DILATED PEOPLES
今日紹介するのは
西海岸L.A.のアンダーグラウンド界の雄、
DILATED PEOPLES の新作
「20/20」 です。
RAKAA 、EVIDENCE 、そしてDJの BABU の
3人によって構成される DILATED PEOPLES は
L.A.を拠点に、
JURASSIC 5 とともに古き良きHIP HOPの良心を
現在に伝える伝道師として活躍。
彼らの地に根の張った活動は絶大な支持を得ている。
DJ PREMIOR や KANYE WEST などとの競演で
多角的な展開を見せつつ、
L.A.ローカリズムにフレッシュな息吹を吹き込んでいます。
グループ作品として4作目にあたる本作も
彼らの持分となるタイトな楽曲がひしめいていて、
なかなかカッコイイ。
盟友の THE ALCHEMIST 製作曲は
今回わずか二曲分にとどまっているが、
その分、EVIDENCE が気を吐いて
良楽曲を製作している。
DILATED PEOPLES の作品で一番僕が注目しているのが
BABU のスクラッチなのだが、
作品全編にまぶされた彼の至極のテクニックには
毎作圧倒される。
これだけスクラッチが前に出ているメジャー作品は
最近なかなかお目にかかれないので、
逆にすごく新鮮味を感じてしまう。
特に G-UNIT モノの 50 のフックなんて
もう聴き飽きてゲンナリしてた所だからさ。
BABU に関して言えば、
僕がL.A.留学時、
アジア系アメリカンの主催するイベントによく遊びに行ってて、
BABU も所属するDJ集団 BEAT JUNKIES のイベントにもよく行き、
そこで何度か目にした彼のプレイで踊り狂ったものだ。
僕はDJのテクニックにあまり興味がなかったので、
グルーヴに身を任せて体を動かす方に専属していたが、
一緒に行ったDJの友人が
彼のターンテーブルさばきにウットリ見入っていたのを
今も思い出します。
目新しさはないけどフレッシュな作品。
本作のタイトな仕上がり具合は
彼らの上手く抑制された実力に裏打ちされて出来たモノで、
安心して聴いていられます。
中でも TALIB KWELI 参加の⑥はイチオシ。
歌謡曲ライクなサビ付きの楽曲なんかより
ガシガシこすったスクラッチのフックの方が
全然カッコイイや。


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