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2006年2月28日 (火)

アンビグラム

皆さんは “アンビグラム” ってご存知ですか?

“アンビ” とは “双方” の意味で、

“アンビグラム” とは

“180度回転させて逆から読んでも同じ単語として読める意匠”

のことを指します。

 

この言葉を知るきっかけとなったのが

「天使と悪魔」 (原題は 「ANGELS & DEMONS」

という小説からでした。

404791456809_1404791457609_1  

 

 

 

 

著者は DAN BROWN

世界に一大旋風を巻き起こした

「ダ・ヴィンチ・コード」 の作者でもあります。

 

作品の内容は、

宗教と科学の対立にまつわるもので、

詳しいことは書きませんが、

カルト的でマニアック、

かつ生々しいリアリティーとドライブ感に溢れる

素晴らしい作品に仕上がっております。

「ダ・ヴィンチ・コード」 と併せて

著者のファンに成った読者も多いのではないでしょうか?

(僕もその一人です)

 

とまあ、

作品のことは置いておいて、

僕が今回書きたいのは

冒頭で説明した “アンビグラム” についてなのです。

例えば、

作品の原題 「ANGELS & DEMONS」 でいうと、

Ad_ambigramsm 

 

 

となる。  

(写真をクリックしてみて、確認してみてください!)

どーりで 「天使と悪魔」 なんて

安っぽくてシケた名前だと思ったら、

アンビグラムにする為だったのだそうで!

その他にも、

作品中、5つのアンビグラムが登場するのだが、

そのどれもが見事なデザインで、

思わず感服してしまった。

(それらは ココ で見れるのでチェックしてみてください)

 

で、僕も思いっきり触発されて、

自分でアンビグラムを作ろうと思い、

昨日から線をのた打ち回らせていました。

ちょっと見にくいだろうけど

(スキャナー欲しい!)、

なんて書いてあるか読めるでしょうか?

 

Dsck0024

 

 

  

正解は明日書きます。

 

 

2006年2月26日 (日)

J DILLA 「DOUNUTS」

引き続き、JAY DEE a.k.a. J DILLA 追悼企画第二段

彼の亡くなる3日前にドロップされたばかりという

新作 「DONUTS」 に関するレビューを

今回は書きたいと思います。

Jdilladonuts200  

 

 

 

本作は完全にインストルメンタル作品として製作されています。

ラップ大好き人間の僕としては

作品にボーカルが入ってないというのは

やはり多少の物足りなさを感じずにはいられませんが、 

彼の遺作と思うと違った感慨をこの作品から受け取ります。

輩出元は STONES THROW RECORDS

言わずと知れた、西海岸インディペンデント・レーベルの雄。

MADLIBMF DOOMPEANUT BUTTER WOLF など、

コアな西海岸アンダーグラウンド・ファンにはたまらないメンツが

揃い踏みした一押しのレーベルです。

先日紹介した MADLIB との競演企画

JAYLIB を出したのもこのレーベルからで、

数年前に病気の治療を目的に

地元デトロイトからL.A.に居を移したこともあって、

JAY DEE はこのレーベルから新作を発表したものと思われます。

(ちなみに、JAYLIB 作品の製作時は二人は

デトロイトとL.A.に離れていて、

お互い作った楽曲のデモをネットやCD-Rで送り合ったりして

それぞれ別々にボーカル録りをして作り上げたそうです)

 

“JAY DEE の作るビートの特徴は硬くて骨太なスネア・ドラムだ”

と昨日書いたのですが、

新作中ではその冷たいまでの硬質なスネアは

あまり浮かび上がっていませんでした。

多分それは上モノの在り様がこれまでの彼の作風と

違ってくることからくるのではないかと推測しています。

それだけ今作の上モノはスネアより耳を惹き付けるのです。

幻想的な浮遊感に漂う上モノのループに取って代わって、

今作では今までの彼の作風に見られない

非常にメロディアスな上モノのループが多用されております。

もちろん元来の彼の得意とする作風の楽曲も並びますが、

印象に強いのは新しい作風の方になってしまいます。

らしくないと言えばらしくないのですが、

しかしそれらはどれも非常にミニマルにまとめ上げられていて、

クオリティーも高く、素晴らしい出来映えに仕上がっております。

僕が感じたのは、

“彼は本当にサンプリングが、

そしてループ・ミュージックが大好きなんだな”

というコト。

自身が作る音楽に彼の愛情の漲っているのが感じられ、

僕も感傷的になってホロリとさせられました。

 

多分彼は全てのMCたちに

このビート上でライムしてもらうことを望んで

この作品を作ったのではないかと、

僕は勝手に想像したりしています。

これらのビートを使ってライムを吹き込んで

いつか僕もMIX CDを作りたいと思います。

 

 

今作の他に、JAY DEE は昨年からもう一作、

プロジェクトを進めていたようで、

そちらはボーカル入りの作品となっているらしいです。

この6月ごろに発表予定とか。

そちらも期待しながら、、、

彼の冥福を祈りたいと思います。

 

2006年2月25日 (土)

R.I.P. JAY DEE a.k.a. J DILLA

今日は JAY DEE の追悼企画として

彼の特集を組みたいと思います。

 

ちなみに、NORTH (北部) という分類は

HIP HOPにはないのですが、

EASTに組みするのもアレなんで、

シカゴとデトロイトは北部に分類することにします。

 

 

というワケで、

デトロイト出身の JAY DEE

J DILLA よりコッチの方が呼び慣れてる) は、

地元仲間で結成されたグループ SLUM VILLAGE

メンバーの一員だったことでも有名ですが、

それより何より彼の名を一躍世間に知らしめさせたのは

A.T.C.Q (A TRIBE CALLED QUEST) 率いるプロダクション・チーム

THE UMMAH の一員だったことに端を発します。

鬼才 Q-TIP の元でその才能を磨いたとだけあって、

当初から彼に対するシーンの期待は大きかった。

その重圧に見事に答えた彼の製作する楽曲群の

完成度の高さには目を見張るものがあったし、

今、彼の作品を改めて聴いてみても

それぞれに鏤められたマジックは色褪せず心に響く。。。

 

年代の順序はバラバラになりますが、

まずは JAY DEE のソロ・ワークスから紹介したい。

「WELCOME 2 DETROIT」 (2001)

200pxdilla__w2d  

 

 

 

イギリスのレーベル BBE のプロジェクト

THE BEAT GENERATION シリーズの

第一弾として切られたのがこの作品であり、

その仕上がりの素晴らしさに絶句したものである。

このプロジェクトのコンセプトは

“作品のあらゆるクリエイティビティーに関する

コントロールを製作者にゆだねる” というもので、

僕も大好きでシリーズは全部買ってるのだけど、

中でも一、二番を争うほどにクオリティーが高いと思われるのが

JAY DEEこの作品なのです。

(彼の他にも、PETE ROCKMARLEY MARL

WILL. I. AMTHE BLACK EYED PEAS) 、DJ JAZZY JEFF

DJ SPINNA など!玄人泣かせのメンツと秀逸の作品ばかりです)

彼の作る音の特徴としては

とにかくスネア・ドラムが硬い!

スネアの音の抜け方が他のプロデューサーの作るものとは

比べ物にならないほど良くて、

耳に、というより体に

スコン、スコンと入ってくるのです。

スネアだけ聴くと硬くて冷たい印象があるのですが、

他のドラム音やベース音、上モノのループと相俟って

人肌の温もりを湛える音色に変身しています。

これこそマジック!

そんな彼の唯一無二の才能が集約されているのが

この作品だと思います。

彼はラップもこなすのですが、

そこはあまりアクが強くありません。

あくまでビートのジャマにならない程度の凡庸なもので、

この場合は逆に彼のビートの非凡さを際立たせています。

未聴の方はぜひ探し出して聴いてみてください。

 

ソロ名義の作品としては他に

「RUFF DRAFT」 (2003)

Ruff_draft 

 

 

 

という作品を出しているようですが、

こちらはEPのみらしいので、

僕は持ってないです。

 

続いては彼の所属したグループ

SLUM VILLAGE の作品を紹介します。

「FANTASTIC , VOL. 1」 (1996)

「FANTASTIC , VOL. 2」 (2000)

Slumvillagevol1officialSimg_t_oamg1921405164_1617jpg_1  

 

 

 

僕は2NDしか持ってないのですが、

コレがまたイイ!

骨太のスネアがガシン、ガシンと響いて、

上モノの幻想的な浮遊感とドラム・ラインのリアリティーが

絶妙なコントラストを生み出しています。

彼の唯一無二の才能が遺憾なく発揮された作品で、

ぜひオススメしたい作品です。

ちなみに、3RD作を製作する前に

JAY DEE はグループを脱退していますが、

彼のいない3RDはそれはそれでカッコよかったです。

KANYE WEST が参加した曲とか

けっこう注目を浴びてましたしね。

 

この他に企画モノとして

MADLIB とお互い作りあった楽曲の上でラップする

JAYLIB 名義での作品がある。

「CHAMPION SOUND」 (2003)

200pxchampion_sound  

 

 

 

この作品も素晴らしい仕上がりを見せていて、

さすがシーン内でも玄人好みされる二人が手を組んだ

その結晶だと唸らされます。

二人の実力が五分と五分のところで拮抗し、

迫力溢れる作品のダイナミズムを生み出しています。

 

この他にも、

JAY DEE は数々のアーティスト作品のプロジェクトに関わり、

その辣腕を発揮しております。

前述の A.T.C.Q. の他にも、

DE LA SOULBUSTA RHYMESCOMMON など。。。

彼の職人としての腕に惚れ込んだ同業者はたくさんいます。

それだけに、

まだ若い彼の死が悔やまれてなりません。

本当に惜しい人材を亡くした!

 

今年発表を予定して、

JAY DEE は昨年から病魔に犯されていた体に鞭打って、

二作分の作品の製作に取り掛かっていたそうです。

そして彼の亡くなる三日前 (2月7日) に

一作目の新作をドロップしたばかりでした。

 

というわけで、

明日は彼の遺作となる新譜について紹介したいと思います。

 

R.I.P.

 

2006年2月24日 (金)

ショック!

ショック!

昨日と同じ出だしだけど、

その内容は違います。

で、何がそんなにショックだったかというと、

JAY DEE (a.k.a. J DILLA) が今月の10日、

L.A.にある彼の自宅で亡くなったらしい!

皆、知ってた??

ニュースとしては遅いくらいなのだけど、

今日、久々タワレコ行っててそこで知ったんですけど、

いきなりのニュースでショックを受けてしまいました。

どうやら元々腎臓に問題があったらしく、

入退院を繰り返していたらしいです。

32歳で亡くなるなんて若すぎる死です。

 

というわけで、明日は彼について特集したいと思います。

 

2006年2月23日 (木)

日常生活の冒険

ショック!

何がショックかって、

せっかく仕上げにかかってたブログの記事を

クリックを間違えて消しちゃった。。。。。

2時間近く掛けてせっかく書いたのに

悲し過ぎます。。。。。。。。。。。。。

。。。

。。。。。。

同じミスを何度もやってるのに

ぜんぜん学習してねえし!

 

気を取り直して、、

新しい記事を書くことにします。

 

今回紹介するのは小説です。

ノーベル文学賞の受賞作家で知られる

大江健三郎 氏 の 「日常生活の冒険」 という

いわゆる青春小説です。

01798649  

 

 

 

 

この作品は大江氏の初期の作品の一つで、

氏の独特の湿り気を帯びた灰色の文体が非常に瑞々しい。

舞台背景は1950年代後半から

‘60年代前半にかけての物語なのだが、

今読んでも一向に色褪せたところのない

HIP HOPでいうまさに“クラシック”作品である。

(といっても、

よくある古典文学といったような類ではないが)

ストーリーは主人公とその精力的な活動家でもある友人の

日常生活における冒険を描いたもので、

この主人公と活動家の友人は

大江氏と彼の友人であり義弟でもある故 伊丹十三 氏を

モティーフにした物語だそうだ。

大江氏と伊丹氏は学生時代からの友人で、

大江氏は伊丹氏の妹と結婚している)

 

作品の詳しい内容はともかく、

この中で繰り返し訴えかけてくるのは

“自己欺瞞を放逐せよ!” ということだ。

このメッセージは強く僕に響いた。

 

僕はHIP HOPをファッションとは捉えていない。

アメリカの都市部のプロジェクトで

生まれ育ったワケでも ない 僕が

他人にHIP HOPをどうこう言う資格はないと思うが、

僕個人にとってはそれは “道” なのだ。

(このブログを読む若い読者に伝わればいいのだが・・・

“カッコイイから好き” でぜんぜん構わない。

ただ、それだけで思考を閉ざしちゃうのではなくて、

何故カッコイイと思えるのか?

それを考えるだけで全然HIP HOPと自分の繋がり方が

より密接になって、それまでとは違ってくるだろう) 

 

で、なんでこんな暑苦しいこと言うかというと、

先に紹介したこの 「日常生活の冒険」 という作品は

そういった精神的な意味で、

非常に研ぎ澄まされたようなHIP HOP的価値観

(ブリングって意味ではなく) を

描き出してると僕は捉えたのである。

だから、ここでぜひHIP HOPファンに紹介したかった。

 

大江氏の文体は長ったらしく、

慣れてない人には最初のうちは

かなり読み辛いかもしれませんが、

慣れてくると病み付きになるハズです。

ノーベル文学賞や芥川賞などの肩書きが持つ

堅苦しいイメージの固定観念が付きまとっているかもしれませんが、

氏の作品、特に本作は

非常にエンターテイメント性の高い小説で、

充分に楽しんで読めると思います。

ネットで、しかも手頃な値段で

文庫を取り寄せることができるので、

ぜひ読んでみてください。

 

さ~て、

明日あたり、久々新譜でも漁りに行こうかな。

 

2006年2月20日 (月)

NBA オールスター・ゲーム

今回はHIP HOPから少し離れた話題です。

今日(米時間で19日)は

NBA オールスター・ゲーム がありました。

 

皆さんNBAは好きです?

HIP HOPのファンの間では多くの人が

NBAファンであったりもする傾向が強いようです。

僕は10年来の HOUSTON ROCKETS のファンです。

OLAJUWONDREXLER のコンビが大好きでした)

そのヒューストンのトヨタ・センターが

今シーズンのオールスター・ゲームの会場となりました。

 

試合の結果は

まだゲームをご覧になってない方の楽しみを奪いたくないので

ここには書きませんが、

メディアに不仲説を騒ぎ立てられた

KOBESHAQ が仲良さそうに話してるシーンや、

今シーズン快進撃中の PISTONS の4人のスターターが

揃って出場して鉄壁のデフェンスを披露してくれたり、

ご当地ヒューストンの T-MAC が発奮してくれてたりと、

なかなか見所のあるオールスター・ゲームでした。

 

NBAのゲームは二度程、

スタジアムに見に行ったことがあるのですが、

そのどちらもがL.A.のステイプルズ・センターで行われた

LAKERS の試合でした。

LAKERS はその頃、KOBESHAQ がいて

全盛期中だったのですが、

ヘソ曲がりな僕は強すぎる LAKERS が嫌いでした。

(今は弱くなったので応援しています)

その頃L.Aに留学中だったので

ステイプルズに出かけることになったのですが、

アンチ・LAKERS だった僕の念が通じてか、

そのどちらの試合も LAKERS が負けていましたね。

 

僕は先にも書いたように、

基本的には HOUSTON ROCKETS のファンなのですが、

そこに所属していた選手がトレードで出された先のチームも

けっこう熱を入れて応援しています。

STEVE FRANCIS がいる ORLAND MAGIC

SAM CASSELLCUTTINO MOBLEY がいる L.A. CLIPPERS

HORRY のいる SAN ANTONIO はバスケットがつまらないので

ファンではないのだけど。

今年は特に調子の良い CLIPPERS に大注目しています。

あと、PISTONS のバスケットもおもしろくて注目している。

 

これからシーズン後半戦。

プレイ・オフに掛けて益々目が離せなくなりますね。

 

ちなみに僕の夢は

全会場に足を運び、試合を見て回るドライブ旅行をすることです。

まだまだ先の話かな? 

2006年2月19日 (日)

'98 新人MC四天王 - CANIBUS 編 -

とりあえず、

今回特集してきた “‘98年新人MC四天王” 編も

今日で最終回。

その最後の一人を飾るのが

CANIBUS です。

実は、今回の特集は、

彼の凄さをもっと世間にアピールしたくて組んだモノで、

僕個人としては四天王の中で彼の実力を一番買っています。

一番成功からかけ離れたところにいる

シーンの理不尽さと彼の運のなさからこそ、

彼をもっとプッシュしたいと思い、

この特集を書き始めたワケです。

 

四天王を含め‘98年デビューする新人の中で、

最も活躍が期待されていたのは

何を隠そう CANIBUS でした。

彼はジャマイカ生まれ。

13歳の時、両親の離婚をきっかけに

米N.Y.はブロンクスへ母親と移住し、

その後親子は生活の場を転々とします。

彼の経歴はよくあるハードコア・ラッパーのそれと違って、

一風変わっていてオモシロい。

CANIBUS は高校をちゃんと卒業し、

大手企業に就職までしていたそうです。

職種はなんとデータ・アナリスト!

(ねっ、全然他のラッパーと違うでしょ!?)

CANIBUS って実はネット・ジャンキーだったらしいんです。

だからだろうか、インディー・レーベルをたゆたってる割に、

彼に関するサイトが異様に多い気がするのは?

そんなカンジで働きながら趣味でやってたラップに

徐々に腰を入れるようになります。

いつしか仕事を辞め、ラッパーを本業とし始めたのでした。

キャリアのスタートはアトランタのラッパー WEBB と組んだ

T.H.E.M. (The Heralds of Extreme Metaphors)

なるデュオかららしいですが、

その辺りはコミュニティー・レベルなので

詳しくは僕も知りません。

ただ、その時点で WUKILLAH PRIEST

コンタクトがあったらしいです。

その後、デュオを解散し、

ビジネスの方に戻るもラッパー活動は続けます。

そんな時出会った RAS KASS の楽曲に参加し、

そこから活動の輪が広がっていったとか。

(ここで CANIBUSKILLAH PRIESTRAS KASS

ラインが繋がるのか。。。なるほどね)

メジャーでのディールを THE FUGEES

WYCLEF 監修の元に結び、作品制作に入ることになるのだが、

なんと CANIBUSWYCLEF を結びつけたのが

JAY-Z だったってんだから、驚きです。

 

「CAN-I-BUS ?」 (1998)

200pxcanibus_cover  

 

 

 

デビュー作となるこの作品のハイライトは

なんと言っても LL COOL J に噛み付いた

「SECOND ROUND K.O.」 でしょう。

ビーフの発端は LL の楽曲 「4,3,2,1」 に参加した

CANIBUS のライムに

LL が過敏に反応しすぎたところから始まります。

同楽曲内で LLCANIBUS をディスした

そのアンサー・ソングが 「SECOND ROUND K.O.」 になるのです。

“While 99% of your fans wear high heels

(オマエのファンの99%はハイヒール履いてるくせによ!)”

なんてラインなんかは

軟派に走っていた LL のスタイルをかなり強烈に皮肉った

絶品のパンチ・ラインです。

が、しかし、

その他の曲の引きがいかんせん弱い!

彼の持ち味はそのリリカルなテクニックと

強烈に粘りつくMC-INGにあります。

パンチの利いたラインをパンチの利いたフロウで放つ

その攻撃力が彼の魅力です。

しかし、FUGEES と絡んだコトによる功罪として、

CANIBUS は知名度を得たと同時に、

彼の持ち味である強烈なMC-INGを

腐らせてしまったのではないかと考察しています。

DJ CLARK KENT の製作した2曲はさすがにカッコいいんだけど、 

CANIBUS にはちょっとビートが弱いかな?

 

「2000 B.C. - BEFORE CAN-I-BUS -」 (2000)

200px2000bc_cover  

 

 

 

前作の失敗を拭い去ろうと、

WYCLEF の元から去って制作した作品です。

プロデューサーに TY FYFFEIRV GOTTI や、

THE BEATNUTSJUJU

DIPLOMATS でお馴染みの HEATMAKERZ らが参加し、

ゲストに憧れの RAKIM を招いた曲まであるが、

この作品も引きが弱い。

もったいないなぁ。

いっそ、D.I.T.C.PREMIER くらい超硬派な所に飛び込んだ方が

彼の良さが引き立つだろうに。。。

 

「C TRUE HOLLYWOOD STORIES」 (2001)

「MIC CLUB」 (2002)

「RIP THE JACKER」 (2003)

200pxcths_cover200pxmic_club_the_curriculum_cover  

 

 

 

200pxbbg5300  

 

 

 

とかなんとか言ってたら、

CANIBUS はとうとうメジャーからも撤退しちゃって、

どうなるかと心配していると、

インディーから次々と精力的に作品を輩出して、

これがなかなか尻上がりに良くなってきてます。

特に4THと5THはなかなかタイトにまとまっています。

5THの最後の曲 「POET LAUREATE Ⅱ」 は圧巻です! 

 

その後、CANIBUS は米軍に入ったとかなんとか

そんな噂を耳にしたのだけど

(何故に?!)、

昨年末あたり、シャバに戻って作品を出したらしい。

「HIP HOP FOR SALE」 (2005)

200pxcanibus_hh4s  

 

 

 

まだ買ってません。

探してるんだけどなかなか見当たらないです。

今後も彼の地下活動はますます活発化する模様ですが、

できることならもう一度シーンの表舞台に戻ってもらいたい!

でもなあ、CANIBUS ってビーフの扱いがヘタだから、

身にならないビーフばっか抱えてて

身動きが取れそうにないんだよな。。。

 

 

僕の中では彼や

EMINEM の昔の仲間だった ROYCE DA 5’9” のような

素晴らしいMC-ING能力の持ち主を

ぜひぜひ応援したいんだけど、

なかなかシーンの風は冷たいです。

めっちゃ上手いんだけどな・・・

 

そんなワケで、

今回の “‘98年新人MC四天王” 特集はコレでおしまいです。

彼らの今後の活躍を期待したいですね。

と同時に、

‘98年のように新しい才能がドンドン生まれてくることを

ラップ・ファンとして純粋に望みます。

 

 

2006年2月16日 (木)

'98 新人MC四天王 - CAM'RON 編 -

引き続き、

“‘98年新人MC四天王” です。

 

今日は CAM'RON 編。

    

N.Y.はハーレム出身の彼は

元々、地元の仲間達で作ったグループ

CHILDREN OF THE CORN として

アンダーグラウンドで活躍していた。

その主要メンバーは彼を含め、

MA$EBIG LBLOODSHEDMCGRIFF 等、

かなりなエリート集団であった。

グループは CAM の従兄弟でもある

BLOODSHED の交通事故死の後解散してしまった。

彼らの音源は BIG L のデビュー作に1曲参加しているが、

メジャー・リリースは果たされていない。

(MIX TAPEで出ているモノがあるが、完全体ではなさそうだ)

ちなみに、BIG L の作品に参加した曲では、

CAMKILLA KAM 名義で参加しているが、

MA$E は参加してない)

今のフリーキーなスタイルはまだ見られず、

いたってノーマルなラップを聞かせています。

グループ解散後もラップを続けた彼に

メジャーへの道を切り開いてくれたのが、

高校時代からの盟友 MA$E だったという話は有名ですね。

彼らは KILLA KAMMURDER MASE と名乗って

活動していたそうですが、

MA$ESEAN “PUFFY” COMBS 率いる

BAD BOY の隆盛の極みにあった時期に

CAMBIGGIE に紹介したのが

彼のデビューのきっかけとなりました。

 

CAM のラップの特徴は、

何といってもアノ変態的なビート解釈による

フロウの崩し方に集約されています。

フリーキーでクセのあるラップをするヤツは

それこそゴマンといるが、

あそこまで崩してオリジナリティーを出しているラッパーは

今もって彼しか見当たりません。

彼の舎弟の一人、JUELZ SANTANA

かなりユル~いラップをしますが、

CAM のそれと比べると色が薄い!

RUFF RYDERS 所属のラッパー

DRUG-ONCAM 公認の似通ったスタイルを披露していますが、

やはりオリジネイターにかなうはずもなく、

CAM のユルユルなラップは群を抜いた存在感を発揮します。

 

「CONFESSIONS OF FIRE」 (1998)

「S.D.E.」 (2000)

ConfessionsoffireSde  

 

 

 

BIGGIE のビジネス・パートナーだった

LANCE “UN” RIVERA が立ち上げたばかりの

UNTERTAINMENT と契約した CAM の1STは、

盟友 MA$ENOREAGAJERMAINE DUPRI

USHERKELLY PRICE に、

レーベル・メイトとなった

BIGGIE の最後の愛人 CHARLI BALTIMORE らが参加し、

なかなか話題になった。

その割に作品のクオリティーは凡庸で、

どうしても引きが弱い。

しかも盟友 MA$E とはP.V.出演のギャラをめぐって

仲たがいしてしまうし、

あまり良い船出とは言えなかった。

2ND作は更にレーベルのゴタゴタに巻き込まれて、

さすがに CAM'RON のキャリアもここまでかと思ったぐらいだ。

ところがここで大逆転!

「COME HOME WITH ME」 (2002)

Come_home_with_mecam  

 

 

 

UNTERTAINMENT からなんとか脱退した CAM

そのまま地元が同じ ROC-A-FELLA の総帥

DAME DASH に誘われ、同レーベルと契約。

.そしてそこから復帰作となる3RDをドロップすると、

ようやく彼が望んだ地位をシーン確立するに至った。

ようやく世間に彼の実力が認められたと、

この時は僕も小躍りして喜びました。

この作品で彼はトレンドセッターとしてシーンを席巻しました。

それまでマチズモが常態であったHIP HOP界を、

CAM はピンク色のファッションで身を包み、

その常識を覆したのだった。

他にも、ベースボール・キャップの洒落た被り方も

彼発信だったと思うし、

JUST BLAZE 製作曲のイントロで

彼の名前をシャウトするのを流行らせたのも

CAM'RON 発信だった。

ってか、デビュー時はけっこう丸々してたんだけど、

病気で痩せて、かなり男前になってたのにはビックリしました。

 

その後、ROC-A-FELLA 内で独自の派閥活動を押し進め、

自身が舵を取る THE DIPLOMATS の作品を

同レーベル内から発表。

「DIPLOMATIC IMMUNITY」 (2003)

469425dipl  

 

 

 

同レーベルで製作された映画

「PAID IN FULL」

205405  

 

 

 

 

にも出演した。

しかし、どうしても ROC-A-FELLA 本隊と

足並みがそろわず、

THE DIPLOMATSKOCH へ移籍。

「DIPLOMATIC IMMUNITY 2」 (2004)

Simg_t_oamgsg55804ig9tajpg  

 

 

 

その後発表された CAM のソロ第4弾の

「PURPLE HAZE」 (2004)

Purple_haze_2  

 

 

 

もレーベルのプッシュがあまりなかったようで、

仕上がりも前作ほど高くはなかった。

 

そんな CAM もとうとう ROC-A-FELLA を脱退し、

WARNER と契約したらしい。

今年、新作が発表されるとか。

 

せっかくの実力者だから、

彼にはこれからも頑張ってシーンの先頭に立って、

ドンドン牽引してもらいたい。

 

 

2006年2月14日 (火)

'98 新人MC四天王 - BIG PUN 編-

引き続き、

“‘98年新人MC四天王” です。

 

今日は BIG PUNISHER 編。

 

皆さんは、BIG PUN が死んだ” と聞いた (知った) 時、

どう思いました?

僕は雑誌を読んでそのニュースを知ったのですが、

BIGGIE の時ほどではないにせよ、

けっこうな喪失感を覚えたことを思い出します。

。。。。。 

さて、プエルトリカン・ラッパーとして

初めてプラチナム (100万枚) のセールスを達成した

BIG PUN こと BIG PUNISHER ですが、

元々、地元N.Y.はブロンクスにて

同じプエルトリカンの仲間たちで 

FULL A CLIPS CREW というグループを結成し、

活動していたらしい。

そのメンバーは PUN を含め、

CUBAN LINKTRIPLE SEIS 、.PROSPECT と、

いわゆる TERROR SQUAD の前身をなすグループでした。

そこを同じプエルトリカンの FAT JOE

グループ丸ごとフックアップしてもらい、

メジャーとの契約に漕ぎ着けた、

というのが彼のデビューにまつわるストーリーです。

 

彼のラップの特徴は

何といっても超絶的なロング・ブレスでしょ!

野太い声と速射的に弾き出される言葉の雨霰、

もう聴いてて最高に楽しいフロウです。

ここまでの超絶的ロング・ブレスのスキルを持つ者は他に

KOOL G RAPPHAROAHE MONCH くらいなモンでしょう?!

ぜひ3人で誰が一番早口で、スキルフルで、ロング・ブレスか

競うポッセをやってもらいたかったなあ。。。

個人的には “四天王” の中で、

彼のスタイルが一番好きでした。 

 

「CAPITAL PANISHMENT」 (1998)

「YEEEAH BABY」 (2000)

Jacket1stJacket2nd  

 

 

 

やはり何といってもデビュー作中のシングル

「STILL NOT A PLAYER」 のスマッシュ・ヒットは

彼にとって大きな転換をもたらしたでしょう。

2NDよりやっぱり1STの方が

楽曲のツブも立っているし、

とにかくカッコイイんです!

NOREAGA との曲なんかもう今でもシビレちゃいます。

 

他にも TERROR SQUAD 名義で

「TERROR SQUAD : THE ALUBUM」 (1999)

Coverart_3  

 

 

 

に参加してます。

作品としてのまとまりは欠けるケド、

単品単品はなかなか良い曲が詰まってます。

このクルーは今も続いてますが、

メンバー内の次期スター候補だった CUBAN LINK

TRIPLE SEIS がグループを脱退しています。

PUN が生きてたらこんなこともなかっただろうに・・・

個人的には CUBAN LINK に大注目してて、

シングルもかなり良いカンジで売れてて、

アルバム・デビュー目前ってところで

所属の LOUD が潰れてポシャってしまったのが

すっごく残念です。

去年、ようやくソロ作品を出したんだけど、

さすがに機を失してしまった感がいなめませんでした。

 

元々痩せていて、

なかなか男前だった PUN でしたが、

急激な肥満化で心臓麻痺を起こし、

28歳の若さで死去。

死亡時の体重は300kgくらいだったと聞きます。

 

とにかく惜しい人材を亡くした!

REST IN PEACE BIG PUN !!

 

2006年2月12日 (日)

'98 新人MC四天王 -DMX 編-

‘98年にプレイバックしてみた今回の企画。

ズバリ、“新人MC四天王” だなんて、

なんだかデキすぎな呼称ではあるけど、

でも実際、ホントにあったんだよ、

こういう書き方してる雑誌。

 

ってなワケで、今回は

DMX 編です。

 

DARK MAN X こと EARL SIMMONS

メリーランド州ボルティモアに生まれ、

13歳まで暮らしています。

それからN.Y.のヨンカースに渡り、

その頃辺りからラップを始めたらしい。

駆け出しの頃はビート・ボクシングが上手いことでも

名を馳せていて、

実は “DMX” という名前は

ドラム・マシーンの機材名 から取られたそうです。

それから、当初は DMX のイニシャルは

DARK MAN X の略ではなくて、

DOG MAN X の略だったそうな。。。

 

N.Y.はヨンカースを中心に

強固なプロップスを固めていった彼なんだけど、

彼をフックアップしたのが

何と言っても当時爆発的な勢いのあった

BAD BOY に所属する THE LOX の面々。

同じヨンカース出身の彼らも

実は家族がヨンカースにいた MARY J. BLIGE の紹介によって

P.DIDDY にフックアップされたとか。

MA$E のデビュー・アルバムなどで THE LOX 共々、

RUFF RYDERS の面々が参加していて、

DMX のソロ・デビューへの期待が高まりつつあった当時です。

 

そして‘98年、

満を持して DEF JAM からデビュー。

「IT'S DARK AND HELL IS HOT」 (1998)

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前評判にたがわぬブレイクを果たし、

一気にスターダムへとのし上がります。

そのシリアスで荒々しいスタイルは

2PAC の後継者と称され、

ストリートから絶大な支持を得ていました。

デビュー当初のスタート・ダッシュでは

他の “新人MC四天王” を圧倒しています。

その後、驚くべきことに、

デビュー作をドロップしてまだ間もない

‘98年同年暮れに早くも2作目をドロップ。

「FRESH OF MY FRESH , BLOOD OF MY BLOOD」 (1998)

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ホントに勢いが止まらないカンジで、

その頃の彼は無敵でしたね。

ライブ映像でその模様を見れますので、ぜひ見てください。

「DEF JAM : SURVIVAL OF THE ILLEST :

LIVE FROM 125 N.Y.C.」 

170256  

 

 

 

 

 

 

DMX 他、ONYXDEF SQUAD + METHOD MAN など、

かなり熱いライブ・ビデオです。

(DVDでは出てなさそう)

 

その後の彼の活躍は皆さんもご存知でしょう。

「...AND THEN THERE WAS X」 (1999)

「THE GREAT DEPRESSION」 (2001)

「GRAND CHAMP」 (2003)

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ただ、セールス面でのピークは3RD作で、

その後は下降線をたどっています。

(ちなみに、1ST:約400万枚、2ND:約300万枚、3RD:約600万枚、

4TH:約200万枚、5TH:約100万枚の売り上げ。

ちょうどアメリカ国内の景気が

バブル状態の波に乗っていた頃とシンクロしています。)

  

音楽のみならず、

俳優としての活動も幅広く、

NAS とのダブル主演による

鬼才 HYPE WILLIAMS 監督による映画

「BELLY」 にて.銀幕デビューも 果たし、

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その後はハリウッドに進出。

JET LIAALIYAH (R.I.P.) と競演した 

「ROMEO MUST DIE」 を皮切りに、

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STEVEN SEAGAL と競演する

「EXIT WOUNDS (邦題:DENGEKI 電撃)」

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再び JET LI と競演を果たした

「CRADLE 2 THE GRAVE (邦題:ブラック・ダイヤモンド)」

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そして完全主演の 「NEVER DIE ALONE」

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などで、キャリアを積み、

圧倒的な存在感をスクリーン上に宿している。

ハッキリ言って演技上手い!

 

業界に嫌気がさし、

引退宣言をしてしばらくシーンから遠ざかっていたが、

最近復活して音楽活動を再開しています。

新しく SONY と契約を交わしたそうで、

今年発表予定の新作が非常に待ちどおしいです。

 

2006年2月11日 (土)

'98 新人MC四天王

もうしばらく、新譜調達の予定がないので、

ネタ繋ぎとして、ちょっと昔のシーンのお話を。

 

毎年毎年、新人ラッパーがドンドンと

底から突き上げてくるようにシーンに現れる。

でも、この年の新人は注目度から言っても

実力から言っても、

他の年にない賑わい方だった。

それが1998年である。

 

‘97年から‘98年あたりにかけて騒がれ始めた

いわゆる “ニュー・ジェネレーション” と呼ばれる

有力な新人MCのデビューが相次いでいた。

BAD BOY の全盛を支えた MA$E THE LOX をはじめ、

CAPONE-N-NOREAGALORD TARIQ & PETER GUNZ など。。。

中でもすごかったのが‘98年にデビューした

“新人MC四天王” である。

前年末から噂されていたこの4人の新人MCのデビューに

ストリートは色めき立っていた。

それだけ彼ら4人には注目が集まっていたのだ。

その4人とは、、、

 

DMX

 

BIG PUNISHER

 

CAM'RON

 

CANIBUS 。。。

 

そう、今のシーンでもその名が通ったヤツラばかりだ。

彼らはデビュー以前から

それぞれストリートで絶大なプロップスを得ていて、

メジャー・レーベルは彼らとディールを交わすべく

契約争奪争いが激しかった。

。。。。。

というワケで、

これから4日に分けて、

それぞれの作品や逸話、

現在の状況について、

追って紹介していきたいと思います。

  

明日は DMX 編です。

お楽しみに!

2006年2月 9日 (木)

勉強法!

WADA さんのリクエストを機会に、

僕自身、かなり勉強になった WU-TANG 特集でしたが、

それもとりあえず一息吐きました。

日本語訳化されたここまでの WU のデータは

他になかったと思います。

そういう意味でもこのブログに多少の資料的な価値が

できたのではないかと自負しているのですが。。。

 

さて、勉強といえば、

HIP HOP(音楽)について

その歴史や過去のアーティスト、作品などを

色々知りたい、学びたい、と思っている若者が

けっこういるのではないかと思います。

そういった人達にとって

うってつけの本を今回は紹介したいと思います。

 

「RAP/HIP HOP」 (音楽之友社)

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HIP HOP創世記 (1970年代後半) から1995年くらいまで

大まかなHIP HOPの歴史の流れと、

各アーティストの作品と経歴を

簡易にさらった本になります。

僕は1990年あたりからこの音楽にのめりこみ始めたのですが、

それ以前の情報は後付として、

この本を活用して学んでいきました。

全256組のアーティスト紹介はコンパクトにまとめられつつ、

且つ貴重な参考資料にもなります。

昔の作品を買う際の手引きとしてずいぶん重宝しました。

外資系レコード店の音楽雑誌のコーナーにもあると思うので、

チェックしてみられてはいかがでしょうか。

 

2006年2月 7日 (火)

CLANの2軍、3軍、4軍 (4軍編)

さあ、今日こそ完結させるぞ!

この十日近く追っかけてきた WU-TANG CLAN 特集も

いよいよ大詰めです。

今日は世間にあまり知られていない 4軍 にスポットを当ててみます。

あらかじめ、僕の情報もあいまいなので、

軽く紹介程度に書いていきます。

 

4軍 は未だCDデビューしていません。

 

 

まずはプロデューサー部門

 

ARABIAN KNIGHT4軍 の中でも比較的に名が通っている

WU プロデューサー軍団の一人です。

1軍 から 3軍 まで幅広く楽曲提供して活躍しています。

 

BRONZE NAZARETH はまだ WU に加入して日が浅い

プロデューサーです。

先日紹介したモロッコ系オランダ人ラッパーの

CILVARINGZ の運営するレーベル

RINGZ & PARTNERS INC からネット・オンリーで

作品を出したらしいです。

 

JOHN THE BAPTISTGZA らの作品などに楽曲を提供しています。

また、自身で DEADLY VENOMS PRODUCTIONS という会社を

設立し、運営しています。

 

 

続いてグループ部門

 

A.I.G. (ALLAH IS GOD)ALLAH WISE

DARKIM BE ALLAH の二人から構成されています。

収録を終えた作品がお蔵入りしてしまい、

WU から離れ、インディーの道を再び模索中だとか。

 

AMERICAN CREAM TEAM は先日も書きましたが、

RAEKWON のプロジェクトです。

CHIP BANKSPOLITEKINGPIN BABY THAD TRIFLYN

NINOSUPERBRHYME RECCARAEKWON で構成されています。

彼らも作品がお蔵入りしているらしい。

 

ANCIENT COINSAMELD-MICAH SPANKY SPLASH

MARCELDEVIL DESTROYA HOLY SMOKE で構成されている。

WEBにて作品を発売。

 

THE BEGGAZBUDDAH HAVA FATHER LORD BOLO GAH

MAGIC SWORDOHH AHH SWORDSMAN PERSIAN KILLER

SAMO HEUNG SCORPIONDRAGON FLY

LONG FIST LONG AXE SHORT AXE で構成されている。

FATHER LORD はすでに死去。

 

BROOKLYN ZU (BKLYN ZU)O.D.B. のプロジェクトで、

構成員は 12 O'CLOCKCHEROKEE CHIEF SHORTY SHISTAIN

ZU KEEPERSILKSKI 、そして先日書いた BUDDAH MONK

ちなみに、12 O'CLOCKO.D.B. の実の兄弟らしい。

 

DEADLY VENOMSN-TYCE J-BOO CHAMP MC

FINESSELIN が構成するフィメールのラップ・グループ。

先ほど書いた JOHN THE BAPTIST のマネージメントする会社と

同名なのだが、 関係がイマイチわかりません。

作品を二枚製作したが、どちらもお蔵入りしてしまったようだ。

 

HARLEM 6 のメンバーは A.G.R. (ALMIGHTY GOD RULE)

BLACK JESUSBIG DEAL/RIGHTEOUS BORN

WILL POWERYUNG MAN で構成されている。

プロデューサーの BIG DEAL/RIGHTEOUS

MOBB DEEPHAVOCONYX

BLACK ROBICE-TGANG STARR GURU らに

楽曲を提供し、幅広く活動している。

 

HILLSIDE SCRAMBLERSU-GOD のプロジェクトです。

あっ、コレ、アルバム出してました。(じゃあ 3軍 やん!)

U-GOD の紹介時に書いた

「U-GOD PRESENTS THE HILLSIDE SCRAMBLERS」

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メンバーの構成が良くわからない。

とりあえず、KING JUST というラッパーが含まれています。

 

ICE WATER INCRAEKWON が企画する

AMERICAN CREAM TEAM とはまた別のプロジェクトで

POLITE はどちらにも在籍するが)、

RAEKWON を筆頭に、POLITECIGARSTUMIK

PC で構成されている。

RAEKWON の3RDなどでお目見えしています。

 

MACCAQBEEZKILLAH PRIEST の作ったグループらしい。

オリジナル・メンバーは DADDY ROSE SALAHUDIN だったが、

TIMBO KINGHELL RAZAH が入れ替わりで加入した。

そういえば、KILLAH PRIEST

THE 4 HRSMN というプロジェクトに参加してたなあ。

これは WU とは関係ないプロジェクトだったんだけど、

そのメンバーが RAS KASSCANIBUSKURUPT という

超豪華なラインナップ!

さすがに今はもう活動してないだろうけど。。。

 

RUTHLESS BASTARDSTHE BLAQUSMITHS をリーダーに

APOCALIPPSBENOIRON MIC SHA GOTTI

TRUCK で形成されたグループです。

グループ及びソロでのMIX TAPEなどを製作して

活動しているようです。

 

T.M.F.GHOSTFACE のプロジェクト

THEODORE UNIT の前身になります。

 

WEST COAST KILLA BEEZ はその名の通り、

西海岸で活動する BLACK KNIGHTS を主軸にし、

SNADMANG-TWINGANGSTA WIGGLES

P.C.BLACK TECHS らで構成されています

 

ZU NINJAZ O.D.B. のプロジェクトです。

同プロジェクト BROOKLYN ZU とどこがどう違うか、

ハッキリわかりかねます。  

  

 

続いてソロMC部門

  

CARLTON FISKMETHOD MAN に近しい人物らしく、

彼や STREETLIFE の作品でラップしている。

 

JAMIE SOMMERSRZA のレーベルと契約している

フィメール・ラッパー。

 

LA THE DARKMAN はよくよく考えると、

彼もソロ作品を出してたので、3軍 入りですね。

「HEIST OF THE CENTURY」 (1999)

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どうりで聞いた名前だと思った。

 

WARCLOUD は元々 BLACK KNIGHTS に所属するメンバーだった。

「NIGHTMARES THAT SURFACE FROM THE SHALLOW SLEEP」

「SMUGGLING BOOZE IN THE GRAVEYARD」

Warcloud02aWarcloud02b  

 

 

 

の二作品を2002年に出しているらしいが、

もうこうなってくるとサッパリわかんないです。

 

YOUNG JUSTICEGZA の息子で、

現在アルバム製作中だとか。

 

 

いよいよ最後のカテゴリー、4軍 シンガー部門

 

ALLAH REALAL GREEN スタイルのシンガーで、

GHOSTFACE MATHEMATICS の作品でお目見え。

 

BLUE RASPBERRYWU 1軍のソロ・ワークスの

ファースト・ラウンドに顔を出している。

 

SUGA BANG BANG はレゲエ・アーティストです。

映画 「GHOST DOG」 のサントラなどで顔見せしています。

 

TEKITHAWU シンガーの中でも一番有名です。

本隊の作品にも参加しているし、

各ソロ作品でもフックを流麗に、力強く歌い上げています。

 

 

 

・・・・・

と、コレでとりあえず終わりです。

今日はいつも以上に適当な紹介になってしまいました。

というより、

僕自身知らなかった情報があまりに多くて、

逆に勉強させてもらった気分です。

ちなみに、

1軍 から 4軍 まで入り乱れて出演している

WU-TANG KILLA BEES シリーズが二枚ほど出てます。

「THE SWARM」 (1998)

「THE STING」 (2002)

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けっこうオモシロいので参考にしてみてください。

 

 

2006年2月 6日 (月)

CLANの2軍、3軍、4軍 (3軍のソロMC編)

実は、今回書いている WU-TANG CLAN 特集は

最初の予定では、

三回分で収めてしまおうと考えていました。

一回目で映像、二回目で WU1軍

そして三回目で 2軍 から 4軍 までを網羅する予定だったのです。

ところが、、、

色々調べながら書いていると、

文章も薀蓄もタラタラと長くなるし、

それ以上に、知らなかった情報が出てくるわ、出てくるわ!!

そんなこんなで今回もまだ解決が見られないと

諦めを付けた上で書き進めます。

 

前回も書きましたが、

3軍4軍 を分け隔てる線は、

“CDを出してるかどうか” という所で引いています。

そのカテゴライズからいうと、 

ソロMCとしては、SHYHEIM STREETLIFE

REMEDYSHABAZZ THE DISCIPLE BUDDHA MONK

CILVARINGZPOPA WU 等が 3軍 になります。

では、例のごとく順を追って紹介しましょう。

 

SHYHEIM 3軍 ソロMCの中では

一番知られた存在かもしれません。

それは偏に、彼のキャリアが一番

WU 本隊に寄り添った形でプロモーションされてきたからです。

WU-TANG CLAN の弟分というよりは

甥っ子分というカンジで受け止められていたかもしれません。

なにせ、彼がデビューしたのは14歳の時だったのだから!

「SHYHEIM A.K.A. THE RUGGED CHILD」 (1994)

「THE LOST GENERATION」 (1996)

「MANCHILD」 (1999)

「THE GREATEST STORY NEVER TOLD」 (2004)

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3  

 

 

 

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個人的な嗜好で、僕は白人ラッパー、米国以外のラッパー、

フィメール・ラッパー、そして子供のラッパーは聴かないので、

彼の作品は一枚も持っていません。

 

STREETLIFEMETHOD MAN に近しい人物として

記憶されている方も多いと思います。

ソロ・デビューに関してももちろん

METH の完全バック・アップを受けた形でリリースされています。

「STREET EDUCATION」 (2005)

Clp1497cd  

 

 

 

探しているところですが、未だ手にしていない作品です。

 

REMEDY はMC業とプロデュース業を兼任する

WU-TANG 初の白人 (しかもユダヤ系) ラッパーです。

「THE GENUINE ARTICLE」 (2001)

「CODE : RED」 (2003)

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彼に関してはまったく認知してなかったのですが、

調べてみるとオモシロい。

なんと2ND作と同名のレーベル

CODE : RED ENTERTAINMENT を立ち上げていて、

そこから CAPPADONNA のソロの3RD作が

ドロップされていたりする。

WU はホント奥が深い・・・

深すぎて見えてこねえ!

 

SHABAZZ THE DISCIPLE は元々

SUNZ OF MAN のオリジナル・メンバーだったそうです。

グループの1ST作をドロップする前に脱退し、

GZA のマネージメントとサインして

ソロ活動を始めたとか。

「THE BOOK OF SHABAZZ : HIDDEN SCROLLZ」 (2003)

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彼は RZA も在籍した伝説のグループ

GRAVEDIGGAZ のデビュー・シングル

「DIARY OF A MADMAN」 のヴァースをキックしていることでも有名。

SUNZ OF MAN 脱退者同士

KILLAH PRIEST と活動を共にしていたりもする。

 

BUDDHA MONKO.D.B. のプロジェクトである

BROOKLYN ZU の一員として活動している。

でも、グループでの作品は未だ発表がないのに、

とりあえず、ソロで出してしまったようです。

「THE PROPHECY」 (1998)

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プロデュースも兼業しています。

これも持ってません。

 

CILVARINGZ はモロッコ系オランダ人のラッパーです。

彼のデビューに至るまでのエピソードが面白い。

WU-TANG のライブ・ツアーのオランダ公演にて

フリースタイルを RZA に披露し、気に入られたらしい。

ライブ後のバック・ステージに招待されたが

その時は結局会えなかったそうです。

その後、N.Y. へ飛び、作ったデモを渡そうと、

RZA のオフィスの前で数時間待ち続けたとか。

運良く RZA の姉妹の助けを受けることができ、

渡ったデモを聴いた RZA からディールをもらったという。。。

大した根性ですね。

「THE MENTAL CHAMBERS」 (2001)

Mentalchambers01

 

 

 

 

さすがにここまでくるとサッパリわからないです。

 

POPA WU に関してがよくわからない。

FIVE PERCENTERS で、

RZA と近しい人物だという情報はあるのですが、

あとはよくわかっていません。

「VISIONS OF THE TENTH CHAMBER」 (2000)

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ライナー読んでもイマイチ掴めないし、

ゲストだらけで作られた作品で

彼の影さえも掴めないでいる始末です。

 

 

・・・・・

ようやくゴールが見えるところまで来ました。

明日の 4軍 特集でとりあえず

このシリーズを締めたいと思います。

 

2006年2月 5日 (日)

CLANの2軍、3軍、4軍 (3軍のグループ編)

とりあえず、

今回特集した WU-TANG CLAN について

一応の完結を付けるべく、

WU の深淵ともいうべき

その構成員のマイナー・クラスである

3軍4軍 について書こうと思います。

ちなみに、このカテゴライズ化は

一般に流通しているモノではなくて、

僕がコレクションや知識として整理しやすいよう、

関係を簡略化しているだけのオリジナルのモノです。

(だから他の所では通用しない?!)

皆の参考になればいいのだけれど。。。

 

3軍4軍 を分け隔てる線は、

“CDを出してるかどうか” という所で引いています。

では、まず 3軍 の紹介を。

グループでは、SUNZ OF MAN KILLARMY

BLACK KNIGHTSG.P. WUTHE ROYAL FAM

WU-SYNDICATETHEODORE UNIT

NORTHSTARBBLACK MARKET MILITIA になります。

ソロMCとしては、SHYHEIM STREETLIFE

REMEDYSHABAZZ THE DISCIPLE 

CILVARINGZPOPA WU 等になります。

では、順を追って紹介しましょう。

 

SUNZ OF MAN WU-TANG 3軍 としては

作品も多くドロップしていて

一番知られたグループかもしれません。

構成員は PRODIGAL SUNN HELL RAZAH

60 SECOND ASSASSINKILLAH PRIEST になります。

「THE LAST SHALL BE FIRST」 (1998)

「THE FIRST TESTAMENT」 (1999)

「SAVOIRZ DAY」 (2003)

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彼らのグループ作品に関しては

実は僕は一枚も持っていません。  

1STアルバムが欲しくて、当時探し回ったのですが

結局手に入れることが出来ず、

そうこうするうちに熱が冷めてしまったのです。

2ND作は、1STより以前に収録されていたらしいです。

そして3RD作を製作する前に、

グループの要的存在だった PRIEST が脱退してしまいました。

最近、2ND作が同じジャケットのまま、

タイトルを 「ELEMENTS」 に変えて、

再発盤として販売されています。

ちなみに、グループ内から 

KILLAH PRIEST がソロでアルバムをなんと四枚も出しています。 

「HEAVY MENTAL」 (1998)

「VIEW FROM MASADA」 (2000)

「PRIESTHOOD」 (2001)

「BLACK AUGUST」 (2003)

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僕は1ST しか持っていませんが、

コレはなかなかよかったです。

 

KILLARMY もファンの間ではけっこう知られたグループで、

その構成員は  9TH PRINCEISLORD

DOM PACHINOKILLA SIN OHIO

プロデューサーの 4TH DISCIPLE からなります。

「SILENT WEAPON FOR QUIET WAR」 (1997)

「DIRTY WEAPONRY」 (1998)

「FEAR ,LOVE & WAR」 (2001)

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1STと2NDは持っています。

どちらも古き良き WU マナーにのっとって製作されており、

けっこうツボにハマります。

ちなみに、9TH PRINCERZA の実弟。

 

BLACK KNIGHTS

WU のカリフォルニア支部出身のグループです。

構成員は CRISISDOC DOOM MONK

HOLOCAUST からなります。

「EVERY NIGHT IS A BLACK KNIGHT」 (2004)

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残念ながらこの作品も持っていません。

1軍 から 4軍 まで寄せ集めたコンピ的な作品

KILLA BEES シリーズに出ています。

 

G.P. WU の構成員は

DOWN LOW RECKARUBBABANDZJUNE LUVA

POP DA BROWN HORNET からなります。

「DON’T GO AGAINST THE GRAIN」 (1998)

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当時、WU 関連かどうかわからないまま手に取り、

聴いていましたが、

WU の世界とはまた違った中毒性があって、

けっこう好きでした。

ちなみに、POP DA BROWN HORNET

GHOSTFACE の従兄弟だそうで、

ソロ・デビューもしています。

「UNDERGROUND EMPEROR」 (2000)

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コレは持ってません。

 

THE ROYAL FAM はフレキシブルなグループらしく、

TIMBO KINGDARK DENIM MIKEY JARRETT JR.

三人を中心に

Y-KIMTHE ILL FIGURESTONEFACEDREDDY KRUGER

Q-BASEROC & JAHRULE らが出入りしているらしい。

「BLACK CASTLE」 (2005)

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これも持ってません。

それ以上に彼らの情報があいまいで、

あまりよくわかっていませんが。

 

WU-SYNDICATE はヴァージニア出身の

JOE MAFIAMEVER LANSKY NAPOLEAN の三人組で、

元々 CRIME SYNDICATE と名乗っていたそうです。

WU-TANG RECORDS と契約しデビューしましたが、

その後、イザコザがあり、

再度グループ名を THE SYNDICATE に変えています。

「WU-SYNDICATE」 (1999)

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これも持ってません。 

  

THEODORE UNIT は先日も書いたように、、

GHOSTFACE の立ち上げたプロジェクトです。

グループは彼をはじめ、2軍 CAPPADONNA

DU-LIZSHAWN WIGGSSOLOMON CHILDS

そして TRIFE DA GOD から構成されています。

「718」 (2004)

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また、メンバーの TRIFE

GHOSTFACE との共作という形で作品を出しています。

「PUT IT ON THE LINE」 (2005)

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NORTHSTARCHRIST BEARER

MEKO THE PHAROAH の二人からなるラップ・デュオです。

BLACK KNIGHTS と同じく WU のカリフォルニア支部出身で、

位置づけも似たようなカンジかな。

「BOBBY DIGITAL PRESENTS NORTHSTAR」 (2003)

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表題にもあるように、

RZA の実験的な試みがなされている作品です。

WU 関連では珍しくジャケが鮮やかで明るいのは

カリフォルニア色のイメージがあるからだろうか?

 

BLACK MARKET MILITIA

少し毛色の変わったグループで、

SUNZ OF MANKILLAH PRIEST HELL RAZAH

それに THE ROYAL FAMTIMBO KING と、

WU 外部から TRGEDY KHADAFI WILLIAM COOPER が参加した

異色のユニットである。

「BLACK MARKET MILITIA」 (2005)

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アルバムをドロップする以前からの活動も活発で、

MIX TAPEもすでに2本出ている。

 

 

 

・・・・・

ああ・・・ぜんぜん追いつけない。

今日中に終わらせるつもりだったのに・・・

メンバー多過ぎて、書ききれません。

とりあえず、明日 3軍 のソロ書いて、

明後日、4軍 書いて締めたいと思います。

 

急いで書き上げたので、

誤字脱字、あと、情報の誤りがあった場合はゴメンなさい。

 

2006年2月 3日 (金)

CLANの2軍、3軍、4軍 (2軍編)

この一週間にわたって取り組んだ

WU-TANG CLAN に関する特集も、

今回はもう少しコアな部分に突っ込んでいこうと思います。

というワケで、今日は

WU-TANG CLAN に属するとされる

本隊以外のメンバーの内の

2軍 と目されるメンバーについて検証していきましょう。

 

“CLAN” の言葉を直訳すると

“一族、一門、一派” という意味になるのですが、

WU-TANG CLAN は正に大人数の構成員を抱える

一大派閥になります。

その全容は未だ把握されていない (らしい) のですが、

とりあえず、わかるところで

僕なりの見解を加えた分類方法により

区分して紹介していこうと思います。

ちなみに、1軍

WU-TANG のソロ活動 (前・中・後編)で書いた

9人がそのメンバーになります。

 

2軍 の基準としては

WU-TANG CLAN のアルバムに参加し、

密接に関わっているメンバーに限られます。

MCでは CAPPADONNA

プロデューサーでは MATHEMATICS

4TH DISCIPLETRUE MASTER らが

このカテゴリーに属します。

 

CAPPADONNAWU-TANG の2NDアルバムから登場し、

続く3RD作では、O.D.B. 不在の穴を埋める為、

1軍 登録を承認されました。

しかし、4THでまた格下げされてしまいます。

自身のソロ名義での作品はこれまで三枚ドロップしていて、

なかなか活動的な一面を覗かせています。

「THE PILLAGE」 (1998)

「THE YIN & THE YANG」 (2001)

「THE STRUGGLE」 (2003)

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彼に対する WU 本隊、並びに RZA の処遇は

けっこうヒドいモノだったと聞いています。

ディールがきちっと結ばれてなかったこともあってか、

CAPPADONNA はほとんど金をもらえなかったらしいです。

ですので、家族を養うために、

昼はタクシー・ドライバーをやりながら、

夜にレコーディングなどをして二重に働いていたとか。

彼の3RD作の表題 「THE STRUGGLE」 が物語っていますね。

こういうエピソードを聞くと妙に親近感が沸いて、

応援したくなります。

その他にも、RAEKWONGHOSTFACE の作品に

頻繁に顔を出していて、

GHOSTFACE のプロジェクト THEODRE UNIT には

正規メンバーとして参加しています。

 

MATHEMATICS

WU お抱えのプロデューサーとしとはもちろん、

WU のライブなどでのDJとしても有名です。

昨年ドロップされた作品もなかなかよかった。

「LOVE ,HELL OR RIGHT」 (2003)

「THE PROBLEM」 (2005)

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GZA に非常に近しい人物で、

プロデューサー、DJだけでなく、

グラフィティー・ライターとしても

その才能を大いに発揮しています。

GZA「LIQUID SWORDS」 のアート・デザインは彼の仕事です)

RZA の創造した、いわゆる “WU-TANG サウンド”

忠実に継承しつつ、新たな方向性を示す

彼のその歪んだ世界観がまたイイ。

現在も WU のソロ・プロジェクトなどで大活躍しています。

ちなみに僕は、

彼のソロは2NDしか持っていません。

 

4TH DISCIPLE は、特に WU-TANG の2NDで

大々的に取り上げられたプロデューサーです。

ソロ名義での作品はありませんが、

KILLARMY というグループに属していて、

そのグループで三枚アルバムをドロップしています。

KILLARMY についての詳細は後日書きます)

4TH DISCIPLE といえば、

GZAKILLAH PRIEST「B.I.B.L.E.」 という曲を

製作したことでも有名です。

多分、アノ曲で RZADISCIPLE の実力を認め、

WU の2NDアルバム製作に参加させることを

決めたのではないでしょうか?

 

TRUE MASTER の経歴は

他の WU 構成員とは違って、少し異彩を放っています。

なんと、GANG STARRGURU

プロジェクトに参加していたという異色の過去を持っていて、

GANG STARR FOUNDATION に属する

AFU-RA のソロ・アルバムなどにも楽曲提供するなど、

仕事に幅の広さを感じさせます。

自身のソロの作品の発表はありませんが、

ミニマルで不穏な雰囲気を醸し出す RZA 譲りの彼の楽曲は

多くの WU ソロ・プロジェクト作品の中で

耳にすることが出来ます。 

 

ということで、

次回は 3軍4軍について検証したいと思います。

2006年2月 1日 (水)

WU-TANG のソロ活動 -後編-

引き続き、WU-TANG CLAN の本体メンバーの

ソロ活動についてそれぞれ紹介していきたいと思います。

最終となる後編の今回は、

RAEKWONGHOSTFACEMASTA KILLA

それぞれのソロ作品を紹介します。

 

まずは、切れ味鋭いフロウが超カッコイイ、

RAEKWON のソロ作品を紹介します。

「ONLY BUILT 4 CUBAN LINX」 (1995)

「IMMOBILARITY」 (1999)

「THE LEX DIAMOND STORY」 (2003)

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自身が傾倒する映画 「SCARFACE」 へのオマージュを

タップリと投影する彼の世界観は

その鋭角的な声質と切り裂くようなフロウに

正にピッタリだ。

WU と二枚看板でレーベル LOUD の隆盛を支えた

MOBB DEEP との交流も

RAEKWON の持ち味にハマってて

ほんと、シビレるくらいカッコよかったなあ。

そんな LOUD が消滅の憂き目に会い、

WU-TANG CLAN としても、

ソロとしての彼や INS の契約も打ち切られてしまい、

彼らの存在がシーンの片隅に追いやられてしまったのは

残念でならない。

ちなみに、1ST、2NDは LOUD から、

3RD は UNIVERSAL からドロップされているが、

2ND以降、RZA はおろか、

WU お抱えのプロデューサーが一人も参加してない。

噂では、もうすぐドロップされる 4THで再び、

RZA 製作曲上を RAEKWON のラップが駆け巡るらしい。

楽しみ! 

ちなみに、RAEKWON AMERICAN CREAM TEAM という

プロジェクトを率いていますが、

今のところ作品は出てないみたいです。 

 

続いては GHOSTFACE KILLA の作品の紹介。

「IRONMAN」 (1996)

「SUPREME CLIENTELE」 (2000)

「BULLETPROOF WALLETS」 (2001)

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GHOSTFACE に対する

メジャー・アーティスト達からの信頼は厚い。

それはひとえに彼の創り出す世界が

唯一無二のオリジナルで、

しかも際立った存在感を放っているからである。

EPIC からドロップされた1STの出来は

特にズバ抜けているが、

2ND、3RDもそれぞれ高水準で、

より強固なプロップスを築き上げていく布石となった。

その布石があった上での

DEF JAM への移籍だったのだが、

彼の描き出す “泣きの美学” 的なスタイルが

911 以降の世相と上手くシンクロしたことも

より多くのプロップス獲得に繋がったのかもしれない。

「THE PRETTY TONEY ALBUM」 (2004)

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この作品は DEF JAM 移籍後に発表されたモノで、

一人の男の心情を更に赤裸々に描き出している。

この他にプロジェクトものとして、

THEODORE UNIT なるグループを設立して

「718」 (2004)

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なる作品をドロップしている。

また、同グループのメンバーの一人

TRIFE DA GOD と共作という形で

「PUT IT ON THE LINE」 (2005)

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という作品を昨年末に発表しているが、

これはまだ手にしていないので

現在探しているところです。

 

WU-TANG 9番目のメンバーとして

最後に紹介するのが MASTA KILLA です。

「NO SAID DATE」 (2004)

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遅れてきた男とは正に彼のことで、

WU デビューから10年という月日を経て

ようやくソロ・デビューなんだから、

呑気というか何というか。。。

地味、地味と言われ続けてきた彼だが、

その太い声質でモッチャリと尾を引くような

独特のラップはけっこう気になってたりしました。

オマケのDVDではステージ上で雄々しくスピットする

MASTA KILLA の勇姿が見られます。

さて、彼の次作が出るのは

また10年後なのかな?

 

 

と、まあこんなカンジで、

WU-TANG CLAN

いわゆる1軍メンバーのソロ作品、活動を

追って紹介してきました。

次回は、WU-TANG CLAN に所属する

2軍、3軍、4軍の作品について紹介したいと思います。

 

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