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2006年8月24日 (木)

夏にピッタリ!ROSCOE のCALI気分

夏にピッタリ!

・・・だなんて、

8月も終盤に入って

今更なんだけれど、、、

6月くらいに買った作品を

今日は紹介したいと思います。

 

ROSCOE の新譜、

「I LUV CALI」 です。

Simg_t_oh32624x0nxs  

  

 

 

 

 

 

ROSCOE というと

僕的にはCALIFORNIAのイメージよりは、

出身地、PHILADELPHIAの印象の方が

断然強かったりするんだけど。。。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

彼、ROSCOE は、

何といってもまず、

KURUPT の弟ということで

その名が知れ渡っています。

確か、デビュー時も

KURUPT の全面的なバックアップを受けていましたね。

当時、僕はL.A.に住んでいたのですが、

CALI色の強い彼のファースト・カットを

よくラジオなどで耳にしていたのを思い出します。

そういやアレも

ちょうど夏真っ盛りの頃だったな。。。

 

ROSCOE のデビュー作、

「YOUNG ROSCOE PHILLAPHORNIA」

その名からも分かるように、

彼の出身地、PHILLYと、

兄を追って渡ったCALIFORNIAの

両地のエッセンスを含んだ作品に仕上げられている。。。

という名目なんだけど、

僕の印象としては、

どちらかと言うと、

PHILLY寄りな印象が強かったな。

ラップの印象は、

さすがに KURUPT 程スキルフルではない。

どちらかというと、

相棒 DAZ に似た直情型のラップで、

ゴリゴリ押す方がカッコよく映えるタイプだ。

そんな ROSCOE のデビュー作は、 

KURUPT の舵取りで

なかなかしっかり作り込まれた作品ではあったケド、

大ブレイクとまではいかなかった。。。

 

それが、

アレから四年の時を経て、

ROSCOE もすっかり兄離れし、

ドップリとCALIFORNIAに漬かっちまった。

そりゃあそうさ。

生活するなら

CALI程スバラシイ場所はないからね。

 

。。。。。

 

というワケで、

ようやくココから

本作の解説に入っていくのですが、

まず結論から言うなれば、

本作程に

WEST COAST流儀に括った作品は

昨今では珍しい。。。

言葉は悪いが、

“時代錯誤” だなあ・・・というのが、

まず僕の感想だ。

メロウでレイドバックしたオケを

これでもかっ?!と取り揃えたラインナップ。

今時、生粋のL.A.っ子だって

こんなマネはできないであろう。

それは ROSCOE

WEST COAST HIP HOP に対する

ある種の情熱、

あるいは、

執着、固執した表現といっても過言ではない。

本作において

高々とウェッサイ流儀を標榜した ROSCOE の姿は、

しかしながら、

それはそれで

逆に潔しと捉えることもでき、

古くからのウェッサイ・ファンならば

メランコリックな感慨を以って

本作を楽しむことができるのではないだろうか?

 

では、

ここから各楽曲をかいつまんで紹介していこう。

。。。。。

まず、

イントロの①からP-FUNK調全開で、

オマージュ感タップリな幕開けなのだが、

その展開をまんま引き摺った形の②の

なんというサマー・チューンっぷりであろう!?

あまりにベタ過ぎる展開に

コチラも気恥ずかしさを覚えそうなのだが、

とりあえず、

そいつはあえて無視して

そのまま先に進めよう。。。

続く③の扇情的なラテン調の上モノのループも

実にベタな印象なのだが、

形振り構ってないカンジの ROSCOE

逆にカッコよく思えてきたりもしてくる。

一昔前の

WEST COASTを代表するラッパーの

作品のどれかに紛れ込んでいても

おかしくないような④などを経て、

⑦でも、

思いっきりメロウなギター・ラインを取り入れた

西海岸流儀を披露している。

そんな⑦以上に、

更にトロけるくらいスウィートでメロウなのが⑨だ。

ここまでくると、

ヘタなR&B曲より甘ったるいのだから、

その本腰の入った取り組み様に

改めて舌を巻く思いである。

②に続き、

曲丸ごと全編P-FUNK調に仕立て上げられた

⑫を聞いていると、

シーンの流行を丸っきり無視した

爽快ささえ味わえる。

攻撃的な⑬は

ボトムの唸り具合がステキだ。

少し芝居がかった印象が鼻に付く⑭を経て、

オリエンタルな上モノのループに

展開の速いラップがよく映えた⑮、

いきなり別世界にブッ飛んだかのような

レイドバック感を見せつける⑯。。。

と、作品終盤にきて

尚、その時代錯誤な作風に拍車を掛けるあたり、

半端な作品には見られない

一本筋の通った気骨を感じる程だ。

そして、

最終曲⑱の

ユル~いオケ上で定番のピース。。。

 

。。。。。

 

とまあ、

全体を駆け足で解説していったのだが、

本作の特色ともいうべきは、

何といっても、

全楽曲の製作を FINGAZZ なる人物が

担っているという点に挙げられる。

この FINGAZZ なる人物、

実は知る人ぞ知る、

チカーノ・HIP HOPの重鎮らしい。

どーりで作品全体を占める雰囲気が

そっちの方向にベクトルを傾けすぎていると思った。。。

この FINGAZZ

元々 KURUPT との親交からのラインで繋がっており、

ROSCOE のデビュー作でも

彼は一曲手掛けている。

ドップリとL.A.に漬かった ROSCOE をして、

“I LUV CALI” と標榜するのだから、

それに見合ったビートとなると、

やはり今作での FINGAZZ との組み合わせは

最適なのかもしれない。

 

・・・・・

 

この作品をボンヤリ聞いていると、

あのクソ暑い夏の夕暮れ、

DOWN TOWN L.A.からLONG BEACHへ、

710Fwyを駆る車窓から眺める

夕焼けに染まった低い街並の光景を

思い浮かべてしまう。。。

 

ハッキリ言って、

この作品は

そういう音楽で詰まっている。

 

オススメ度 7.1 

(ラップ:1.4 トラック:1.7 キャラ:1.2 話題性:1.1 構成:1.7) 

 

 

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