだんだろうな。。。”

 

⑤はいかにも RUFF RYDERS ライクなオケに

盟友 LOX から

JADAKISSSTYLES が客演。

ちょっとハズしている感があるかな?

スタイリッシュなオケが

N.Y. の煌く夜の情景を彷彿させる⑥は、

またもや SWIZZ 仕事の一つ。

カッコいいんだ、コレが。

スタイリ~ッッッシュ!!!

続く⑦のメロウなラインも

これまた涼しげでいいね。

DMX の作品には珍しい曲調で、

女子ウケ間違いナシでしょう。

ちょっとヤリ過ぎな感のある⑧に続く⑨は、

SCOTT STORCH 製作曲。

さすがに楽曲がタイトで締まっています。

ちなみに、

本作を製作する上で、

DMXSCOTT STORCH から

二曲分のビートを買ったそうですが、

その値段、

なんと一曲、8万ドル (約930万円) !!?!

二曲で約二千万円弱だなんて、、、

すごすぎです!!

(実際、二曲買ったら、

オマケでもう一曲タダで付けてくれたそうなのですが。。。)

⑩は久々表舞台でその名を見ることになった

DAME GREASE 製作曲です。

DAME GREASEDMX の組み合わせも

悪かろうハズもない!

独特の豪勢でドラマティックな作風は相変わらずで、

勢いで一気に聴かせてしまうところは

やっぱサスガです。

DAME GRREASE の作るビート、

昔から結構好きなんです。

⑪の落とし目のトーンでは、

⑦でパワフルなボーカルを披露していた

JANYCE なる女性シンガーが

ここでも活躍を見せている。

そして、

スロー・ダウンしたビートに

噛み付くようにフロウする DMX

これまたよく映えている。

まるで宣教師の説教を髣髴させる

ものすごく熱いスピットだ。

アルバムも終盤を迎え、

締めに入ったかと思わせる⑫、⑬の後は、

⑭でお馴染みの 「THE PLAYER」 シリーズです。

そして再び SCOTT STORCH が製作する

最終曲⑮で幕を閉じる。。。

ちなみにこの曲も

宗教的な観念を含んだライムらしいのですが、

先行でシングル・プレイされていました。

 

とまあ、

駆け足で辿ってきたのですが、

DMX

彼、

なんか吹っ切れてて、

いいカンジです。

全体の構成から見ると、

各楽曲のクオリティーに

バラつきを感じるのですが、

その辺りは目を瞑るとして、

DMX 彼自身に

漲った力をカンジさせるような

ラップの勢いがあって、

素直に好感を持って聴くことのできる作品に

仕上がっていると思います。

・・・だけど、

正直、

昔のようなカリズマティックな迫力は

取り戻せていないな。。。

僕としては、

彼にはまだまだこの世界で頑張ってもらって、

もっともっと味のあるラップを

聴かせてもらいたいです。

 

オススメ度 8.3 

(ラップ:1.8 トラック:1.7 キャラ:1.7 話題性:1.7 構成:1.4)   

 

2006年9月 5日 (火)

WU の歴史街道を辿る

今日も

前回に引き続き、

映像関係にスポットを当てて

作品を紹介したいと思います。

タイトルからも分かるように、

今回紹介するのは

WU-TANG CLAN

「LEGEND OF WU-TANG :

THE VIDEOS」 です。

B000fjaah401_2    

 

 

 

 

 

  

  

この作品は、

WU-TANG CLAN のデビュー作、

「ENTER THE WU-TANG」 から、

「WU-TANG FOREVER」

「THE W」 までの三作品にまたがるP.V.を

網羅して収録された作品になります。

(なぜ 「IRON FLAG」 から

入ってないのかは不明ではあるが。。。)

 

この作品で

とにかく注目していただきたいのは、

何と言っても、

彼らの1ST、

「ENTER THE WU-TANG」 から収録された

六曲分のP.V.に限ります。

「METHOD MAN」

「C.R.E.A.M.」

「CAN IT BE ALL SO SIMPLE」

「PROTECT YA NECK」

「DA MYSTERY OF CHESSBOXIN'」

「WU-TANG CLAN AIN'T NUTHING TA F' WIT」

。。。。。

もう、

ハッキリ言って、

上記六曲、

コレが見たくて買ったようなモノです!

間違いない!!

この六曲分のP.V.を見れば、

今のシーンのP.V.なんか

軟弱過ぎて、

見れたモンじゃありません。

高級車、綺麗なオネーチャン、

高級シャンパンに

重たいばかりのプラチナ・アクセサリー。。。

右を見ても左を見ても、

同じモノばかりの没個性的な現行シーン。

そんな流れの中で、

今、

改めてこれらの初期 WU 作品を見ることによって、

センセーショナルな感動をすら覚えてくるほどです。

 

これらのP.V.内で、

洗練されていない分、

そのヤサグレ具合に鋭さと迫力を備えた

当時の彼らの “SHAOLIN STYLE”

ビビッドに描き出されていて、

古い彼らのファンが正に酔いしれた姿を

そのまんま堪能できること請け合いです。

“HIP HOP ルネッサンス” なる呼称で

ムーブメントを起こした彼らのパワーが

いかに凄まじかったかという歴史的事実を

スッポリ抜き取って

ココに収めてしまったというのが

この作品のミソ。

それは、

フッドに根付いた場所で、

普段からのファッションに身を包んだ彼ら、

そしてフッドの仲間達と、

ひりつくような渇きの中でストラグルする

緊迫した日常のシーンを

まるで鮮明に切り取ったかのような映像です。

何よりスバラシイのが、

この六曲分の映像の中に、

女性がほとんど出てこないというコト!

(CAN IT BE ALL SO SIMPLE の最初の方に

子供を抱えた若い母親が歩いているシーンが

1カットだけ挿入されているのみだ!)

これこそ、

在りし姿の WU-TANG CLAN だ。

。。。。。

。。。。

。。。

しかし残念ながら、 

その後、歴史を辿ると、

WU-TANG はやがて

凡庸の域にまみれてしまう事になり、

後に続く各楽曲のP.V.も

精彩に欠けるその流れを

克明に描き出しているのだけれど。。。

 

しかしながら、

それにつけてもこの作品、

古い WU ファンは元より、

今の新しい世代のヘッズ達に

ぜひ見てもらいたい作品であるコトには

何ら相違ない。

否!

新しい世代のヘッズこそ、

目にすべき作品であるといえよう。

 

コレが

HIP HOPの一番熱いトコだ!!!!

皆、

⑥の RZA のキレっぷりを堪能して、

アガりまくれ!

 

“TIGER STYLE!!TIGER STYLE!!”

 

 

2006年9月 2日 (土)

フリースタイラーってスゴイんですけど!

今日は

このブログでは珍しいトピックを

扱いたいと思います。

個人的な嗜好の問題で

これまでココで

ほとんど触れることのなかった話題、

ズバリ、

“日本語ラップ” について

今回は書いていきたいと思います。

 

。。。。。

 

これまでの経緯からも分かるように、

僕はあまり “日本語ラップ” というモノが

好きではありません。

・・・・・

いえ、

正確には、

興味がありません。

・・・・・

いえ、

もっと正確には、

興味はないコトはないのですが、

心にビビっとくるような日本語ラップのリリックを

ほとんど耳にしない。。。

逆に、

有態の言葉で、

意味のないような韻を踏むコトにしか

気がいってないような大半のリリックに

ハッキリ言って、

ゲンナリさせられるのです。

まあ、これは、

何も “日本語ラップ” のジャンルだけには止まらない、

現在の全てのジャンルにおける

邦楽曲の詩について言えることなのですが。。。

本当にくだらない、

唾棄すべきモノが多すぎるように思えます。

それこそ、

昔のフォークソングとかの方が熱いのではないか?!

そういった具合で、

ともかく、

“日本語ラップ” には

ほとんど触手が伸びないのであります。

 

じゃあ、逆に、

アメリカ黒人ラッパーのリリックは

そんなにスゴイのか??

と言いますと、

そんなことは全然ないです。

でも、

これが都合良いことに、

英語力が不完全な僕にとって、

その能力の不完全さが効果的な役割を果たしています。

思いっきり集中した状態でも

50%も聞き取れないその英語のラップは、

僕の意識の中のスウィッチをOFFにした時点で、

ほとんど意味を成さない音の一つになるのです。

だからフレーズが耳に引っ掛からない。

一つの音楽として、

トータルで楽しむことができるのです。

その点、

“日本語ラップ” はどうしても、

意識していなくても、

耳を捕らえてしまう。

そうなってくると、

もうなんだか疲れてくる。

そんなこんなで、

僕は “日本語ラップ” を敬遠しているのです。

。。。。。

。。。。

。。。

と、

ここまでが今回の前置きになります。

長ったらしくて、

しかも弁解がましい前置きを

あえて書いた上で、

今回本当に書きたかったのは、

実は、

“日本語ラップ” による

フリースタイルでの

“MC BATTLE” についてなのです。

 

日本語での “MC BATTLE” といえば、

かつては B-BOY PARK での大会が

全国的にも有名でした。

その B-BOY PARK での大会や、

EMINEM 初主演の映画、

「8 MILE」 を見て、

ラップのフリースタイルを始めたという世代が

今、スゴイことになってきているのです。

トップ・オブ・ザ・ヘッド (即興) で織り成されるライムの

超絶的なスキルは、

確実に近年上昇し続けているようです。

その模様を的確に抜き取ったのが、

今回紹介する映像作品、

「ULTIMATE MC BATTLE

GRAND CHAMPION SHIP

TOUR GUIDE 2005」 です。

4518575671014  

 

 

 

 

 

  

これは KAN 率いるクルー、

M.S.C. の所属する

LIBRA RECORD. が主催した

結構規模の大きな “MC BATTLE” の大会の模様を

収録した作品になります。

東京で三回、

大阪で二回行われた予選から、

各予選の上位三人のMCが集い、

更に主催者の KAN がそこに加わった、

計16名で行われた

GRAND CHAMPION SHIP トーナメントの模様が

一試合ずつ、

丸々収録されています。

コレはほんと凄い!

説明するよりは、

ちょっとコチラを見てもらった方がいいかな?

">

 

">

 

前述で

“日本語ラップ” 興味はナイ!

とか言ってましたが、

バトルに関しては興味アリアリです。

コレが今の日本のアンダーグラウンドの力か。。。

ホント、凄いよ。

僕もフリースタイル練習してるんですけど、

なかなかあそこまで言葉が

続け様に出てこないですね。

それどころか、

元々、舌っ足らずで、

普通の喋りからしてカミカミなので、

ヒドイものです。。。

 

ちなみに、

この ULTIMATE MC BATTLE

2006年の大会の予選が

現在も全国で開催されているので、

自身のある方はぜひ参加してみてください。

 

 

 

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

最近のトラックバック

2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31