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2006年2月26日 (日)

J DILLA 「DOUNUTS」

引き続き、JAY DEE a.k.a. J DILLA 追悼企画第二段

彼の亡くなる3日前にドロップされたばかりという

新作 「DONUTS」 に関するレビューを

今回は書きたいと思います。

Jdilladonuts200  

 

 

 

本作は完全にインストルメンタル作品として製作されています。

ラップ大好き人間の僕としては

作品にボーカルが入ってないというのは

やはり多少の物足りなさを感じずにはいられませんが、 

彼の遺作と思うと違った感慨をこの作品から受け取ります。

輩出元は STONES THROW RECORDS

言わずと知れた、西海岸インディペンデント・レーベルの雄。

MADLIBMF DOOMPEANUT BUTTER WOLF など、

コアな西海岸アンダーグラウンド・ファンにはたまらないメンツが

揃い踏みした一押しのレーベルです。

先日紹介した MADLIB との競演企画

JAYLIB を出したのもこのレーベルからで、

数年前に病気の治療を目的に

地元デトロイトからL.A.に居を移したこともあって、

JAY DEE はこのレーベルから新作を発表したものと思われます。

(ちなみに、JAYLIB 作品の製作時は二人は

デトロイトとL.A.に離れていて、

お互い作った楽曲のデモをネットやCD-Rで送り合ったりして

それぞれ別々にボーカル録りをして作り上げたそうです)

 

“JAY DEE の作るビートの特徴は硬くて骨太なスネア・ドラムだ”

と昨日書いたのですが、

新作中ではその冷たいまでの硬質なスネアは

あまり浮かび上がっていませんでした。

多分それは上モノの在り様がこれまでの彼の作風と

違ってくることからくるのではないかと推測しています。

それだけ今作の上モノはスネアより耳を惹き付けるのです。

幻想的な浮遊感に漂う上モノのループに取って代わって、

今作では今までの彼の作風に見られない

非常にメロディアスな上モノのループが多用されております。

もちろん元来の彼の得意とする作風の楽曲も並びますが、

印象に強いのは新しい作風の方になってしまいます。

らしくないと言えばらしくないのですが、

しかしそれらはどれも非常にミニマルにまとめ上げられていて、

クオリティーも高く、素晴らしい出来映えに仕上がっております。

僕が感じたのは、

“彼は本当にサンプリングが、

そしてループ・ミュージックが大好きなんだな”

というコト。

自身が作る音楽に彼の愛情の漲っているのが感じられ、

僕も感傷的になってホロリとさせられました。

 

多分彼は全てのMCたちに

このビート上でライムしてもらうことを望んで

この作品を作ったのではないかと、

僕は勝手に想像したりしています。

これらのビートを使ってライムを吹き込んで

いつか僕もMIX CDを作りたいと思います。

 

 

今作の他に、JAY DEE は昨年からもう一作、

プロジェクトを進めていたようで、

そちらはボーカル入りの作品となっているらしいです。

この6月ごろに発表予定とか。

そちらも期待しながら、、、

彼の冥福を祈りたいと思います。

 

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HPで音楽を聞けるようにする技術を身につけました(笑)聞いてみてください!
聞けなかったら教えてください;

Hip hop界は死者が多い・・・(泣)

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昨晩は新宿歌舞伎町の横にあるクラブRUINS.23にてゲストDJとして参加してきました。 RUINS.23は2年前の開店時のオープニングパーティー以来のDJ。懐かしさもありオファーを受けた時から楽しみにしてました。 今回は店自身が開催する”箱イベント”『RUINS NIGHT』の一回目..... [続きを読む]

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