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2006年4月12日 (水)

PROOF の死

既にご存知の方も多いと思いますが、

EMINEM 率いる D 12 のメンバーの中心人物、

PROOF が昨日 (現地時間で11日の早朝) 、

デトロイトにあるクラブ CCC 内で銃撃され

死亡する事件が起こりました。

このクラブは EMINEM が主演し、

話題を呼んだ映画 「8 MILE」 の舞台となる

8 MILE STREET 上に並んでいるとのコトです。

この事件が今後、

世間に与える衝撃の大きさはまだ計り知れませんが、

これから事件の詳細や、

関係者のコメントなどが各メディアに向けて

多数寄せられることは予想に易いでしょう。

 

というワケで、

今回は PROOF への追悼の意味も込めて、

彼が携わった D 12 としてのグループ作品と

彼のソロ作品について検証してみたいと思います。

まず D 12 作品から。

「DEVILS NIGHT」 (2001)

「D 12 WORLD」 (2004) 

200pxd12__devils_night__cd_cover200pxd12__d12_world__cd_cover  

 

 

 

ハッキリ言うと、実は僕はあまり D 12 が好きではない。

EMINEM の実力は認めるが、

彼のグループとなる D 12 はというと、

どうにもキワモノ的なイメージが強くて

どうしても馴染めないのだ。

彼らに対する個人的な失望感は

そもそも1ST作の時点で形成されてしまいました。

2ND作は少し盛り返してくれてなかなか良かったのだけど、

それでも繰り返し聴きたいと言うほどのモノでもなかった。

とかなんとか言いながら二作とも持ってる僕は

一体何なんでしょうね・・・??

まあそんな否定的な所から入ってますが、

それでもとりあえず2ND作内での PROOF

けっこう立ち回り方が上手く、

きちんとキャラが立っていて感心しました。

さすが D 12 内でも EMINEM に次ぐ実力者だけの事はある。

ちなみに、D 12 の初期メンバーは PROOF を筆頭に、

BUGZ (1999年死亡) 、EYE-KYU BLIZZARD

KILLA HAWKFUZZ の6人組だったそうで、

現在は EMINEMKON ARTISSWIFTKUNIVABIZARRE

PROOF の6人組に編成を変えて活動していたそうです。

つまり D 12 はそもそも PROOF のグループだった、

そういっても過言ではないようです。

PROOF の活動歴は長く、

地元デトロイトでもなかなか名が通っていたようで、

そのあたりは映画 「8 MILE」 の中でも描かれていたりしますね。

グループ内 -特に2ND作- での PROOF

際立っていると思えるのは、

何より彼のその声質がグループのアナーキーな方向性とは違って、

しごくマットウなHIP HOPの情感を宿していたからである。

しわぶいた声でのぶっきらぼうに吐き捨てるようなフロウは

BAD BOYBLACK ROB にも似通ったスタイルで、

なかなかカッコイイ。

それに無骨な感じがする割に、

意外と器用で複雑なライムのデリヴァーを見せていたりもして、

彼の実力の片鱗を充分に発揮しているのが

グループの2ND作から聴いて取れた。

。。。 

そんなワケでその実力を買って

彼のソロ作を手にするに至った。

 

「I MISS THE HIP HOP SHOP」 (2004)

Amal010  

 

 

 

この作品はメジャー・レーベルから出されたモノではなく、

内容もインディーに見合った

実にアンダーグラウンド的な作りで、

実際に持ってる人も少ないのではないだろうか?

インディー作品だけあって

EMINEMDRE らの参加はもちろんなく、

他の D 12 メンバーの参加も一切ない。

プロデューサーとして DJ PREMIER と 故 JAY DEE

それぞれ一曲ずつ楽曲提供で参加してるのみで、

あとは無名に近い地元の仲間がこの作品を盛り上げている。

構成としてはMIX CDに近いノリで、

非常にラフな雰囲気がするが、

それがデトロイトのアンダーグラウンド・シーンの空気を

絶妙に物語っているかのように受け取れたりもする。

しわぶいた声で吐き出す PROOF のライムが

またその雰囲気によく合っている。

作品としてのダイナミズムはいささか希薄に思えるが、

コンセプト的にはミニマルまとまっていて

好感が持てる作品である。

オススメはやはり PREMIER 作の⑫と、

JAY DEE 作の⑬かな。

他の曲もツブが立っていてけっこう好感触です。

  

ソロ作としては他にも

「SEARCHING FOR JERRY GARCIA」 という作品を

昨年 (2005) に出している。

Image_2  

 

 

 

さすがにこれは持ってない。

 

DRE 軍団率いるツアー 「UP IN SMOKE」 などで

EMINEM のサイドMCとしてその活躍が収められた映像が

色んな媒体で残っているので、

それらを見ながら彼の死に対し哀悼の意を捧げたいと思います。

 

REST IN PEACE !

 

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コメント

お久しぶりです!!!
僕もD12は好きではなかったのですが、PROOFは好きでした。。。
なんか、声が物凄いカッコよかったので・・・亡くなってしまって残念です・・

実はわたしもD12はあまり・・・。
エミネムの作る曲がワンパターンなのがとくに・・・。エミネムのラップは認めますがDr.Dreに任せてもらえるともっと良くなりそうです。BIZARREはおもしろいので好きですが。

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