無料ブログはココログ

リンク

« 今年もいよいよこのシーズンになりました。 | トップページ | 立ち読みで過ごす午後 3 »

2006年4月25日 (火)

皆大好き GHOSTFACE

さて、今回も前置きを省いて新譜を紹介したいと思います。

GHOSTFACE KILLAH の通算5枚目のソロ作、

「FISHSCALE」 です。

200pxfishscale  

 

 

 

日本では未だに根強い人気を誇る WU-TANG ですが、

中でも1、2番の人気を誇る GHOSTFACE

本国での WU の低迷感もどこ吹く風の彼のソロ活動は

飄然としていながら、しかし、きちんと結果を伴っていて、

だからこそ DEF JAM とのディールなど、

業界内での高い評価を獲得できているのでしょう。

彼と他の WU-TANG メンバーとの差は

何と言っても他のメンバーが未だ “WU-TNAG ブランド”

依存しないといけない立場にあるのに対し、

彼は “GHOSTFACE ブランド” をきちんと確立しているという点に

顕著に顕れています。

現に、これまでの GHOSTFACE 作品にはハズレ作品がなく、

そのどれもが彼のカラーを踏襲し、

揺るぎない一方向へとベクトルが向けられています。

これって出来そうでなかなか出来ないことです。

だから彼の作品は安心して買えるし、

もちろん本作も例に漏れるようなことはありません。

 

ゲストやプロデューサーについてのメンツなど、

本作について言いたい事はたくさんありますが、

まず、何よりも第一に、声を大にして言いたい事があります。

それは・・・・・

・・・・

・・・

本作中に参加している PETE ROCK 製作曲が

もう、どえらいコトになっている!!?!

そう、アノ例の、皆大好き PETE ROCK の製作曲です。

彼は本作内で3曲、プロデュースで参加しているのですが、

その3曲とも、すごい曲に仕上がっていて、

一聴して思わず鳥肌が立ってしまったほどでした。

本気でぶっ飛んじゃった!

クレジットを見ずに聴いていて、

引っ掛かった曲を後でクレジットで調べると

そのどれもが PETE ROCK 製作楽曲だったってのが

まず驚きだった。

特に強烈なのが⑩と⑰。

⑩はその圧倒的なドラム・ラインの素晴らしさに耳が惹きつけられる。

ともすれば凡庸に埋もれそうになるループを

力技でねじ伏せるかのような、

そんな圧倒的な存在感をそのドラム・ラインは湛えているのです。

もう一つ、⑰はギターの短いリフをループさせて作られた

エキセントリックなインパクトのある楽曲に仕上がっています。

このループの非凡さに PETE ROCK の偉大さが

滲み出ているかのようだ。

実際、PETE ROCK の名前をクレジットに見るのは久々のことだが、

それがこういうメジャー作品で、

しかもこんなにすばらしい出来映えを誇って

こうやって我々の前にカム・バックしてくれたという現実は

何にも増して喜ばしい。

他に有名どころで、

④の JUST BLAZE 製作曲はロッキッシュでアヴァンギャルドな、

いわゆる “JUST BLAZE 印” のまんまのオケの上に、

GHOSTFACE の高音ボイスによる攻撃的なラップが新鮮に映える。

⑦、⑫は故 J. DILLA 製作曲だが、

これはどちらも先日発売された

J. DILLA 名義の作品

「DOUNUTS」 に収録されているオケがそのまま使われている。

ゲスト出演では盟友 RAEKWON が4曲参加しており、

GHOSTFACE との相変わらずの相性の良さを

充分披露してくれています。

他に WU-TANG 一軍メンバーが勢揃いした⑥や、

DEF JAM 繋がりで、

大ブレイク中のシンガー、NE-YO が参加した⑬は

間違いなく本作のハイライトとなるであろう。

もちろん、

GHOSTFACE 率いる THEODORE UNIT の面々も

大活躍しています。

ボーナス・トラックには COOL & DRE 製作、

P. DIDDY こと DIDDY がCO-PRODUCEし、

BIGGIERAEKWON が客演参加している。

(ちなみに BIGGIE のヴァースは

彼の 「NIGGAS BLEED」 から引用されたものだ)

 

“ソウル・ミュージック” を体現する彼としては

本作はこれまでと比較して、

よりメジャー・コード寄りな気もしないではないが、

だからといってそれが GHOSTFACE のイメージを

損なっているというワケでもなく、

やはり独特の世界を構築しております。

全体としてSKITが多いのがちょっと気に掛かるが、

楽曲はどれも GHOSTFACE の世界観を見事に反映しており、

相も変わらず高いクオリティーを維持しています。

それだけに、楽曲単品がミニマルすぎる作りなので

もったいなく思えちゃうくらいです。

それくらい、各楽曲、ツブが立っていてカッコイイ。

 

にしても、

本作内の PETE ROCK 製作楽曲には

つくづくぶっ飛ばされました。。。

 

オススメ度 8.4 

(ラップ:1.7 トラック:1.9 キャラ:1.6 話題性:1.5 構成:1.7) 

 

« 今年もいよいよこのシーズンになりました。 | トップページ | 立ち読みで過ごす午後 3 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/4428/1547100

この記事へのトラックバック一覧です: 皆大好き GHOSTFACE:

« 今年もいよいよこのシーズンになりました。 | トップページ | 立ち読みで過ごす午後 3 »

最近のトラックバック

2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31