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2006年1月23日 (月)

3 KINGS 説 -リリシスト篇-

“3 KINGS” 説 について

まずは “リリシスト” 系 の特集です。

 

“リリシスト” という括りで言えば

それこそ数多くのラッパーを思い起こすでしょうが、

中でも、王道的リリシストで、

しかもシーンを背負って立った者というと

数は絞られてきます。

 

リリシスト系の初代KINGは

KOOL MO DEE だそうです。

(そう、この説を打ち立てた当人です。)

562747862  

 

 

 

彼の捉え方について言うと、僕的には、

リリシストとしてより

バトルMCのパイオニア的存在として

記憶している。

リアルタイムで聴いていたワケでもない僕は

当然、後付の知識です。

70年代後半から

TREACHEROUS THREE の一員として活躍し、

当時、BUSY BEE とのバトルや、

L.L.COOL J との激しい応酬は有名です。

 

二代目のリリシストは

RAKIM です。

1225082558  

 

 

 

何と言っても RAKIM はスゴイ!

彼の伝説は言わずもがな。

今のシーンを牽引する多くのラッパー達が

彼に憧れ、彼のスタイルを模倣、

踏襲しようとしたことからもわかるように、

そのカリスマ性の影響力を十二分に物語っています。

知性的な面立ちといい、

選び抜かれた言葉、メタファーの数々といい、

メッセージの普遍性といい、

当時革新的だったフロウ・テクニックといい、

まさに王道的スタイルを築き上げた天才詩人です。

DREAFTERMATH から出るかと思いきや、

即脱退しちゃって、、、

早く復帰して、そのカリスマの健在なところを

見せ付けてもらいたいものです。 

 

第三代目のリリシストを継承するのが

NAS です。

Nas

 

 

 

 

RAKIM が築き上げた “N.Y.KINGスタイル”

正統王位継承者として

NAS はデビューする前から騒がれていました。

MAIN SOURCE「LIVE AT THE BARBEQUE」

世に出る第一声からして

研ぎ澄まされたナイフのようにビートを切り裂き、

そこにはタブーを打ち破る衝撃的な言葉を

次々と並べています。

今、そのライムを読んでみても

その衝撃は色褪せていません。

デビュー作 「ILLMATIC」 の評価は

今現在以ってしても、

“HIP HOP CLASSIC” の代名詞でもあります。

中でも、「N.Y. STATE OF MIND」 のヴァース中の

“Beyond the walls of intelligence, life is defined
I think of crime when I'm in a New York state of mind

(知識の壁を越えたところで、人生は定義される

犯罪も犯したくなるさ、N.Y.気分の時には)”

というラインは僕の大のお気に入りです。

 

さて、

8年周期という説は無視して、

現在のシーンにおいて

NAS から継ぐリリシスト系 “3 KINGS” の一人は

一体誰に相当するだろうか?

 

RAKIMNAS と受け継がれた

“N.Y.KINGスタイル” の次代の正統王位継承者として

当時注目を集めていたのが

CANIBUS でした。

Canibus_17  

 

 

 

しかし、デビュー当初こそ

L.L.COOL J とのバトルなどで話題に上った彼ですが、

バックアップについていた

THE FUGEESWYCLEF と反目することになり、

表舞台での大きなプロップスを獲得するには至らなかった。

王位正統後継者の名にふさわしいスキルを持ちながら、

運を手にできなかったのがすごく残念です。

現在、米軍に入隊したりとかしてたみたいですが、

インディーズからコツコツと作品を出してます。

 

で、リリシストという括りだけで見た場合、

僕が現在の “3 KINGS” の一人に推したいのが

EMINEM になります。

0502_eminem_b  

 

 

 

N.Y.という地域的な括りでは

現在のシーンは語れないだろうということで、

全米はおろか、世界中にその名を轟かせた彼は

その地位に相応しいでしょう。

特に1STアルバムには

NAS 「ILLMATIC」 を意識して書かれたかのような

素晴らしいライムの数々が並んでいます。

彼はバトルMCとしても有名ですが、

オルター・エゴ “SLIM SHADY” を巧みに利用した

ホワイト・トラッシュの生々しい言葉の奔流が

リリシストとしての本質をモロに突いている。

最近でこそ彼のフロウは聴き取り易さに重点を置いているが、

デビュー当初に見せた超絶的なスキルも見逃せないだろう。

現在、引退を囁かれていますが、

どうせならまた最初のキレまくったスタイルに立ち戻って

もう一枚くらい作品をドロップしてもらいたいです。

 

さて、皆さんが考える

リリシストの系統を受け継ぐ

現在のシーン “3 KINGS” の一人には

誰が相応しいでしょうかね?

皆さんのご意見も聞いてみたいです。

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コメント

Nasの「Doo Rags」の
we crabs in a barrel, they torture us(俺達はバケツの中のたくさんの蟹、やつらは俺達をひどい目にあわせる)というフレーズがなぜかぐっとくる。
乱雑に扱われる様子をうまくあらわしてる。

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