無料ブログはココログ

リンク

« ショック! | トップページ | J DILLA 「DOUNUTS」 »

2006年2月25日 (土)

R.I.P. JAY DEE a.k.a. J DILLA

今日は JAY DEE の追悼企画として

彼の特集を組みたいと思います。

 

ちなみに、NORTH (北部) という分類は

HIP HOPにはないのですが、

EASTに組みするのもアレなんで、

シカゴとデトロイトは北部に分類することにします。

 

 

というワケで、

デトロイト出身の JAY DEE

J DILLA よりコッチの方が呼び慣れてる) は、

地元仲間で結成されたグループ SLUM VILLAGE

メンバーの一員だったことでも有名ですが、

それより何より彼の名を一躍世間に知らしめさせたのは

A.T.C.Q (A TRIBE CALLED QUEST) 率いるプロダクション・チーム

THE UMMAH の一員だったことに端を発します。

鬼才 Q-TIP の元でその才能を磨いたとだけあって、

当初から彼に対するシーンの期待は大きかった。

その重圧に見事に答えた彼の製作する楽曲群の

完成度の高さには目を見張るものがあったし、

今、彼の作品を改めて聴いてみても

それぞれに鏤められたマジックは色褪せず心に響く。。。

 

年代の順序はバラバラになりますが、

まずは JAY DEE のソロ・ワークスから紹介したい。

「WELCOME 2 DETROIT」 (2001)

200pxdilla__w2d  

 

 

 

イギリスのレーベル BBE のプロジェクト

THE BEAT GENERATION シリーズの

第一弾として切られたのがこの作品であり、

その仕上がりの素晴らしさに絶句したものである。

このプロジェクトのコンセプトは

“作品のあらゆるクリエイティビティーに関する

コントロールを製作者にゆだねる” というもので、

僕も大好きでシリーズは全部買ってるのだけど、

中でも一、二番を争うほどにクオリティーが高いと思われるのが

JAY DEEこの作品なのです。

(彼の他にも、PETE ROCKMARLEY MARL

WILL. I. AMTHE BLACK EYED PEAS) 、DJ JAZZY JEFF

DJ SPINNA など!玄人泣かせのメンツと秀逸の作品ばかりです)

彼の作る音の特徴としては

とにかくスネア・ドラムが硬い!

スネアの音の抜け方が他のプロデューサーの作るものとは

比べ物にならないほど良くて、

耳に、というより体に

スコン、スコンと入ってくるのです。

スネアだけ聴くと硬くて冷たい印象があるのですが、

他のドラム音やベース音、上モノのループと相俟って

人肌の温もりを湛える音色に変身しています。

これこそマジック!

そんな彼の唯一無二の才能が集約されているのが

この作品だと思います。

彼はラップもこなすのですが、

そこはあまりアクが強くありません。

あくまでビートのジャマにならない程度の凡庸なもので、

この場合は逆に彼のビートの非凡さを際立たせています。

未聴の方はぜひ探し出して聴いてみてください。

 

ソロ名義の作品としては他に

「RUFF DRAFT」 (2003)

Ruff_draft 

 

 

 

という作品を出しているようですが、

こちらはEPのみらしいので、

僕は持ってないです。

 

続いては彼の所属したグループ

SLUM VILLAGE の作品を紹介します。

「FANTASTIC , VOL. 1」 (1996)

「FANTASTIC , VOL. 2」 (2000)

Slumvillagevol1officialSimg_t_oamg1921405164_1617jpg_1  

 

 

 

僕は2NDしか持ってないのですが、

コレがまたイイ!

骨太のスネアがガシン、ガシンと響いて、

上モノの幻想的な浮遊感とドラム・ラインのリアリティーが

絶妙なコントラストを生み出しています。

彼の唯一無二の才能が遺憾なく発揮された作品で、

ぜひオススメしたい作品です。

ちなみに、3RD作を製作する前に

JAY DEE はグループを脱退していますが、

彼のいない3RDはそれはそれでカッコよかったです。

KANYE WEST が参加した曲とか

けっこう注目を浴びてましたしね。

 

この他に企画モノとして

MADLIB とお互い作りあった楽曲の上でラップする

JAYLIB 名義での作品がある。

「CHAMPION SOUND」 (2003)

200pxchampion_sound  

 

 

 

この作品も素晴らしい仕上がりを見せていて、

さすがシーン内でも玄人好みされる二人が手を組んだ

その結晶だと唸らされます。

二人の実力が五分と五分のところで拮抗し、

迫力溢れる作品のダイナミズムを生み出しています。

 

この他にも、

JAY DEE は数々のアーティスト作品のプロジェクトに関わり、

その辣腕を発揮しております。

前述の A.T.C.Q. の他にも、

DE LA SOULBUSTA RHYMESCOMMON など。。。

彼の職人としての腕に惚れ込んだ同業者はたくさんいます。

それだけに、

まだ若い彼の死が悔やまれてなりません。

本当に惜しい人材を亡くした!

 

今年発表を予定して、

JAY DEE は昨年から病魔に犯されていた体に鞭打って、

二作分の作品の製作に取り掛かっていたそうです。

そして彼の亡くなる三日前 (2月7日) に

一作目の新作をドロップしたばかりでした。

 

というわけで、

明日は彼の遺作となる新譜について紹介したいと思います。

 

R.I.P.

 

« ショック! | トップページ | J DILLA 「DOUNUTS」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: R.I.P. JAY DEE a.k.a. J DILLA:

« ショック! | トップページ | J DILLA 「DOUNUTS」 »

最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31